カラダに良いのは素材の味を活かした優しい味付け。そんなことは百も承知だけど、疲れたカラダが求めるのは、やっぱりしっかりした味だったりします。育ちざかりの子どもたちや、スポーツマンとなればより一層……。
そんなとき重宝するが「調味料」。うまく使えば、味のバリエーションがグンと広がります。 プロバスケットボール選手、五十嵐圭選手の奥様でフリーアナウンサーとして活躍中!さらに「アスリートフードマイスター」の資格を持つ本田朋子さんがおすすめする、味の決め手の調味料とは?(編集部)
メリハリある味付け
食べ物の好き嫌いはあまりない主人。出したものは必ず完食してくれますが、味が薄いと感じたときは指摘されます。なるべく素材の味を生かした優しい味付けで、塩や砂糖は控えめに……とヘルシーに味をまとめたいところですが、練習後の疲れた身体には、しっかりめの味付けの方がご飯が進むみたいです。薬味やスパイスを使い、甘味・酸味・塩味・苦味・うまみなど、なるべく多くの味が含まれるメニューを心がけています。
困ったときのカレー粉
食欲が落ちているときの救世主。淡白な鶏肉なども美味しさが倍増する魔法の粉のよう。 鶏肉にカレー粉と塩を軽くふり、ニンニクで香りをつけたオリーブオイルでソテー。刻み野菜をたっぷり入れたトマトソースとともにいただくと、洋風なのにご飯が進むスタミナメニューに!
ひと口に塩といえども
塩の約97%はナトリウム。このナトリウムは筋肉や神経の働きに必要なものですが、摂り過ぎは禁物。高血圧の原因にもなります。限られた量だからこそいいものを使いたい。気がつけば塩のコレクションも増えてきました。こちらは一部ですが、トリュフ塩や岩塩、ハーブミックスソルトや抹茶塩など。魚や肉も塩によって印象が変わるので、マンネリ予防にもなっています。
クエン酸で疲労回復
梅干しが疲労回復を助けてくれることは広く認知されていますよね。梅干しに含まれているクエン酸が疲れを回復させ、殺菌効果もあるので、試合前の体調管理には欠かせない食材です。 こちらの梅干しは友人がわざわざお取り寄せして贈ってくれたもの。長芋やオクラなどと和えたり、そのまま白米にのせていただいたり。大粒の紀州梅は食べ応えも味わいも最高級でした。