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TRENDLIFESTYLE

2024.05.16

少年忍者が持つきらめき、勢いのあるパフォーマンスに圧倒!初単独アリーナ公演をレポート

ジュニアの21人組グループ・少年忍者が初の単独アリーナ公演『少年忍者 Arena Concert 2024 The Shining Star』を開催。念願の横浜アリーナで2日間全3公演を行い、約45,000人を動員した。大人数ユニットならではの武器を最大限に活かした、きらめきいっぱいのステージ。ここでは5月8日昼公演の模様をお届け。

圧巻の横一列登場!憧れのステージが幕開け

YouTube「ジュニアCHANNEL」での公演発表から約2ヵ月半、あっという間にこの日がやってきた。グループ初の単独アリーナ公演名は『少年忍者 Arena Concert 2024 The Shining Star』。グループ内でトップのダンススキルを持つ織山尚大さん、川﨑星輝さんが中心となって演出面を担当した。

オープニング映像が始まると、横花道上からステージをすっぽり覆うほどの白い幕が。リーダー・川﨑皇輝さんの「最高の一日、最高の思い出、俺たちと作っていこうぜ! 最後までよろしく!」という影ナレを合図にその白い幕が落ちると、リフターが上がった状態の横花道に、一列に並んだメンバーが登場した。1曲目は「The Shining Star」。まばゆいスポットに照らされ、ファンからの大歓声を浴びたメンバーが弾ける笑顔を見せながら歌唱。金髪に髪色を変えた黒田光輝さんがモニターに映った際も会場は大歓声に。

2曲目「SEVEN COLORS」ではメンバーが一斉に外周へダッシュ。ステージの端から端までびっしりメンバーが埋め尽くすという、これまた圧巻の光景に。「やっほー! 少年忍者です。今日は俺たちと楽しんでいきましょう」と織山さん。3曲目「AinoArika」からは大人数グループならではのフォーメーションダンスが炸裂。「絶対勝つぞー!」という掛け声と、気迫あふれる円陣も見せた。スタイリッシュなステージから一転、ここでオリジナル曲「太陽の笑顔」披露へ。檜山光成さんが「横浜アリーナ、俺らと声出す準備できてますか? もっとできてますか? OK、最後までよろしく!」と煽ったあと、黒田さんの「せーの」という声に合わせて、会場全員で「忍者!」のコール&レスポンス。楽しい時間でオープニングブロックを締めくくった。

それぞれの魅力が存分に詰まったユニット曲

元木湧さん、長瀬結星さんによるつなぎMC。「今回のライヴは少年忍者のパフォーマンスを全身全霊で体験できる、そんなライヴになっております。長瀬、いけると思いますか?」(元木さん)、「忍者はもう半端じゃないですよ。まだまだお客さん盛り上がっていけますか?」(長瀬さん)と話すと、ファンが歓声で応えた。ここでブルーと白のキラキラ衣装を身にまとった田村海琉さんがBステージに登場。元木さん、長瀬さんが胸キュン台詞をリクエストし、田村さんが「ねぇ、今もだよ」となにわ男子「初心LOVE」のキラーフレーズを披露すると、すぐに「そんな……」と降参した元木さん。長瀬さんも「あぶねー! 崩れ落ちるところだった」と続き、大盛り上がりの雰囲気のままコンサートはユニット曲へ。

イントロが流れると同時に黄色い声が寄せられた「DEAR MY LOVER」は、田村さんと稲葉通陽さん、川﨑皇輝さん、檜山さん、川﨑星輝さんの5人が歌唱。アイドルパワー全開のステージで、会場全体をメロメロに。

ヴァサイェガ渉さん、深田竜生さんは、「愛されるより愛したい」で色気たっぷりのパフォーマンスを。大人なセットアップ姿は、ふたりのスタイルのよさも引き立てる。

激しいダンスナンバー「Big Bang」を披露した織山さんと久保廉さん。ステージを大きく使い、ダイナミックな踊りでしっかりとファンの心を掴んだ。

個性豊かなメンバーが集まった「Imitation Rain」のステージ。白衣装をなびかせながら踊る安嶋秀生さん、傘を持った豊田陸人さんは自身のイケボイスを活かし、「雨の日はついいろいろなことを考える。だけど今までの苦しかったことも、楽しかったことも、そのひとつひとつすべてが僕たちのためになる。少しずつ、少しずつでいい。僕たち手を取り合って進んでいこう。雨なんか気にならないくらいに、夢のような世界へ」と詩を読んだ。ギター担当の瀧陽次朗さんに、ピアノを演奏する青木滉平さん。長瀬さん、山井飛翔さんは軽やかなダンスで魅了した。

歌唱力の高い鈴木悠仁さん、北川拓実さんはそれぞれ「雨傘」と「虹」をソロ曲で。曲のつなぎにはふたりがユニゾンで歌うシーンも。伸びやかなハーモニーに会場がうっとり。

元木さん、黒田さん、小田将聖さんの披露曲は「Outrageous」。重厚感のある衣装でアグレッシブなダンスパフォーマンスを見せた。舌を出したり、ジャケットをはだけさせるなど、ファン悶絶の時間に。

キュートなかぶりもの姿に大盛り上がり!

赤衣装に着替えたメンバーはまずオリジナル曲「Dreamers」を披露。メンバーが踊りながら一斉に前へ歩いてくるシーンや、全員でやぐらを作るシーンなど、ハイレベルなフォーメーションダンスでファンの視線を釘付けに。

続く「JUMPing CAR」では、メンバーがユニークなかぶりものをつけてパフォーマンス。全員がバスに乗っている演出も見どころのひとつで、運転手役の長瀬さんがハンドルを切ると後ろのメンバーが大きく揺れるという、遊び心たっぷりのシーンが。サメのかぶりものをつけた織山さんをお姫様抱っこするヴァサイェガさんの姿も見られた。そしてここでは「忍者ダービー」と題した、おんぶリレー対決を実施。走者は久保さん&瀧さん、北川さん&青木さん、安嶋さん&豊田さんの3組。接戦だったが久保さん&瀧さんペアが見事1位でゴールし、大きなハートのうきわの中からふたりが顔を出し、仲良くカメラアピールした。

思わぬサプライズ!今夏のライヴ開催を発表

オリジナル曲「Merry Very Go Round」のパフォーマンス後、MCへ。早速「横アリのみなさん楽しんでますか? 初めての横アリ、楽しんでますか?」と声をかけた川﨑皇輝さん。今日がコンサート最終日であることに触れると、他メンバーが口々に「え〜! 早い!」と続いた。

メンバーにとって念願の横浜アリーナ公演、その実感が湧いたのはいつから?という話題では、檜山さんが「僕たち裏のモニターでお客さんが入ってくるところが見れるんだけど、それを見たときに実感したね。本当に始まるんだって」とコメント。それに対し、「まだ実感わいてないかも。夢みたいすぎて」と話した川﨑星輝さん。川﨑皇輝さんは「この少年忍者っていう大きい看板が横アリに掲げてあるやつ、後ろに青木くんが描いてくれたロゴもあるけど、この2個が飾られたのはうれしかったな」と笑顔を見せた。

ツアーロゴに加え、グッズのTシャツ、トートバッグ、ペンライトトップのデザインを担当したという青木さん。モニターに映し出されたロゴを指しながら「どう? みんな。これ可愛い?」と聞くと、客席から「可愛い〜!」という大きな声が。それには「うわ〜! 『可愛い』の声がデカい!」と青木さんが喜びの表情を見せた。

グッズはほかにも全長45cm、全員が横一列になったアクリルスタンドや、グループ初の個人うちわがラインナップ。川﨑皇輝さんが「個人うちわ買ってもらえた? 見せて!」と言うと、会場が瞬く間に個人うちわだらけの空間に。辺り一面メンバーの顔という光景に驚きながらも、「ありがとう」と改めて感謝を伝えた。

そしてMC終盤、川﨑皇輝さんが「ひとつ発表しまーす!」と宣言し、夏のコンサートが決まったことをご報告。どよめきに包まれる会場で「タイトル、場所、日程決まっております」と話すと、割れんばかりの歓声が。詳細発表で飛び跳ねるメンバーやステージ上を走るメンバーもいて、会場全体にハッピーな空気が充満した。ちなみにタイトルが決まったのは2日前の朝だそうで、「今年も皆さまと素敵な夏を過ごすことができます」と、喜びを嚙みしめた。

グループの強みを最大限に発揮した和コーナー

後半戦は「さくらガール」からスタート。切なさが漂う春ソングを、憂いを帯びた表情でパフォーマンスするメンバーたち。続く「マイガール」では、織山さんが「今から僕たちがみなさんの近くに行って、みなさんのためだけに歌いたいと思います」と言い、ファンサービスタイムへ。

後の「胸キュンメドレー」でも会場中のいたるところにお立ち台が登場し、アリーナからスタンドまでくまなく会場を盛り上げた。「スキすぎて」歌唱時には、メンバーの胸キュンセリフが連発。「僕のことを好きになってください」(川﨑皇輝さん)、「結婚してください」(檜山さん)、「愛してる」(深田さん)、「本当は好きでした」(織山さん)、「ずっとそばにいて」(田村さん)と5人立て続けに披露し、会場が大歓声に包まれた。

次ブロックに入る前、川﨑皇輝さんによるナレーションが。「みなさん、今日は少年忍者初めての横浜アリーナ公演に来てくださって、本当にありがとうございます。楽しんでくださってますか? 端から端まで忍者のファン、こんなに素敵な景色を見せていただいて本当に幸せです。ありがとうございます」と、まずは感謝の気持ちを。同時にモニターにはメンバー全員の名前が映し出され、「見てください。僕たちの名前です。今、僕たちは絆で結ばれています。もちろん僕たちだけじゃありません。ここに来てくださった1万人以上のみなさんももちろんですし、全国にいる、ここに来れなかった少年忍者のファンの皆さんも絆で結ばれていると、僕は信じています」とコメント。さらに「次はそんな絆を象徴したナンバーをご覧いただきます」とし、その演出のひとつとして、ファンの手元にあるペンライトをオフにしてもらうことをお願い。ステージだけが照らされた真っ暗な空間が広がると、「大切に作りました。少年忍者のジャパニーズソウル2024」と曲フリし、メンバーの絆をテーマにした和コーナーが始まった。

この和コーナーで見せるパフォーマンスは3曲。和テイストの先輩曲を選出し、そこにグループが得意とするフォーメーションダンスを盛り込む。全員が息をぴったりと合わせて見せる渾身のパフォーマンスは圧巻の一言で、音楽に乗ることも忘れてただただ見入ってしまう、凄まじい引力を放っていた。「PSYCHO」では炎の特効も発動し、一段と派手なステージに。圧倒的な強みを見せつけたクライマックス。一連のパフォーマンスからメンバーの熱いパッションや、気概がダイレクトに感じ取れた。

ステージ上でオープニング登場時に着ていたゴールドのジャケットに着替え、本編ラストの曲「The Shining Star[NEW ver.]」がスタート。オープニングよりも長尺で披露し、歌詞を噛み締めるようにメンバーが歌う。最後には爆発音とともにメンバー全員が裏へ飛び降りるという驚きの演出が組み込まれ、大歓声のまま本編の幕を閉じた。

「忍者!」コールに応え、アンコールに登場

ツアーTを着て、ステージに再度集結したメンバー。アンコールはオリジナル曲「Amazing Summer」から。ヴァサイェガさんが「僕たちこんなに大きくなりました」と言い、思い出の曲「3秒 笑って」を披露する場面も。会場全員で一緒に踊り、楽しい時間を共有した。最後に「本当に幸せでした。ありがとうございました」と挨拶した川﨑皇輝さん。他メンバーも笑顔で手を振り、きらめきいっぱいのステージを後にした。約2時間、アンコールを含む全26曲のセットリスト。少年忍者のこれからが楽しみになる、ワクワク感に満ちあふれたコンサートだった。

【セットリスト】

1.The Shining Star(ジュニア)

2.SEVEN COLORS(NEWS)

3.AinoArika(Hey! Say! JUMP)

4.太陽の笑顔(少年忍者)

5.DEAR MY LOVER(Hey! Say! JUMP) ※ユニット曲:田村、稲葉、川﨑皇輝、檜山、川﨑星輝

6.愛されるより愛したい(KinKi Kids)※ユニット曲:ヴァサイェガ、深田

7.Big Bang(King & Prince /平野紫耀、高橋海人)※ユニット曲:織山、久保

8.Dreamers(少年忍者)

9.JUMPing CAR(Hey! Say! JUMP)

10.Good Luck!(SixTONES)

11.Merry Very Go Round(少年忍者)

<MC>

12.さくらガール(NEWS)

13.マイガール(嵐)

14.Imitation Rain(SixTONES)※ユニット曲:安嶋、豊田、瀧、青木、長瀬、山井

15.雨傘(TOKIO)※ユニット曲:瀧(ギター)、鈴木

16.虹(嵐/二宮和也ソロ)※ユニット曲:青木(キーボード)、北川

<胸キュンメドレー>

17. a)Happiness(嵐)

b)ウィークエンダー(Hey!Say!JUMP)

c)スキすぎて(timelesz)

d)ブラザービート(Snow Man)

<過去曲メドレー>

18. a)今(SUPER EIGHT)

b)With you(timelesz)

c)LOVE together(ジュニア)

d)kEEP oN.(V6)

e)若者たち(Kis-My-Ft2)

19.Outrageous(SixTONES)※ユニット曲:元木、黒田、小田

<和コーナー>

20.RING DING DONG(King & Prince)

21.縁-YUÁN-(Snow Man)

22.PSYCHO(Kis-My-Ft2)

23.The Shining Star[NEW ver.](ジュニア)

<ENCORE>

E1.Amazing Summer(少年忍者)

E2.3秒 笑って(ジュニアBoys)

E3.太陽の笑顔(少年忍者)

少年忍者(しょうねんにんじゃ)
2018年6月9日結成、21人組のアイドルグループ。YouTube「ジュニアCHANNEL」では、毎週水曜日の更新を担当。今夏、東京・TOKYO DOME CITY HALLにて少年忍者 LIVE『PASSION!! ~忍in the Summer 2024~』を開催。8月16日から9月1日まで、全27公演予定。
HP https://jr-official.starto.jp
YouTube @juniorchannel_yt
Instagram @jr_official_
X @jr_official_X

TEXT=所優里

PHOTO=高橋良平

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