株式投資の世界にはさまざまな専門用語が存在。よく耳にする定番の株用語だけでも知っておくと、理解度がアップするはず。覚えておきたい15ワードをリストアップしました。
【銘柄】
市場で取引される有価証券の名称。株式の場合、発行体である企業名のこと。株式投資を行う株式会社を選ぶことを「銘柄を選ぶ」と言う。
【約定(やくじょう)】
株式取引などの売買が成立すること。注文しても、それに応える投資家がいないと、取引は成立しないもの。買いたい人と売りたい人の条件が合致して、取引が成立した状態を「約定」と言う。
【買い注文・売り注文】
「買い注文」は証券会社から、株を買うことを注文すること。「売り注文」は株を売ることを注文することを言う。
【始値(はじめね)・終値(おわりね)】
「始値」はある期間で最初に付いた価格のことで、「寄り付き」と呼ばれることも。「終値」はある期間で最後に付いた価格のこと。長期保有株の株価は、この「始値」と「終値」の差が重要に。
【損切り】
株価が値下がりし、買った株価より安く売り、損失を確定すること。「ロスカット」「ストップロス」とも言う。購入した株式の価格が下落し、その後の回復が見込めないと判断できる場合は、「損切り」が有効なことが多い。
【高値・安値】
「高値」とは、ある期間のなかで一番高い値段。「安値」とは、一番安い値段のこと。
【前場(ぜんば)・後場(ごば)】
証券取引所の取引時間帯のこと。前場は午前9時から11時半、後場は午後12時半から15時(東京証券取引所の場合。後場は取引所によって異なる場合もあり)。
【指値(さしね)】
売買値段を指定する注文方法。買い注文は指値以下の株価、売り注文は指値以上の株価にならないと、注文は成立不可。
【成行(なりゆき)】
売買値段を指定せず、「いくらでもいいから買いたい(売りたい)」という注文方法。早く売買したい、時間優先の人向け。
【利益確定売り】
保有する株式を売って、利益を確定させること。「利確」と略したり、「利食い」と呼ばれることも。含み益が大幅に増加したときのみが「利益確定売り」の決断をするタイミングではなく、市場と自分の資産の状況を総合的に考え、客観的に全体のバランスを見る感覚で決断する必要が。
【含み益・含み損】
「含み益」は保有する株式が買ったときよりも値上がりし、もし売却すれば利益が出る状態。「含み損」は逆に買ったときよりも時価が値下がりし、もし売却すれば損失が確定する状態。
【証券(銘柄)コード】
上場企業に割り振られている4桁の番号。原則として、業種別に与えられる番号が決まっている。
【日経平均株価】
日本経済新聞社が、東京証券取引所一部に上場する約2千銘柄のなかから、売買の活発さや安定度の高い225銘柄を選定し、その株価をもとに算出する指数。