ザ・ペニンシュラ東京の中国料理「ヘイフンテラス」で9月30日まで楽しめる期間限定コース「Dim Sum Night」は、“食べる”だけにとどまらない体験を叶えてくれる。せいろから湯気の立ちのぼり、目の前で仕上がる料理の温度や香りに、思わず歓声が上がる――。東京にいながら、どこか異国の空気を感じさせる落ち着いた空間で、特別な夜を過ごして!
湯気、香り、会話がゆるやかに溶け合っていく

テーブルに置かれた大きなせいろの蓋が開いた瞬間、視界いっぱいに広がるのは、色とりどりの点心たち――。
“目の前で仕上がっていく料理”の高揚感を味わえるのが、ザ・ペニンシュラ東京の中国料理レストラン「ヘイフンテラス」で9月30日(水)までの期間限定で提供されているディナーコース「Dim Sum Night(点心ナイト)」。
レストランが位置するのは、ホテル2階。中国・蘇州の古典庭園をモチーフにした空間には、都会の喧騒を忘れさせる静けさが漂う。そんな落ち着いた設えの中で、広東料理の伝統と日本の旬が交差する一皿一皿が丁寧に運ばれてくる。
ディナーの始まりは、艶やかな北京ダックを含む前菜から。口に運ぶと、香ばしさとともに、これから始まる時間への期待がゆっくりと高まっていく。


このコースのハイライトは、やはり点心とご対面の瞬間。テーブルに運ばれてくる大きな檜せいろ。その蓋が持ち上げられた瞬間、白くやわらかな湯気がふわりと立ちのぼり、その奥から色鮮やかな点心が姿を現す。料理が“目の前で完成する”ライブ感に、自然と会話も弾んでいく。料理を“食べる”だけでなく、“体験する”という特別感も、このコースならでは。
小籠包をひと口頬張れば、熱々のスープがほどけるようにあふれ出し、やわらかな旨みが口いっぱいに広がる。海老と筍の蒸し餃子は軽やかな食感で、フォアグラを忍ばせた一品は濃厚な余韻を残す。それぞれ異なる表情を持つ7種の点心に、リズムよく手が伸びていく。
続く上湯スープ蒸し餃子は、透き通るスープの奥に深い味わいを感じる一皿。身体の内側に沁み込んでいくような洗練された一品でありながら、どこかほっとする温かさをあわせ持っている。牛肉のオイスターソース炒めや香港風醤油焼きそばといった広東料理の王道が続き、食体験は至福のクライマックスへと導かれていく。食後に提供される杏仁豆腐は、ひんやりとした口当たりと控えめな甘さで、余韻をそっと整えてくれるような存在。

料理の多くはシェアスタイルで提供されるため、取り分ける時間や、同じ皿を囲むひとときそのものが、食事の楽しさを引き立ててくれる。そこにアルコールペアリングないしチャイニーズティーマスターによるティーペアリングを添えれば、香りと余韻がレイヤーのように重なり、味わいはより立体的に広がっていく。
香港生まれのペニンシュラにとって、点心はブランドのルーツともいえる存在。そんな伝統を大切にしながら、本コースでは“ランチの定番”だった点心を“夜の主役”へとアップデート。いつもより特別な夜を過ごしたいときに――。気負わずに上質を楽しめる、大人のための点心ディナーをぜひ。

