ジュニアの16人組グループ・少年忍者が東京・Kanadevia Hallで単独ライヴ『少年忍者 LIVE 2025 This is 忍者』を開催中。8月14日から8月31日まで、全29公演を21名のフレッシュジュニアとともに駆け抜ける。暑い夏を彩る、ソウルフルで輝きいっぱいのステージ。ここでは、初日の昼公演の模様をレポート。
いざ、少年忍者ワールドへ!こだわりの詰まった夏ライヴが開幕

2018年6月9日に結成された、大人数グループの少年忍者。単独ライヴは、昨年夏の『PASSION!! ~忍 in the Summer 2024~』以来、約1年ぶり。『This is 忍者』と題した今回の公演では、結成からの約7年間で築き上げてきたグループの強み、個性を存分に発揮するステージを展開。構成、演出は織山尚大さん、川﨑皇輝さん、元木湧さん、ヴァサイェガ渉さん、長瀬結星さんの5人が中心となって手がけた。
初日を迎えた会場は、開演前から期待に胸を膨らませるファンの熱気でいっぱいに。やがて照明が落ち、会場が一瞬の静寂に包まれる。すると、ステージを覆う大きな垂れ幕に、メンバー自ら出演するライブマナー紹介のオリジナルムービーが映し出された。それぞれのキャラクターを活かしたキュートなシーンの数々に、客席からは「可愛い!」という声が飛び交った。
垂れ幕が落ちると、煌びやかな白の衣装をまとったメンバーが登場。オリジナル曲「Dreamers」で幕を開け、力強い歌と一体感あふれるパフォーマンスで、一気に少年忍者ワールドへと引き込んだ。続くダンスInterでは、レーザーやスモークが交錯する演出のなか、息の合ったダンスを披露。そのまま「Tell me why」(Kis-My-Ft2)へとつなぎ、ダンサブルにアレンジされた同曲を、スタイリッシュに魅せた。
「太陽の笑顔」では、フレッシュジュニアも加わり、総勢37名による明るく元気なパフォーマンスで、会場をさらに盛り上げた。途中で「みなさん声出せますか? もっといけるでしょ?」(元木さん)、「上のみんなも下のみんなも、今から僕たちが言うことを真似してね」(黒田光輝さん)と呼びかけ、会場全体で「ワクワク」「ニンニン」と声を合わせるコール&レスポンスが響き渡った。
ダイナミックに畳み掛ける“和”のステージに釘付け

オープニングブロックの最後には、「〜Introduction〜」として、川﨑さんとフレッシュジュニア5名が寸劇を披露。ジュニアたちの「少年忍者のことを教えて!」という問いかけに応える形で、川﨑さんがこれまでのヒストリーを語り始める。スクリーンには懐かしい映像が次々と映し出され、当時を振り返るメンバーの声がナレーションのように重なった。グループの成長と軌跡を感じさせるステージングも、今回の見どころのひとつとなっている。
そして、「初めて単独ライヴをした2019年春。このときからずっと大切にしてきたコーナーがあります」という織山さんの声とともに、ステージは和のコーナーへ突入。メンバー自身が魂を込めて作り続けてきた、少年忍者のライヴの象徴ともいえる演目を、今年もさらに進化させた形で披露していった。
「Beat Line」では、下駄ップや桶胴太鼓、スネア、深胴太鼓、大旗、大布、藤間布、扇子、傘などの楽器や小道具を駆使しながら、次々とメンバーが入れ替わってパフォーマンス。スネアと深胴太鼓を演奏するメンバーが大階段セットの上で一列に並び、そのまま前方へせり出すシーンは圧巻のひと言。全員での激しいダンスも交え、迫力に満ちたステージで観客を魅了した。
中盤では、オリジナル曲「Amazing Summer」「Merry Very Go Round」を続けて披露。ここまでの“魅せる”雰囲気から一転、笑顔あふれるパフォーマンスで会場を明るく彩った。さらに、先輩曲をつないだメドレーブロックでは、メンバーがアリーナからスタンド3階席まで散らばり、ファンのすぐ近くで歌と笑顔を届ける。多彩なファンサービスにも応え、会場の熱気をいっそう高めた。
全身全霊のダンスパフォーマンスでクライマックスへ

会場に三味線の音色が響き渡ると、再び和のコーナーへ。「うらめしや」(NEWS)のダンストラックでは、いくつかの組に分かれ、鬼気迫るダンスを展開。カメラを巧みに使った斬新な演出でも観客を驚かせ、ステージを一気に加速させた。続く「PSYCHO」(Kis-My-Ft2)では、飛び散るスパークラーを背に、アクロバットを交えた圧巻の群舞を披露。まさに全身全霊で挑む迫力のひと幕となった。
フィナーレでは、「DREAMER」(舞台『DREAM BOYS』より)を一人ひとりが丁寧に歌い継ぎ、思いを込めた歌声を届けた。「The Shining Star」(ジュニア)では、ジュニアとともにきらめきに満ちたパフォーマンスを繰り広げ、会場をまばゆい光で包み込んだ。最後は、川﨑さんの「This is!」の声に合わせ、会場全員で「忍者!」と叫ぶタイトルコールで、ライヴを締めくくった。
バラエティに富んだメンバーシャッフル曲なども盛り込み、「1分1秒飽きることのない、忍者だからこその夏ライヴ」を届けた約2時間。7年の歩みが生んだ“少年忍者らしさ”を余すことなく注ぎ込んだ、熱く眩しい夏のステージとなった。公演は31日まで続く。
メンバーコメント
田村海琉さん
「俺たちが少年忍者だ!」という思いを込めたパフォーマンスをたくさんの人にお届けできるよう頑張ります!
織山尚大さん
16人という大人数グループですが、ひとりひとりの個性が溢れたライブになっています。1分1秒飽きないライブを創るため全力で向き合ってきました。
川﨑皇輝さん
積み上げてきた経験や思い出、全てを込めた今できる最高のパフォーマンスを詰め込んでいます。
内村颯太さん
今回のコンサートはまさに舞台。僕たちのストーリーを楽しんでいただけたら嬉しいです!﨑
黒田光輝さん
今まで過去最高を更新し続けてきました。今回もそのつもりです。光り輝く16人をぜひお楽しみください。
檜山光成さん
進化し続けるメンバーが一丸となり、このライブを創り上げました。ぜひ最後までお楽しみください。
久保廉さん
これからの少年忍者の覚悟が見えるライブになっています。1公演1公演を大切にして挑みます!
元木湧さん
僕たちの今出来ることを詰め込んだライブになっています。今までの自分を超えた姿をご覧ください。
北川拓実さん
このライブはこれまでの僕たちの歴史が詰まった集大成です。1曲1曲熱量を込めてみなさんにお届けします。
青木滉平さん
タイトル通りこれぞ少年忍者というパフォーマンスを詰め込みました。僕たちの愛を受け取ってください!
安嶋秀生さん
今までの歴史が詰まったライブです。僕は可愛い曲をやるので、いつもとのギャップに注目してください!
ヴァサイェガ渉さん
今回のライブはメンバー1人1人が意見を出し合って創った大切なライブです。これまでの少年忍者の集大成をご覧ください。
瀧陽次朗さん
関わってくださった皆さんと協力して「This is 忍者」に相応しいエンターテイメントをお届けします。
山井飛翔さん
少年忍者の魅力が伝わるライブになっています。個人としてはかわいさを引き出せるよう頑張ります!
長瀬結星さん
ライブは少年忍者の凄さを伝えられる場だと思っているので、その魅力を最大限引き出せるよう頑張ります!
豊田陸人さん
少年忍者16人で魅せるすべてをお楽しみいただきたいです。全員が楽しく笑顔でお届けします。
少年忍者
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