すでに真夏日も登場し、2017年の夏も暑くなりそうな予感。暑いとどうしても冷たいものを飲んだり、食べたりしたくなりますよね。暑い中、キンキンに冷えたビールを飲むのは最高! でも冷えたドリンク、とくにアルコールはむくみの原因にも繋がります。ファッションの露出が多い夏。めいっぱいおしゃれを楽しむためにも、ボディラインは美しく保っておきたいもの。むくみ知らずのカラダ作りに役立つ、「鍋に入れる→煮る」だけの2ステップ簡単ヘルシーレシピをご紹介します!
どれも調理時間は5分以内、冷蔵庫で保存もできるので、作り置きおかずとしてもおすすめです。
【むくみ解消簡単レシピ①】むくみを防止、老廃物を排出! 5分で完成”なめたけ”レシピ
きのこ類にはカリウムが含まれます。カリウムは体内のナトリウム量を調整して水分量を正常に保つため、むくみ防止効果がある以外にも、老廃物を排出する効果があると言われています。
このレシピを基本として、これからの季節はオクラやナスなどお好きな夏野菜を加えれば、立派なおかずになります。とっても簡単なのに美味!
ポイントは、水を入れないこと。えのきから出る水分で十分煮ることができます。えのきにこんなに水分が含まれているなんて! と驚くかも知れませんよ。
<材料> 作りやすい分量
えのき 小パック 2袋(正味約200g)
醤油 大さじ1
みりん 大さじ1
<作り方>
1. えのきは石づきの部分を落として、2cm位にカットする。根元に近い部分はくっついているので、手でほぐしておく。
2. 鍋に1、醤油とみりんを加えて、蓋をして3分中火にかける。
3. 3分後、鍋の中を軽くかき混ぜる。えのきから水が出てトロッとしていたら、完成。
【むくみ解消簡単レシピ②】夏向けアレンジ、海苔の佃煮でむくみ撃退
海苔にも、きのこ類同様にむくみを撃退するカリウムが含まれています。さらに糖質をエネルギーに代えるサポートをするビタミンB1も豊富。ビタミンB1は、体力を奪われる暑い夏に、積極的に摂りたい栄養素のひとつ。板状の焼き海苔でも、お手軽価格の乾のりでもどちらでも作れますよ。湿気てしまった海苔の有効活用にも。
日本人に馴染み深い、定番ごはんのお供「海苔の佃煮」を夏バージョンにアレンジ。疲労回復に効果的なクエン酸が豊富な梅干しを加えています。お子さんから大人まで、きっと好きな味! ご飯以外に、アボカドや豆腐と合わせて食べるのもおすすめです。
<材料> 作りやすい分量
乾海苔15g (または焼き海苔 5枚をちぎっておく)
みりん 50ml
醤油 大さじ1
梅干し 大1(種から出して叩いておく)
寒天パウダー 小さじ1/4 (無くてもOK)
水 150ml
<作り方>
1. 上記の材料をすべて鍋に入れ、中火にかけて5分、時々かき混ぜながら煮込む。
2. ほどよく水分が抜け、全体的にもったりとしたら完成。
【むくみ解消簡単レシピ③】むくみ・冷え・貧血には、よもぎのデザート
最後の一品は、つるっとしたのど越しが涼しいデザート。よもぎを加えたくず餅です。抹茶味はあっても、よもぎは珍しいでしょう? 実はよもぎは昔から、むくみや冷え、貧血に効くと言われ、漢方薬にも使われているほど、女性の強い味方なんです。
よもぎの粉は自然食品店で比較的手に入ります。甘さ控えめでモチモチの葛餅に、よもぎの香りが爽やかに香りますよ。
<材料>4〜5人分
★
本葛粉 100g
よもぎ粉末 小さじ1と1/2
砂糖 大さじ3
水 400ml
塩 ふたつまみ
●用意しておくもの
氷水を張ったボウル
トッピング(例) くるみ きな粉 シナモン 黒蜜などお好みで
<作り方>
1. ★の材料を全て鍋に入れ、かき混ぜる。混ざったら中火にかけて、木べらで練り続ける。
2. 2~3分後位から透明感が出てまとまってくる。更に2分くらいかき混ぜて、氷水を張ったボウルにスプーンでひと口大ずつ落としていく。粗熱が取れたら完成。お好みでトッピングをかけて召し上がれ。
池田 清子(いけださやこ)
アスリートフード研究家。2013年にマウンテンバイクプロライダー・池田祐樹氏と結婚。並行して、アスリートフードマイスターの資格を取得。2016年にアスリートフードに関するレシピ開発や講演などを行う「ビオトープ株式会社」を設立し。東京・代々木公園のほど近くにスタジオ385を構える。著書にオトナ女子のための「食べてきれいに強くなる方法」をまとめた『EAT GOOD for LIFE』がある(2017年3月発売トランスワールドジャパン) 。