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2026.03.21

初公開作品多数。大阪で開催のルノワール展は見逃し厳禁!

観る者の心に安らぎと幸せをもたらしてくれる画家ルノワール。生誕185年となる今年、ルノワール作品全52点を所蔵する山王美術館が5年ぶりにルノワール展を開催。ここでしか観ることができないルノワールの作品を観に出かけたい。(ライター/和多亜希

山王美術館 生誕185年ルノアール展
手前から、《裸婦》1918年、《読書(赤とローズのブラウスを着た二人の女性)》1918年、《黄色いターバンの裸婦》1919年、すべて山王美術館蔵

生誕185年を記念した展覧会が世界各地でも開催

印象派の画家として知られる巨匠ピエール=オーギュスト・ルノワール。60年におよぶ画家生活で4,500点以上を描き残したという。生誕185年となる今年、オルセー美術館とロンドン・ナショナル・ギャラリー、ボストン美術館の3館共催による展覧会「ルノワールと愛」がオルセー美術館を皮切りに3月17日から巡回するほか、素描作品だけを集めた「ルノワールの素描」という展覧会もオルセー美術館で開催されるという。世界が注目するルノワールを大阪で堪能できる!

初公開作品が12点。どれも目が離せない!

ルノワールといえば、多彩な色彩と柔らかいタッチで豊潤な女性を表現する裸婦をイメージする人も多いかもしれない。60年におよぶ画家生活のなかで、肖像、風景、静物、家族、裸婦と多様な主題に取り組んできた。その様々な主題が、初公開となる12作品にもある。ポスターにもなっている「噴水による浴女」や三男の息子の5歳の時を描いた「絵を描くクロード・ルノワール」(3月19日より展示)をはじめ、見どころ満載だ。

やはり素晴らしい!自然の中の裸婦像

古典様式から晩年の豊潤な様式への転換期に描かれた大作「果物をもった横たわる裸婦」をはじめ、戸外で裸婦を画題とした作品も多数展示。ルノワールは愛情をもって対象物と向き合い、どの作品も透き通るような白い肌や丸みを強調した曲線ラインによって生命力や肉体的美しさを表現している。晩年期には赤味を帯びた色調が画面全体にハーモニーとなって響き合い、観るものを魅了する。裸婦の作品も時代によって異なり、見比べるのも一興だ。

色彩効果も美しい、風景画や静物画にも目が離せない

人物画が多いルノワールとはいえ、風景画や静物画も数多く描いている。静物画のなかでも生涯を通して花をモチーフにした絵画が約300点もあるという。

風景画はルノワールが実際に家族と過ごした田園風景が美しいエッソワや、リウマチの療養のために移り住んだカーニュなどの作品を観ることができる。静物画ではバラやアネモネなど花の作品が複数展示。他にも、砂糖壺や西洋すももなどを描いた可愛らしい作品も見ものだ。

TEXT=和多亜希

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