旬の野菜を美味しく摂り入れて、ヘルシーな食生活を。今回は、タラとじゃがいもを使った簡単レシピをご紹介します。(料理家/田中美奈子)
ポルトガル発祥のコロッケを前菜に

秋に収穫された貯蔵用のじゃがいもが出回り、今こそレパートリーを増やしたいところ。たとえば、いつものコロッケをちょっとアレンジしてみませんか?
バカリャウといえばポルトガルの国民食で、塩漬けにして天日干しした鱈(タラ)のこと。かつて保存食として重宝され、ポルトガルでは今もたくさんのレシピで食卓に登場する家庭料理の定番食材です。今回はそのなかでももっともポピュラーな「パスティス・デ・バカリャウ」をピックアップ。タラの独特の旨味とじゃがいもの組み合わせは、素朴で飽きのこない味わいです。
干し鱈は手に入りづらいので、今回は甘塩のタラにさらに塩をふって代用します。
タラとじゃがいものコロッケの作り方

●材料(約14個分)
甘塩タラ 250g
じゃがいも 300g
A
フライドオニオン 30g
パセリみじん切り 適量
卵 1個
ナツメグ、塩、ブラックペッパー 少々
揚げ油 適量
レモン 適量
●作り方(所要時間15分)
〈タラの準備〉
〈じゃがいもの準備〉
1.タラとじゃがいも、Aの材料をボウルに入れて混ぜ合わせる。


味見して足りなければ塩で整える。※たねがゆるければ片栗粉を足してまとまりやすい固さに調整してください。
2.たねを整形する。

3.180℃の油でこんがりと揚げる。
お好みでレモンを搾って、いただきまます!

ひとことポイント
・タラの水気を出している間にじゃがいもの準備をすすめると時短になります。
・本来は生の玉ねぎを使用しますが、水分の出ないフライドオニオンでたねがまとまりやすくなります。
・タラの塩味によって、たねを味見して調整をする。
・揚げるとき、周りの色がつきだすまで触らない。







