現代の恋愛・婚活に欠かせないSNSの“あるある”なお悩みを、恋愛コラムニスト 神崎メリさんにぶつける短期集中連載。第3回目のテーマはLINEです。
Q. 年末年始に「来年こそプロポーズをしよう」って彼に思わせるLINEを送りたいです! なにかいい案ありませんか?
A. LINEでプロポーズ誘導なんぞ不可! 引くことで男心を動かすべし!
「今年はヨシオ君とお付き合いできて本当に幸せでした♡ 来年は2人の関係がもっと親密になれるといいなぁ…♡」。そこの貴女!「来年もよろしくLINE」をこんな風に愛情たっぷりで送りつけて、「なんていい子なんだ! 来年こそはプロポーズしなくては!」と彼を覚醒させちゃおうなんて目論んでいやしない? いいですか? この手の攻めLINEで男心が動かされることはほとんどないの。彼からプロポーズされたいのであれば、連絡をガッツリと引いて(減らして)「おっと! 俺から離れていきそう! これは食い止めなくては!」と狩猟本能に火を付けちゃうのが一番なのよ。
コロナ禍が落ち着き、久々に帰省して彼と年末年始に会えない方も多いことでしょう。寂しさから彼と常にLINEで繋がっていたくてもここはグッと堪えて、「実家でバタバタしていてスマホを触るヒマのない私」と脳内設定するのよ。そして実際にLINEの返信やSNSの更新をグッと減らしてみて欲しいの。「あれ? メリ子、返信遅いな…ストーリーも更新してないし…」。分かりますか? 年末年始こそ貴女に恋焦がれさせる絶好のチャンスだということが(キュ〜ン)。貴女からいつもよりLINEがこないことを、彼ははじめ気にも留めないことでしょう(羽伸ばしタイム)。でもしばらくすると「あれ?」っと急に不安になって寂しくなる。そこではじめて「俺もそろそろちゃんと結婚考えなきゃな!」と2人の将来について向き合うというわけ。「連絡ない→寂しい→彼女は必要な存在→『俺と結婚してくださ〜い』」この流れを作ってしまいましょうね(にっこり)。攻めLINEは余計な安心感を与え、男は現状維持をする。彼女が引くことで、男は不安になって現状打破に動く! この、どシンプルな男心を頭に入れて、年末年始多忙(風)にお過ごしくださいませ♡
神崎メリ(かんざきめり)
恋愛コラムニスト。1980年生まれ。ドイツ人の父と日本人の母の間に生まれる。自身の離婚、再婚、出産という経験をもとに「男心に寄り添いながらも、媚びずに女性として凛と生きる力」を「メス力(りょく)」と名付け、SNSやブログにて発信していたところ、瞬く間に人気が広がり、現在ブログは月間200万PV。著書に『大好きな彼のハートを撃ち抜く! 恋愛&婚活SNS大作戦』(幻冬舎)、新刊『なぜかいつも「ど本命」に愛される女性の4つの習慣』(永岡書店)などがある。