おしゃれ読者のイベントスタイル拝見！話題のアート展に行ってきた

現代アートのコレクターとして知られる桶田夫妻が主催する「GOLDEN MEMORIES OKETA COLLECTION」が4月21日まで表参道で開催中。おしゃれ読者チームGINGER Girlsがオープニングレセプションへ。当日のコーデとともに、イベントの見どころをご紹介！

現代アートをもっと身近に、カジュアルに

現代アートに造詣が深く、いち早く注目アーティストの作品をコレクションし支援し続けてきた桶田俊二さん、聖子さん夫妻。6度目となる青山・スパイラルガーデンでのアーイベントは、今回もまた個人蔵の膨大なコレクションのなかから選び抜かれた貴重な作品が並ぶ。年々来場者増を記録している大人気のOKETA COLLECTION、今年は4月6日から16日間の予定で幕を開けた。

開催前日には、お披露目のレセプションが催され、話題のコレクションをいち早く観ようと大勢のゲストが来場。金曜日の夜、アートに興味津々のGGことGINGER Girls3名も招待を受けて参加！

カジュアルを意識したイベントコーデ

「構えずに現代アートを楽しんで欲しい」という桶田夫妻の意向もあり、本アートイベントは毎回とてもカジュアルな雰囲気。作品との距離が近く、写真撮影OKのエリアも多いのだ。この日のGGの着こなしも、カジュアルをベースに華やかな場所を意識したスタイリング。

内田陽菜さん

春らしいペールブルーのデニムセットアップで来場。コンパクトなシルエットのノーカラージャケットをさらりと羽織り、首と手首を見せることで抜け感のあるコーデに。バッグ、サンダルの留め具でシャイニーなメタリック要素を取り入れ、コントラストを意識したそう。リングやネックレス、ブレスレットをレイヤードして華やかさもプラス。

デニムジャケット、デニムパンツ／ともにánuans　インナー／Plage　バッグ／JOSE MOON　サンダル／CELINE

岡紋子さん

「デニムはもともと作業着なので、キャンバスと向き合って作業するアーティストの方たちのペイントする想いに少しでも近づければ」と、デニムonデニムを選んだ背景を教えてくれた岡さん。
メンズライクな印象から脱するために、明るいカラーの透けトップスとサンダルを合わせたそう。

ジャケット／BIOTOP　トップス／Little $uzie　デニムパンツ／ノーブランド（地元の岡山で購入)　バッグ／Little $uzie×master-piece　サンダル／PIPPICHIC

辻瑞樹さん

ひとクセあるアイテムをブラックで統一した、ドラマティックかつリーンなコーデ。
“道着”から着想を得たという和テイストのジャケットに、コルセット風デザインのオールインワンという個性を感じる、まさにアーティなコーデ。つま先の出るサンダルからライトブルーのフットネイルを覗かせ、この色に合わせてブルーのバッグをセレクト。小ワザも効いてる！

ジャケット／Oyobi　オールインワン／JOSE MOON　バッグ／CELINE　サンダル／ZARA

今回のOKETA COLLECTIONの見どころは

第6回目の展覧会のテーマは「Golden Memories」。

このテーマについて桶田俊二さんにお話を伺ったところ、OKETA COLLECTIONといえば今でこそコンテンポラリーアートの印象が定着しているが、もともとは桶田夫妻の骨董の収集からスタートした背景もあって「色褪せない作品に対しての記憶と思い入れを込めて」とのこと。

GINGERでも紹介した昨年の展覧会に引き続き、さまざまな年代の、多種多様な素材・様式・テイストの作品が同空間に並ぶのは、OKETA COLLECTIONならでは。今回は特に、絵画と陶器の組み合わせが独特の世界観を作り出している。

「コンテンポラリー（アート）と一緒に骨董（室町時代の信楽焼や李朝の白磁ほか）を展示して、そこから生まれる面白さを感じてもらえたらと思って。組み合わせをどう考えたか？　それはもう、“感覚”です（笑）」と楽しそうに笑う桶田さん。時空を超えて新旧のアート作品が自由な発想で並ぶ空間、まさにここでしか鑑賞できない贅沢でクリエイティブな展示だ。

そして圧巻の展示はこちら。

ユニクロや東京ディズニーリゾートなど有名ブランドとのコラボグッズも人気で、世界的にも注目を集めるイラストレーター花井祐介さんの立体的な作品。会場であるスパイラルガーデンの吹き抜けになっている特徴的なスペースに、花井さん作品の小屋とフィギュア、絵画が並び、それをプラントハンターの西畠清順さんによる植栽が囲んでいる。

植物とアート作品を一緒に展示するのは、OKETA COLLECTIONでも初めてとのこと。花井さんもなかなかこんな展示はできないと自身のInstagramでコメントしていて、このエリアは必見。

「現代アート展は初体験でしたが、ポップで力強く、ユニークな作品ばかりでとても楽しかったです」（内田さん）、「可愛いやカッコいい、美しい…とジャンルに捕らわれないコレクションに刺激を受けました。何度観ても飽きない！　もっと観ていたい！と感じる空間です」（辻さん）、「ポップなアートたちに囲まれて、自分の心が豊かになった時間でした！」（岡さん）――とGGのメンバーも大いに楽しんだ模様。

素晴らしい作品たちを美術館よりも間近で、そして無料で観られるという嬉しすぎるアートイベントは、2週間の期間限定。アートに詳しくないひとも楽しめる作品ばかりなので、どうぞお見逃しなく！