願わくば、手にするたびに心が浮き立ち、繰り返す日々を特別なものに感じさせてくれるような美しいものに囲まれて暮らしたい。Wedgwood(ウエッジウッド)とJW ANDERSON(JW アンダーソン)のコラボレーションは、まさにそんなエッセンス!【連載「青木貴子のラグジュアリー案内」】
手にするたびに高揚感。待望のコラボレーション第二弾


イギリスの伝統ある老舗陶磁器ブランドである「ウエッジウッド」とファッション界において今をときめくデザイナー、ジョナサン・アンダーソンによるコラボレーションアイテムが発表されました。
ウエッジウッドは1759年にイギリスで生まれた世界最大級の陶磁器ブランド。代名詞の「ジャスパー」はマットな質感の淡いブルーやセージグリーン地のストーンウェアにカメオ風の繊細なレリーフ装飾が施されている独創的なデザイン(発表当時センセーショナルを巻き起こし、このシリーズでウエッジウッドは飛躍的な成長を遂げた)や、可愛らしい苺模様の「ワイルドストロベリー」など人気のラインがいくつもあります。何かしら持っている、または見かけたことがある人が多いのではないでしょうか。
その長い歴史を持つウエッジウッドがディオールのクリエイティブディレクターとして手腕を発揮しているジョナサン・アンダーソンとのコラボレーションアイテムを企画、この素敵なコラボレーションは昨年9月に第一弾が発表され、今回はその第二弾となります。

実はジョナサン・アンダーソンはロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館の評議員の一人でもあり、幅広いジャンルのアートを研究し収集するコレクター。テキスタル会社のマネージャーでデフルト焼きの陶器を蒐集していたという陶芸好きの母方の祖父の影響を受け、陶芸に興味を持つようになったのだそう。彼自身も相当な陶芸のコレクターで古代の器から近代のアーティストの作品まで幅広く所持しています。
コラボレーションアイテムは色と形が異なる2つのマグカップを2個セットで販売。このカップ、彼が持つなんと5世紀のギリシャ陶器のマグから着想を得たものだう。古代のフォルムとウエッジウッドの伝統技法が出合いスタイリッシュでモダンなデザインが誕生しました。
特徴的なのは光を受けて浮かび上がるリブ模様と彫刻のようなフォルム、そして洗練された色合い。前者は職人の高度な技術を要する「エンジンターン」と呼ばれるウエッジウッドで受け継がれる伝統技法が可能にする美しい模様。そして後者はジョナサンのセンスあるクリエイティブが生み出したフォルムと色彩感覚が具現化されています。


この企画で特にわたしが素敵だなと思うのがフォルムと色合いの違うカップを2個セットにして販売してくれるところ。形と色は違うけれど調和を持って呼応するカップの佇まいはテーブルをスタイリッシュに彩ってくれます。自分で選んで個別に買い揃えるとなると、こんなふうに上手くはいかない。まったくの違うもの同士では醸せないいいバランスが、この“似ていてちょっと違う”という絶妙の組み合わせだから生まれる。これってたとえて言うなら素敵なセットアップの服のような感じ。バラバラで着ても素敵に着れるけど、上下合わせて着るとめちゃくちゃ格好いい、みたいな。そんなマグカップセット。ジョナサンらしい自由な発想だなって思います。お揃いでいることはマストじゃないし、似ていてちょっと違うのは見ていて心地いい。とても計算されたデザインです、さすが!
マグカップは全部で3セット。どの色合いも美しいコンビネーションで、インテリアとしても力を発揮してくれそう。テーブルや棚に並べているだけでお洒落な空間が出来上がって、他力本願なのにスタイリング上手になれた気がしてにんまりしちゃいそう(笑)。ぜひ手にとってその質感と色彩を感じてみてくださいませ。
※Wedgwood x JW ANDERSON コレクション第2弾は、wedgwood.com、JW ANDERSONのフラッグシップストア、ならびに世界各国の一部取扱店にて発売中。
Wedgwood(ウェッジウッド)
wedgwood.com
JW ANDERSON SHIBUYA / JW アンダーソン 渋谷店
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