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LIVING大人の常識

2016.12.26

「貯まらない」女子必見。銀行預金だけではダメな理由って?

「お金を貯めよう」 そう思ったときに、まっさきに頭に浮かぶ方法は何でしょうか。おそらく、ほとんどの人が「預金」を思い浮かべると思います。たしかに、預金はお金を貯めるための口座ですから、間違いではありません。すでに定期預金をしていたり、コツコツ積立預金している人もいることでしょう。
しかし、預金だけではお金は貯まりません。それどころか、将来的に生活資金が足りなくなる可能性もあります。Spark GINGER世代が知っておきたいお金の常識についてお話ししましょう。

保険の基本

銀行に預けてもお金は増えない!!

仕事をしている人は、ほぼすべての人が銀行や郵便局等の預金口座を持っていると思います。いまどき給料を手渡してもらう人や、もらったお金をタンス預金している人はいませんよね。では、ここで質問です。普通預金の金利がいくらか知っていますか?

答えは、大手都市銀行の場合で0.001%です。
0が多すぎてピンとこないかもしれませんが、分かりやすく言えば、『100万円を預けると1年後に10円の利息』が受け取れるということ。定期預金の場合は少し利率が高くなりますが、それでも100万円預けて1年後に100円の利息が受け取れるかどうかです。

「100万円預けて1年後に10円の利息」
この数字を見るだけでも、お金が貯まらない原因がわかりますよね。バブル期(皆さん知っていますか?)のように郵便局の定期貯金で年6%くらいの利息がもらえた時代(100万円なら利息6万円)ならともかく、超低金利の現代では、銀行に預けていてもお金は増えないのです。

読んで字の如し「お金を預ける」と書いて預金。つまり「預けている」だけなのです。

その点をもうちょっと深く知るために、皆さんに簡単な割り算を教えます。これは、預金など複利で増える口座などにお金を預けて、「2倍」にするためにどれくらいの年月が必要か簡単に計算できるスグレもの。

72を利率(%)で割り算すると、必要な時間(年数)がわかります。例えばバブル期のように利率が6%だったとしたら、72÷6で12年。12年で預けたお金が2倍になるということ。

さて、いまの金利だとどうなるでしょうか。普通預金の利率は0.001%ですから、72÷0.001で、なんと、72,000年!72,000年前は「ヒト(ホモサピエンス)」がアフリカ大陸を出て世界各地に広がって行った時期。気が遠くなりますよね……。「預金」でお金は増えないということがよくわかってもらえたと思います。

この計算方法を「72の法則」と言います。面倒な人は「72」の数字だけ覚えて、銀行等の金融機関店頭にある「金利」で割り算してみて下さい。

「便利だなあ」と感じるたびに108円払っている

保険の基本

(C)Atstock Productions/Shutterstock.com

「増えないかもしれないけど、減らないなら別にいい」
そう思う人もいるかもしれません。でも、それは間違いです。

例えば、コンビニなどで時間外に現金を引き出すと、それだけで108円の手数料が引かれます。先ほどの「72の法則」でまた計算してみましょう。「108円の利息」を受け取るためには、100万円の普通預金で10年の時間が必要。増やすためには気が遠くなるような時間がかかりますが、減らすのは一瞬です。「手持ちがない」「下ろし忘れちゃった」という理由で、みなさんのお金はどんどん減っているわけです。

私はそれが絶対に嫌。なので、手数料がかかる時間・場所では絶対にお金を引き出しません。会議があっても打ち合わせがあっても、どうにか時間をやりくりして手数料がかからない時間に銀行に駆け込みます。

「たかが108円」と思ったらそれまで。お金を貯めたいなら「1円だってムダにしたくない」と考えることが大切です。「貯まらないなあ」と思っている人は、今一度、自分の行動を振り返ってみてください。「たかが108円」と思って夜な夜なATMに行ってしまうところに、根本的な原因があるのではないでしょうか。

視点を変えてみると、街中の至るところにATMが置いてある理由もわかるのではないでしょうか。預金者のためのサービスであることはもちろんですが、銀行にとっては置いておくだけで108円の手数料を稼ぎ出す便利な機械なのです。スタッフが使い方などをサポートする必要もないですし、機械ですから文句もいいません。

どうでしょう。いつでも預金を引き出すことができるのは預金者として便利ですが、その便利さにあやかるために、みなさんはしっかりお金を払い、「資産を減らして」いるのです。

いまのままだと将来お金が足りなくなる!?

もうひとつ知っておいてほしいのは、銀行に預金しているだけでは、将来的に生活費が足りなくなる可能性があるということです。なぜなら「物価」が上がっていく可能性があるから。これを「インフレリスク」といいます。

「物価」、つまり「物の値段」です。では、インフレリスクとは何か。こんな話を聞いたことは無いでしょうか?「○○年前はラーメン1杯150円だったが、今では同じラーメンが700円になった。」物の値段が上がるのに、自分の給与や金融資産の価値が同じ様に上がって行かない事。インフレリスクを分かりやすく言うとこのようになります。

例えば、今は年間300万円で暮らせるかもしれません。それをもとに計算すると、貯金が3000万円あれば、単純計算で何もしなくても10年暮らせます。しかし、徐々に物価が上がっていくとどうなるでしょうか。今は100円で買えるものが、年金をもらうころには200円になっている可能性だってあります。すると、今と同じ生活をしていくためには年間600万円が必要になってしまうのです。

私が10歳だった1980年と現在を比較しても物価は上がっています。
カップラーメン 60円→143円
食パン 107円→143円
コカ・コーラ 70円→135円
この35年間で1.4倍から2倍以上、上昇しているのです。

Spark GINGER世代の皆さんが今から、60代を迎えるまでに徐々に物の値段が上がって2倍になるとしたらどうでしょう。一概に、貯金しているから大丈夫!とは言えませんよね。

「減らなければいいや」と思っていると、こうしたインフレリスクの影響を受けてしまいます。銀行に預けておけば安心。確かに、これも一理でしょうけど、自分の身は自分で守る!と考えて年2%程度の資産運用を心掛けてみてはいかがでしょう。

「投資は危ない」「保険はいらない」と思っている人もいるかもしれません。ですが、よく考えてみてください。銀行預金を心のより所にして、ほぼ確実に「お金」が減っていく将来を待つほうが危なくないですか!?

最新の家計調査によると、日本国民の平均貯蓄額は1,800万円以上です(凄いですね)。でも、中央値は1000万円くらい。働いている人に限ると、中央値は700万円くらいです。私個人の感想としては、「貯蓄額って結構多いんだなぁ~」。です。どうでしょう、Spark GINGER世代の皆さん、700万円の貯蓄額は共感できる数値でしょうか?

*中央値:額が小さい順から並べて、ちょうど真ん中になる値。より現実に近い平均値だと思ってください。

もうひとつ注目しなくてはいけないことは、反対に「貯蓄なし」という人が全体の30%くらいいるということ。貯金なしということは、その月に入ってきたお金が、月末にはなくなっているということです。

お金に対する考え方や向き合い方を変えない限り、「貯蓄なし」=お金無し。の人はずっと「無し」のままです。その状態で物価が上がったら、と考えると恐ろしいですね。

まずは時間外ATM手数料を108円払っている普段のお金の使い方を見直してみましょう。「預金でお金は貯まらない」「しっかり考えないと減るばかりだ」と気づいたら、次は運用です。投資や保険にも、ほんのちょっぴり興味を向けてみてみましょう。

貯蓄型の保険であれば、全国にある私の保険ショップに是非ご相談ください(笑)。

杉山将樹
110ホールディングス株式会社 代表取締役 株式会社ほけんの110番 代表取締役 一般社団法人 保険乗合代理店協会 理事 1970年生まれ。 20代は建築設計、30代半ばまでは住宅セールスと住宅業界に身を置き、 35歳より保険業界へ。外資系生保にて新人賞、TOPアドバイザー等多数のコンテストに入賞。 その後39歳で株式会社ほけんの110番に参画、関東支社長・営業本部長・常務取締役を歴任。 2016年11月現在、北海道から沖縄まで全国80拠点以上を展開している。 「with you 1-10―あなたのために1から10まで」をキャッチフレーズに全国を疾走中。人呼んで業界のお洒落番長。東京都港区在住。著書に『死亡保険金は「命の値段」もっともシンプルな保険選び』(幻冬舎)がある。

TEXT=杉山将樹

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