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TRENDLIFESTYLE

2024.01.04

愛にあふれたSexy Zoneのコンサート。聖夜の東京ドーム公演をレポート

Sexy Zoneが初の3大ドームツアー『SEXY ZONE LIVE TOUR 2023 ChapterⅡ in DOME』を完走! 2023年12月2日の福岡公演からスタートしたコンサートは、全7公演で約335,000人を動員し、夏のアリーナツアーと合わせると、計605,000人と、グループ史上最大の動員数となった。また今後グループ名を変更することが公表されており、“Sexy Zone”名義では今回がラストツアーに。ここでは12月25日の東京ドーム公演、クリスマスパーティーさながらのコンサートの模様をレポート。

夏のアリーナツアーの内容をグレードアップ!

Sexy Zone

2023年6〜8月にかけて行ったアリーナツアー『SEXY ZONE LIVE TOUR 2023 ChapterⅡ』の追加公演として開催決定した本ツアー。アリーナツアー同様“夜の東京の街”をイメージしたメインステージでは、アルバム「Chapter Ⅱ」収録曲のほか、歴代シングルメドレーなど、Sexy Zoneの歴史を感じられるパフォーマンスが繰り広げられ、グループの“新章開幕”を銘打ったコンサートの集大成を見せた。

▼アリーナ公演の様子はこちらから!

今回オープニング曲を飾ったのは、12月13日に発売されたニューシングル「人生遊戯」。センターステージから派手に登場した4人が、疾走感あふれるパフォーマンスで早々に会場のボルテージを上昇。イエローやピンクのスポットライトがポップな世界観を作り出し、明るい幕開けとなった。‘23年にリリースされたシングル曲として「Cream」や「本音と建前」もセットリスト入り。ラップを取り入れた「Try This One More Time」では、マイクパフォーマンスのごとく、それぞれが力強い開幕宣言を披露! 

中島健人さん「Hey! Sexy東京ドーム! 元気ですか? and Merry Christmas! 聖なる夜に皆さんと会えて本当に嬉しいです。今日は後悔のない時間を過ごさせます。よろしく!」

菊池風磨さん「声出てる? 騒げてる? Sexy Zoneって叫べるの、これが最後なんだぞ! 叫べ〜! 盛り上がっていこうか」

松島聡さん「メリークリスマス! みんな僕たちに会いたかったですか? 会いたかったですか? 僕もみんなに会いたかったよ」

佐藤勝利さん「Hey、東京ドーム! 最終確認です。盛り上がっていけるか! 声出していいんだぞ、盛り上がれるか! OK、最後まで一緒に盛り上がっていこうぜ!」

コンサートの随所に散りばめられた“魅せる”演出

Sexy Zone

昨年のドームツアーから導入された地上18mの高さまで上がるスーパークレーンや大規模のファイアー特効など、ドームならではの演出がふんだんに盛り込まれたコンサート。なかでもレーザーやLEDを使った演出が印象的で、「RIGHT NEXT TO YOU」ではステージからドームの天井までおよぶレーザーグラフィックが発動。さまざまな模様を描き、スタイリッシュな空間へと導いた。床LEDとリンクした動きを見せたのは「THE FINEST」。スタンドマイクのイラストが床に映し出されると、メンバーのもとに実際のスタンドマイクが飛んでくるという遊び心のある演出。「Money Money」では、お札をばら撒くパーティーグッズが各メンバーのもとに。オリジナルデザインの紙幣を上から降らせ、アンコールではメンバーがハート型のサインボールを投げた。ここで長くコンサートの演出を担当している菊池さんのコメントをご紹介。

菊池さん「昨年に引き続き、アリーナツアーを行ってからのドームツアーなので、今回に関しては、よりアリーナはコンセプチュアルに、メッセージ性やコンセプトを作り込んで、魅せるライブを意識して作っていました。

ドームにおいては、それらを全部回収して、お祭り的にとにかく騒いで楽しめる、時期的にも忘年してもらえるライブになったのではないかと自負しております。主に今までやってたことと、これから新しくやりたいことの最大公約数みたいなところになっていて、今までのモノを作り替えての新しい挑戦を意識して作りました。

そして、今回は僕らから客席に向かって声出しを促すことができる初めてのドームだったので、コール&レスポンスを積極的に取り入れて、ガンガンあおって盛り上げていくような演出や僕たちのあいさつの仕方も変わっていたりと、新鮮な形になったと思っています。ドームは大きいので、遠くに感じてしまうことがないように、どの席から演出、花道やセンターステージにLEDを仕込んだり、Sexy Zoneのライブはどの席でも色んな楽しみ方ができるねと言ってもらえたらいいなと思い作りました」

工夫を凝らしたパフォーマンスで会場中を笑顔に

Sexy Zone

公演中、ひと際大きな盛り上がりを見せたのは、“キャバクラ”を舞台にした映像から始まるショーステージ。まずはボーイ風の衣装を着たメンバーが「君にHITOMEBORE」を披露。シャンパンタワーに似たセットが登場し、メンバーが歌いながらタワーにシャンパンを注いだ。曲終わりには巨大なシャンパンボトルのクラッカーが登場し、「東京ドーム店にご来店のお姫さまからシャンパンいただきました!」と佐藤さんがコールすると同時に、大量のキラキラテープが飛ぶ。その後、菊池さんの「皆さま、冬だからといって侮ることなかれ。水分補給は必要でございます。皆さまと我々で、このコールで水分補給をしてまいりましょう」という曲フリを合図に、「スキすぎて(コールver.)」のパフォーマンスがスタート。飲み会のコール曲と化した同曲では、「健人が飲まなきゃイヤだっちゃ」「風磨が飲んで、グビグビ飲んで〜」「勝利が飲んだら、アゲアゲアゲアゲ」「そうちゃん飲むって、そうちゃん飲むって、まつしまSOUL!」というフレーズとともに、メンバーが水を一気飲み。胸キュンフレーズも盛り込み、ファンのハートを撃ち抜いた。

「第一回、チキチキ! Sexy Zoneは自分たちの曲をうまく歌い切れるのか選手権」と題し、第一興商の全面サポートのもと、メンバーがカラオケのAI精密採点にチャレンジするコーナーも。歌のテクニックだけでなく、表現力までAIによって採点され、歌唱後の分析レポートまでをファンの前で公開。歌唱曲は「せめて夢の中でだけは君を抱きしめて眠りたい」。ドームツアー初日から挑戦しているものの、なかなか最高点を更新できないとのことで、この日はそーっと歌うか、思い切り歌うかを、ファンとともに作戦会議。結果、「思い切りやっちゃいましょう!」とチャレンジしたが、結果は91.885点。最高記録とはならなかったが、4人の歌声に酔いしれる、素敵な時間となった。

クリスマス当日となったこの日のMCでは、メンバーがクリスマスのかぶり物をつけてトーク。いくつか用意されていたかぶり物を選ぶ順番を決めようと、グループ恒例の“セクシーじゃんけん”を開始。最初に負けてしまった中島さんが「残り物に福があるから」と言い、続いて負けてしまった佐藤さんを回収。菊池さん、松島さんふたりが決勝戦に残り、「すごい! バトルシティ決勝戦じゃん!」(中島さん)とオーディエンスが盛り上がるなか、見事優勝を勝ち取ったのは菊池さん。「おめでとう! 1番最初に選んでいいよ」という中島さんに、「いいな〜」と佐藤さん&松島さんが続く。それぞれ思い思いのかぶり物を選んだあと、松島さんが「見に来れなかったファンの皆さんのためにも、インスタに載せようよ」と、ステージ上で写真や動画を撮影。世界中のファンに向けてクリスマスプレゼントを贈った。

12年共にしてきた、大切なグループ名を叫ぶ!

クライマックスに配されたSZメドレーには、懐かしい曲や、オンラインファンミーティングでファンと作り上げた新曲「ワィワィHaワィ」が並んだ。そのなかの一曲「With you」では、中島さんの「これがラストSexyコールだ」という声かけに続くように、会場全体で“Sexy Zone”という名前をコール&レスポンス。4人が肩を組みながらアツく「Forever Gold」を歌った後は、デビュー曲「Sexy Zone」の披露へ。過去のパフォーマンス映像とリンクさせる、エモーショナルなステージング。本編ラスト曲「timeless」の前には、メンバーひとりひとりが今の思いを語り、コンサートのクライマックスを迎えた。“Sexy Zone”を愛する人たちによって完成された今回の公演は、これまでの12年間の軌跡、そしてこれからの未来に思いを馳せる、かけがえのないチャプターを刻んでいた。

公演に向けてのコメント

佐藤勝利さん

昨年の2大ドームツアーから、3大ドームにステップアップできたことが、僕たちとしてもファンの皆さんと一緒に一歩一歩、大きなことが成し遂げられているのだといううれしい実感がありました。

そして、“Sexy Zone"というグループ名でのライブは最後になると思うので、大きな区切りとして、内容としてもさまざまなことができたライブになったと思います。

デビュー曲「SexyZone」をパフォーマンスすること、“Sexy Rose”のセリフを言うことが、全7公演のドームツアー中、1公演ずつカウントダウンする感覚がして、感慨深い気持ちもありました。

中島健人さん

昨年は2大ドーム、今年は3大ドームと規模を大きくすることができたのは、セクシーラバーズのおかげですし、リハの段階から涙しそうでした。

“Sexy Zone”という名前を背負ってコンサートをするのも、これで最後になるので、新たな進化をするためのエネルギーを充分に蓄えることのできた3大ドームツアーだったと思います。

国外のアーティストも公演を希望する日本のドームツアーを日本人としてライブができたすごくうれしいですし、グループの一員としてドームを盛り上げることがすごく楽しいと改めて再認識することができたライブでした。

ここまでみんなにアイドルにしていただいた分、より最強のアイドルを目指して行こうと思います。“Sexy Zone”という名前が変わっても、一生Sexyとは付き合っていくつもりなので、No Sexy No Lifeで来年も頑張ります!

菊池風磨さん

ドームツアーが、まさか2年連続でできると思っていなかったので、すごくうれしい気持ちとプレッシャーがありました。昨年は、デビュー11年で初のドームツアーができ、素敵なライブができたと思っていたので、今回はそれを超えなければという意味で重圧がありました。

今年は本当に駆け抜けるような1年でした。グループとしてはシングル3枚、アルバム1枚をリリースできましたし、その総決算としてドームに立つことができたことを本当にうれしく思います。

2024年はグループ名を変えての活動となるので、重要な“名前”というところも自分たちなりに意見を出し合いながら、心新たにまた一歩踏み出せたらなと思っています。

松島聡さん

今回のドームツアーは、東京・大阪に加えて福岡でドームライブが実現したのが今まで叶わなかったことが叶えられたという意味で、すごく大きいことでした。“Sexy Zone”というグループ名でドームに立つ、ツアーを行うのが最後だと思うので気持ちの入り方もすごく違いました。毎年、集大成の気持ちでステージに立っていましたが、今回は“Sexy Zone”としてのつもりでライブを作ってきたので、それにふさわしいライブだったと皆さんに思ってもらえるライブになっているのではないかと思っています。

セットリスト

<OP映像>
1.人生遊戯
2.Try This One More Time
3.麒麟の子
4.Freak your body
5.BUMP
6.RIGHT NEXT TO YOU
7.君にHITOMEBORE
8.スキすぎて(コールver.)
9.<菊池風磨ソロ> My World
10.<中島健人ソロ> ROSSO
11.THE FINEST
12.EXTACY LUV
13.LET’S MUSIC
14.再開の合図
15.ぎゅっと
-MC-
16.せめて夢の中でだけは君を抱きしめて眠りたい
-MC-
17.Cream
18.<佐藤勝利ソロ>雨に唄えば
19.<松島聡ソロ> Turbulence
20.本音と建前
21.Purple Rain
22.Forever Gold (前半)
-SZメドレー-
23.恋がはじまるよーー!!!
24.Lady ダイヤモンド
25.ぶつかっちゃうよ
26.ゼンゼンカンケイナイ
27.ダンケ・シェーン
28.男 never give up
29.Money Money
30.バィバィDuバィ~See you again~
31.ワイワィHaワィ
32.With you
22.Forever Gold (後半)
33.Sexy Zone
-挨拶-
34.timeless
-アンコール-
E1.Sexy Summerに雪が降る
E2.King & Queen & Joker
E3.RUN

Sexy Zone(セクシーゾーン)
2011年11月16日にシングル「Sexy Zone」でデビュー。’23年にデビュー12周年を迎え、13年目に突入。通算25枚目のシングル「人生遊戯」が12月13日より発売中。
https://topjrecords.jp/
X @szbear_official
YouTube @TopJRecords
TikTok @sexyzone_topjrecords

TEXT=所優里

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