グローバル化が進む今、スキルアップのために英語を習得したいと考えている人も多いはず。個々の学習目的に合わせて最適なカリキュラムを提供するミライズ英会話が、使いたくなる言葉や雑学、基礎的な英語の知識をお伝えします。
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Ketchup(ケチャップ)は中国語由来の英語だということをご存じでしょうか。広東語の「茄汁」(ke-jap)からきているそうです。日本語もいろいろな外来語がありますが、英語も同様、各地から来た言葉が英語になった例がたくさんあるのです。
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フランス語由来の言葉
café(カフェ)やcroissant(クロワッサン)だけではなく、以下のような、フランス語由来の英語はたくさんあります。
antique(アンティーク)
ballet(バレエ)
debut(デビュー)
chauffeur(ショーファー:運転手)
lingerie(ランジェリー:下着)
※英語での発音をカタカナで書くと「ランジェレー」のが近いです。
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イタリア語由来の英語
イタリアで生まれたpiano(ピアノ)やviolin(バイオリン)、oboe(オーボエ)などの楽器や音楽の言葉はもちろん、以下の言葉は、イタリア語由来の言葉です。
artichoke(アーティチョーク)
balcony(バルコニー)
diva(ディーバ:歌姫)
cartoon(カートゥーン:漫画)
novel(ノベル:物語)
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日本語由来の英語
日本発祥の新しい文化animeが英語になったように、日本にしかないものがそのまま英語で使われている言葉もたくさんあります。
sushi(寿司)
kabuki(歌舞伎)
ramen(ラーメン)
karaoke(カラオケ)
otaku(おたく)
そして、トヨタが紹介した「kaizen(改善)」という言葉も、今や世界で通じる言葉です。
さらに改善だけではなく、「もったいない」も「mottainai」で、英語としても通じます。
この言葉を世界に広めるきっかけを作ったのは、2004年にはノーベル平和賞を受賞した、ケニアのワンガリ・マータイさん。マータイさんは、ノーベル賞を受賞した翌年に初めて日本を訪れ、「もったいない」の精神に感銘を受け、「もったいない」の概念を広める「MOTTAINAI キャンペーン」を始動しました。それにより、世界にこの言葉は広がりました。
日本からケニアにそして世界に。1つの言葉がユニバーサルなものになった、良い例だと思います。
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もったいないは、英語で「That's a waste.」と表現することももちろんできますが「mottainai」という言葉で伝わったほうが、より意味が込められるように思います。
オンラインでもつながることができる時代ではありますが、人が実際に旅をし、言葉と文化に触れることによって、新しい言葉が生まれる、という経験は、なくなってほしくはないものです。
人も言葉も自由に旅ができる日が早く来ますように。
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