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LIVING趣味

2022.07.27

今、青森がホットです!【水曜夜はアートの話を】

美術を面白おかしく、わかりやすく解説する“アートテラー”として活躍するとに~さんによる連載。今回は、とに〜さんが今もっとも注目しているアートな都道府県について。

弘前れんが倉庫美術館

弘前れんが倉庫美術館に隣接するシードル工房

こんばんは。アートテラーのとに~です。
来る2022年8月6日、現在、神戸市立博物館で絶賛開催中の『スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち』をより楽しむための特番がNHKで生放送されます。その番組の企画段階から携わらせていただきました。当日の生出演はもちろんのこと、体を張った検証ロケ企画にも挑みました。サブタイトルは、「アートの世界よければどうぞ」。日本一敷居の低い美術番組です。ちなみに、放送は23時30分から! ほぼ深夜番組です(笑)。ご興味のある方、よければどうぞ(生放送は兵庫県内向けですが、NHKプラスで見逃し配信予定とのこと)。

さてさて、皆さまはアートな都道府県というと、どこを思い浮かべますか? 大型展覧会が集中する東京や、横浜や箱根など個性的な美術館の多い神奈川県、金沢21世紀美術館のある石川県を思い浮かべた方が多いのではないでしょうか。
個人的に今もっとも注目しているアートな都道府県は、青森県です。昨年11月にリニューアルオープンした八戸市美術館や、今年7月より寄託されたばかりの草間彌生さんの作品を51点公開している青森県立美術館など、話題の施設が多数存在しています。例年よりも暑さが心配な今年の夏。避暑もかねて、青森にアートな旅に出かけるのはいかがでしょうか?

アートがある街

十和田市現代美術館外観
青森県十和田市が推進するアートによるまちづくりプロジェクト、Arts Towada。その拠点施設として2008年に開館したのが、十和田市現代美術館です。

建物を設計したのは、世界的に活躍する建築家・西沢立衛さん。西沢さんはこれまで豊島美術館や軽井沢千住博美術館など、ユニークな美術館建築を次々に発表してきました。もちろん十和田市現代美術館の建築も、かなりユニークです。

一般的な美術館では、常設展示室にさまざまな作家の作品を入れ替えながら展示します。しかし、こちらの美術館では、各展示室に1人のアーティストの作品が設置されており、それぞれが「アートのための家」として独立、敷地内に分散して配置されているのです。まるで美術館自体が一つの街のような印象を受けます。

十和田市現代美術館

目[mé]《space》

2008年から住んでいる(?)古参のアート作品も数多くありますが、最近住人になった(?)ばかりのアート作品も。それらのなかには、2017年に森美術館で大々的な個展が開催され、大きな話題となったレアンドロ・エルリッヒの作品もあります。タイトルは《建物―ブエノスアイレス》。森美術館でのレアンドロ・エルリッヒ展でも同様の作品が展示され、TwitterやInstagramで盛り上がっていましたが、こちらはその最新作で、ブエノスアイレスの街並バージョン。アッと驚く写真が撮れること請け合いです。

十和田市現代美術館

レアンドロ・エルリッヒ《建物―ブエノスアイレス》

ちなみに、常設展だけでなく、特別展も適時開催されています。現在開催されているのは、『名和晃平 生成する表皮』。世界的に活躍する彫刻家・名和晃平さんの最新個展です。どの作品も見ごたえありますが、イチオシは本展のために制作された最新作《Biomatrix(W)》。パッと見は、駄菓子屋で売られているスーパーボールのくじのようですが、その正体はシリコーンオイル。この溶液の下に無数のエアポンプが設置されており、そこから絶えず空気が送り込まれることで、泡がポコっと発生しては消えていきます。生物をどこか思わせるシリコーンオイルの不思議な動きは、一度見始めたら、ずっと見続けてしまう謎の中毒性がありました。

十和田市現代美術館

名和晃平《Biomatrix(W)》

また、美術館を中心とする十和田市の街中にも、草間彌生さんの作品をはじめ、数々のアート作品が設置されています。何よりも印象的なのが、それらのアート作品が街の人々の生活に溶け込んでいること。住みたいアートな街ランキングなるものがあれば、間違いなく1位は十和田市だと思います。

十和田市現代美術館
https://towadaartcenter.com/

光と音のアート体験!

弘前れんが倉庫美術館
2020年に青森県弘前市に開館した弘前れんが倉庫美術館。明治・大正期に建設されたシードル工場だった建物を改修した美術館です。なお、その設計を担当したのは、田根剛さん。世界的に活躍する新進気鋭の建築家です。エントランスや屋根など、建物の随所に田根さんのこだわりが詰まっています。

ちなみに、隣接している煉瓦倉庫は、カフェ・ショップ棟として改修されたもの。建物の中には、おそらく日本の美術館では唯一であろうシードル工房が併設されています。工房ではオリジナルのシードルが醸造されており、そのシードルはカフェで味わうことも、ショップでお土産として購入することも可能です。

話を美術館に戻しまして。美術館の建物に入ると、まずは巨大な白い犬がお出迎えしてくれます。作者は、弘前出身の国際的アーティスト奈良美智さんです。さらに、その先には、フランスのアーティスト、ジャン=ミシェル・オトニエルによるガラス彫刻作品も。タイトルは《エデンの結び目》。色合いがリンゴのようだと思っていたら、まさに、リンゴから着想を得て制作されたものとのこと。さすが青森県。なお、上からしっかりと吊り下げられているので、万有引力によって、落下する心配はありません。安心して、下から見上げてご鑑賞くださいませ。

弘前れんが倉庫美術館

ジャン=ミシェル・オトニエル《エデンの結び目》

さて、そんな弘前れんが倉庫美術館で、この春・夏に開催されているのが『池田亮司展』。国際的に活躍するアーティスト/作曲家の池田亮司さんの、国内では実に13年ぶりとなる大規模な個展です。出展作品は、新作近作を含む全8点。なかでも特に見逃せないのが、国内初展示となる《data-verse 3》。NASAをはじめとするさまざまな科学機関が一般公開しているデータを加工、編集して構成した映像作品です。無機質なデータが、池田さんの手にかかるとクールでカッコいい映像作品に大変身! 意味はないけど、ただただカッコいい。そういったタイプのアート作品です。

池田亮司展

池田亮司《point of no return》

池田亮司展

池田亮司 手前:《data.tecture [nº1]》 奥:《data-verse 3》

この作品以外でも、音と光の競演による心躍る体験が存分に味わえます。この夏、ねぷたまつりと併せて楽しんでみるのはいかがでしょうか。

弘前れんが倉庫美術館
https://www.hirosaki-moca.jp/

アートテラー・とに〜の【水曜夜はアートの話を】をもっと読む。

TEXT=アートテラー・とに~

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