「結婚してから…」でいいのかな? アラサー女性の保険事情

あまり知られていないことを教えましょう。それは「保険に入るのであれば1日でも早い方がいい」ということ。
 「え? まだ必要ない」「結婚してからで十分でしょ」と思っている人も多いと思います。保険に対する関心は、若い人、女の人、独身の人ほど低くなる傾向がありますので、Spark GINGER世代がそう思うのも無理はありません。
 でも、それはちょっぴりソンする考え方。女性と保険の大切な関係についてお話しします。

「まだ要らない」の根拠は?

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「保険はまだ要らない」と考える理由は何でしょうか? 答えは簡単ですよね。「まだ死なない」と思っているからです。

まだ死なないし、まだ病気にもならない。だから、まだ要らない。確かに話の筋は通っているように思えます。若い人の方が高齢の人よりも病気になったり死亡するリスクが低いのも事実です。

しかし、それはあくまで統計上の話。保険は個人のものですから、平均値がどうであっても実は全く関係ありません。たとえば年齢が上がるとコンサバなファッションを好む人が増えます。でも、自分がアバンギャルドなファッションが好きなら、そちらをセレクトするのと同様。

そして……皆さんのチョットわがままなところ。同じデザインの服が街に溢れているのに、選んだ服が人と「かぶる」と何となく気分がモヤモヤしたりしませんか。意外と、人と同じでいたくても「人が自分と同じ」は嫌だったりして……。

ファッションだと敏感に反応するのに、周りの同世代が「健康だから保険は要らない」と言うから自分も保険は要らない、考えない。それでいいのでしょうか?

レストランもバッグも安心も「準備」が大切

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とても大切なのが、保険は基本的に健康な時にしか入れない、という事です。これは「まだ死なないから、まだ要らない」と考えている人が見落としがちな落とし穴です。

仮に大きな病気にかかったとして、その時に保険に入れるでしょうか。おそらく無理でしょう。「まだ死なないから」という理由で保険を先送りにする人は多いですが、そもそも死んだら保険には入れませんよね。

つまり、「まだ死なないから、まだ要らない」は、実はまったく逆だということ。まだ死んでいないし、病気にもかかっていないからこそ、保険に入ることができるわけです。

これは、実はすごく当たり前のこと。例えば、人気のレストランに行きたいと思ったら、普通はまず予約を入れるはずです。欲しいバッグがあれば、買うためにお金を貯めるでしょう。予約なしではレストランに入れないし、お金がなければバッグは買えません。だから、予約や貯金といった「準備」をする必要があるのです。

保険も、わかりやすく言えば死亡や病気になった時のための「準備」です。レストランで美味しい料理を味わったり、気に入ったバッグを持って出かける時と同じで、あらかじめ保障を準備しておくから、安心を手に入れられるのです。

女性の保険はあるけれど男性保険は見当たらない

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女性の場合は特に、女性特有の病気にかかるリスクがあります。例えば、乳がんや子宮系の病気です。保険会社によっては「女性しか入れない」保険や女性の病気のみの特約がついた保険もあるほどです。

会社の健康診断などで病気が見つかると、ほとんどの人が保険に入らなきゃ。と考えるものです。私のところにも、診断結果を持って保険の相談に来られる方が多くいらっしゃいます。しかし、その状態から入れる保険は限られます。場合によっては保険に入れない事もあります。もう一度言いますね。保険に入る人にとって、健康であることはとても大切な事なのですよ。

また、女性は男性に比べて長生きです。私の先輩方も素敵に年を重ね、70~80代で現役で活躍されている女性がたくさんいます。平均寿命で言えば、その差は7歳。パートナーに先立たれて7年は「独身」に戻るということになります。

お金を使う事、貯める事、そして備える事。お金も「着こなし」が大切。保険に入りながら積立もできる「オールインワン型」も欲張りなSpark GINGER世代の皆さんにとってはキーアイテムかもしれませんね。

若いから、女性だから、独身だから保険は要らないという考え方は、なんとなく納得してしまう考え方ですし、同僚や友達、先輩や上司も「まだいいと思うよ」「結婚してからでいいと思うよ」「旦那さんだけ入っておけばいいんだよ」と言うかもしれません。

しかし、何かトラブルが起きた時に、自分を守れるのは自分しかいません。皆さんの多くが健康な女性である今だからこそ、間違ったジョーシキに惑わされずに、保険と向き合ってみてくださいね。

文/杉山将樹

杉山将樹
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杉山将樹
110ホールディングス株式会社 代表取締役 株式会社ほけんの110番 代表取締役 一般社団法人 保険乗合代理店協会 理事 1970年生まれ。 20代は建築設計、30代半ばまでは住宅セールスと住宅業界に身を置き、 35歳より保険業界へ。外資系生保にて新人賞、TOPアドバイザー等多数のコンテストに入賞。 その後39歳で株式会社ほけんの110番に参画、関東支社長・営業本部長・常務取締役を歴任。 2016年11月現在、北海道から沖縄まで全国80拠点以上を展開している。 「with you 1-10―あなたのために1から10まで」をキャッチフレーズに全国を疾走中。人呼んで業界のお洒落番長。東京都港区在住。著書に『死亡保険金は「命の値段」もっともシンプルな保険選び』(幻冬舎)がある。
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