GENGERサポーター

GINGERの世界観に共感し、誌面やWEBの企画に積極的に参加、協力してくださるGINGERサポーターを募集します。 サポーターに登録することで、取材や撮影、レポーターなどを体験していただいたり、イベント・セミナーへの参加、 サポーター限定プレゼントへの応募など、数々の特典をお楽しみいただけます。

GINGERサポーターとは

GINGERサポーターに登録する

MAGAZINE

2•3月合併号 Now on sale
This is LOVE

最新号を見る

定期購読はこちら

  • LINE
  • Instagram
  • YouTube
  • TikTok

TRENDLIFESTYLE

2023.12.28

一人一人の思いが大きな熱量に。NEWS結成20周年記念ライヴ、東京ドーム公演をレポート

2023年9月に結成20周年を迎えたNEWSが記念公演『NEWS 20th Anniversary LIVE 2023 in TOKYO DOME BEST HIT PARADE!!!~シングル全部やっちゃいます〜』を12月20日、21日、東京ドームにて開催。NEWSとして約5年ぶり、3人体制では初の東京ドーム公演。約3時間のライヴでは、2003年のデビューシングルから最新シングルまでの全30タイトルを含む、47曲が披露された。笑いあり、涙あり、お祝いムード全開の1日目。サプライズが連発した公演の模様を詳細レポート。

NEWS

前代未聞のメモリアル公演は、”チーム NEWS”の大合唱で幕開け

NEWS20周年のお祝いに駆けつけたファンが一堂に会し、開演時刻まであと数分を迎えたころ。客席ではしだいにNEWSコールが伝染していき、早くも熱気と期待があふれる空間で、公演がスタートした。横幅いっぱいに巨大モニターが設置された本ステージ。暗転後のオープニング映像で「あらゆる可能性があった。だけど俺らはこの運命を選んだ」という音声が流れると、会場からは大きな拍手が沸き起こった。

1曲目「U R not alone」のイントロが流れ、ステージ上の巨大モニターには歌詞が出現。3人を呼ぶように55,000人のファンがしばらく大合唱したのちに、満を持して3人が登場した。ファンからのバトンを繋いで歌うと思いきや、隣の小山慶一郎さんを見ながら、言葉を詰まらせる増田貴久さん。エモーショナルなオープニングで公演の幕を明けた。2曲目「未来へ」に突入すると、2022年開催のツアー『NEWS LIVE TOUR 2022 音楽』から、コンサート全編にわたってNEWSの音楽を支える生バンドがお目見え。圧倒されるような力強い歌唱で会場全員の視線をさらう。続く「BURN」では炎、「紅く燃ゆる太陽」では火薬特効を使い、会場の熱をさらに上昇。緑色のサインボールをバズーカで飛ばす演出が見られた「サヤエンドウ」。「TEPPEN」では、東京ドームならではのムービングステージが稼働し、イントロ時点で歓声が上がったヒット曲「チャンカパーナ」。パフォーマンスに欠かせないスタンドマイクとともに披露し、「約束するよ、東京ドーム」という増田さんのアドリブも光った。

センターステージに到着すると「EMMA」のパフォーマンスへ。鋭いレーザーが飛び交う下で、スマートにジャケットプレイを決める。桜吹上が花を添えた「さくらガール」。このブロック最後の「星をめざして」では、3人がクレーンやリフターに乗車。スタンドのファンへ笑顔を見せながら、全員で同じ振り付けを踊り、一体感を増した。

仲睦まじいやり取りが垣間見えたセカンドブロック

ライヴはセカンドブロックに突入。まずはダンサーとともに魅せた「チンチャうまっか」。「チュムチュム」では外周を歩き、その後3人が同じ場所に集合して「Touch」をパフォーマンス。「Fighting Man」を歌いながら本ステージへ戻ると、小山さんのセリフから始まる“あの曲”の披露へ。

小山さんがセリフを言おうとすると、「小山、小山。天気いいね」とカットインする増田さん。ここまでノンストップでお送りしてきただけに、だんだんと疲れを感じてきたようで、加藤シゲアキさんが代わってセリフを言おうとするものの、キュー出しは叶わず。一度ファンも一緒に給水タイムを設け一息ついたあと、今度はファンが声を揃えてセリフを叫び、無事に「恋のABO」がスタート。全員で踊ったあとは、本公演だけの「サッカーメドレー」を披露。「チェリッシュ」では振り付けを踊りながら、隣のメンバーをトントンし合うという無邪気なシーンが見られ、「NEWSおめでとう!」という声かけから「Happy Birthday」に続いた。広いムービングステージの中央にぎゅっと集まって歌唱する3人。会場全員が20周年を祝う幸せな空間のまま、ここでMCへ。

怒涛のサードブロックはスケール大の演出が目白押し

NEWS

今までのツアーロゴを載せた水入れが登場したり、小山さんが『NEWS LIVE TOUR 2019 WORLDISTA』、加藤さんが『NEWS LIVE TOUR 2017 NEVERLAND』、増田さんが『NEWS LIVE TOUR 2022 音楽』と今までのツアータオルを持ち寄ったMC。「ありがたいね。3人でドームをやれるなんて」(加藤さん)、「3人でもう一回この景色を見られたのは、皆さんのおかげです」(小山さん)と改めてファンへの感謝を伝え、次の曲「LOSER」に繋いだ。会場一体となってクラップやコール&レスポンスを楽しんだあとは、21曲で構成される怒涛のサードブロックに突入。

暗転と同時に一瞬の静寂が訪れ、増田さんの伸びやかな歌声が会場に響き渡る。ここから聴かせるパートが続き、「恋を知らない君へ」「SNOW EXPRESS」「Endless Summer」と3人のハーモニーの真骨頂を見せつけた。「KAGUYA」では和傘を持ったダンサーの方々を従え、「ReBorn」では連動型のペンライトがきれいな景色を作り出す。「LPS」からは3人がアリーナトロッコに乗って、ファンの近くで歌声を届ける。小山さんが「皆さんでこの歌を一緒に歌っていきたいと思います」と言い、再びファンが大合唱した「Love Story」。ファンの歌声を主旋律に、増田さんが下ハモを担う場面も。息をつく暇もなく外周を歩きながら「トップガン」を披露し、クレーンやリフターに乗ったメンバーが「フルスイング」を歌唱した。

圧巻のステージングとなったのは、最新曲「ギフテッド」のパフォーマンス。怪しげな赤いライティングに包まれ、噴水や炎が上がる大迫力のステージで、歌とダンスを見せた。その後「ギフテッド」に収録された、20周年記念のメンバー作詞作曲ソング「ROOOTS」を初披露。今年の8月から11月にかけて行われ、アルバム『NEWS EXPO』を引っ提げた20周年アリーナツアーを周りながら、3人が作り上げた1曲。曲の節々に熱いコール&レスポンスが散りばめられたように、演出面でも効果的にスパークラーや爆発音を効果的に使い、まさに過熱のステージに。

そんな熱いムードのまま「生きろ」を歌い上げ、「太陽のナミダ」「ビューティフル」へ。クレーンに乗り込んだ3人が噴水が上がったり、スモークバブルが飛ぶステージ上に集まると、お互いに手を振ったり、笑顔を見せていた。ステージから天井に向かって伸びるスポットライトの下で歌った「カナリヤ」。「三銃士」「四銃士」メドレー、「ヒカリノシズク」「SUMMER TIME」ではアリーナ後方のトロッコが稼働し、後方スタンドのファンに向けて大きく手を振る3人の姿が印象的。増田さんが「お腹空いた〜!」と叫んだのを合図に、「ポコポンペコーリャ」がスタート。今度は前方のアリーナトロッコで本ステージに向かいながら「裸足のシンデレラボーイ」を歌い、このブロックを締める。

増田さんが今までに手がけた全衣装が東京ドームに集結

NEWS

興奮冷めやらぬなか、増田さんが「私はね、この場を借りて2人に見せたいものがある」と一言。誘導されるままステージの下へ降りると、「まずこちらをご覧ください」と映る先には、今までに増田さんがプロデュースした衣装&歴代の衣装がずらり。このスペシャルサプライズには、会場が大きくどよめいた。さらに増田さんが「次歌う曲の衣装をここから自分で決めよう」と発案し、事前に決めていた増田さん以外の小山さん&加藤さんが並んだ衣装を見てしばし懐古しながら、着用衣装をセレクト。ちなみに今回のライヴでも、2010年以降NEWSのコンサート衣装の多くを手がける増田さんが晴れ舞台に合わせた衣装を製作している。

準備が整い、あとはステージに出るだけとなったが、何やらステージ下から小山さん&加藤さんの笑い声が聞こえる。実際に登場すると、あの場で選んだ衣装を着た2人に対し、辰をイメージした恐竜のコスプレ姿の増田さん。ツッコむ隙もないままにムービングステージで「NEWSニッポン」「希望~Yell~」を歌い、「We are Team NEWS」で明るくクライマックスを迎えた。銀テープが発射されたあと、話題は増田さんの衣装へ。「それ何なの?」(小山さん)、「それデザインしてないじゃん」(加藤さん)、「これ、ネットで買っただけ」(増田さん)という微笑ましいやり取りがあったあと、「今日来た55,000人、絶対俺の辰のコスプレを期待していたはずだから」と増田さん。ここ数年大晦日の恒例になりつつある干支のコスプレを今年もきっちり披露し、会場を沸かせた。

最高潮の盛り上がりで20周年ライヴを締めくくる

楽しい時間もあとわずかとなり、「僕たちの名前は?」(小山さん)「NEWS!」(会場全員)とコール&レスポンスを決め、「weeeek」に突入。曲に合わせて全員でジャンプし、「東京ドーム、俺たちがNEWSだ!」と加藤さんが高らかに宣言し、増田さんがツアータイトルを読みながら最後を「シングル全部やっちゃいました!」に変え、ライヴを締めくくった。ただしここで終わらせないのがNEWS。3人それぞれほかメンバーへの感謝を語るビデオメッセージが流され、「劇伴」が壮大なラストを飾った。NEWS3人が主人公の物語はこの先も厚みを増して続いていく。それを予感させる美しい時間となっていた。

公演中のビデオメッセージ

加藤シゲアキさん

2人にメッセージということで、お手紙を書きました。まず、まっすー。あなたの力やエネルギー、本当に尊敬しています。言葉足らずで滑りがちでも、周りから愛されているところを見ると、この人はアイドルが天職だったんだなとよく思わされます。まっすーの歌をそばで聴けること、笑顔を見られること、それは僕の幸せの1つです。衣装もいつも素敵なものを本当に、本当にありがとう。感謝してもしきれません。ただ1つ、来年はもう少しだけ遅刻の回数を減らしてもらえると嬉しいです(笑)。お互いもういい大人なので。

そして小山さん。出会って長いこと経ちましたね。幼馴染みたいな関係で、本当にいろんなことがあったけど、今も変わらずお腹が痛くなるくらい笑い合えること、そういうメンバーと20年いられたというのは奇跡だと思ってます。影で努力してるのも知ってるし、常に先を見て周りを気遣っていることも感じています。僕の苦手な部分を助けてくれているのも本当に感謝しています。またいつか、いつかみたいに2人だけで飲みに行きましょう。(最後に「一緒にいることを諦めないでいてくれてありがとう」と書いた紙が映る)

小山慶一郎さん

まずはまっすーに。まっすー、出会ってくれて本当にありがとう。まっすーはね、NEWSへの愛を歌を通したり、番組だったり、衣装を作ってくれたり、たくさんの人にNEWSを届けてくれていること、本当に感謝しています。まっすーがね、NEWSを楽しんでくれている表情だったり姿、それを見るのが僕は大好きです。デビューしたときは立ち位置で言ったら端っこのほうにいたかもしれないけど、今まっすーはNEWSのセンターです。これからもNEWSのセンター守っていってください。お願いします。

そして、シゲ。シゲとは23年間シンメということで、シゲと出会えたことは僕にとっては宝物です。彼がいたから頑張れたこと、乗り越えられたこと、たくさんあります。だから、ただただそばにいてくれてありがとう。昔はね、ライバル関係でもあったけど、今は本当に尊敬しているし、シゲの楽しそうな表情を見るのも大好きです。だからおじさんになるまで一緒に過ごしていきましょう。

そしてですね、僕はこの人生の選択を後悔していません。NEWSで良かった。この3人で良かった。今までのNEWSも大好きだし、否定はしません。だからNEWS3人でその歴史を塗り替えていくんじゃなくて、アップデートしていきたいなと思います。なので、そんなこれからのNEWSに皆さんどうかついてきてください。今日は来てくれてありがとうございました。

増田責久さん

拝啓、あの日のNEWSへ。今、僕はここに立っています。ま、座ってるんですけどね(笑)。いやー、シゲ、小山、ドーム来たね。本当に連れてきてくれてありがとう。NEWSが3人になるよっていうときに、俺と小山は「やってやるわ」ってなってたけど、シゲは初めすごい悩んでたのかなって思って。今回も「シングル全部ドームでやっちゃおうぜ」ってなったときも、小山は目キラキラさせて「面白いね」って言ってたけど、シゲは「シングル全部で何曲あると思ってんの?」って言ってたね(笑)。みんな考え方も性格も違うのに、20年一緒にこうやってこれたって本当に奇跡だなと思ってます。NEWSが生まれた事、出会えた事、今そばにいられる事、ありがとう。NEWSもシゲも小山も大好きだよ。

TEAM NEWS。みんなが自分の人生の主人公であるように、僕たちも今日この場所で、今主人公だね。これからもずっと一緒に歌っていこうね。ありがとう。

セットリスト

-1st BLOCK-
<映像>
M00. Overture
M01. U R not alone
M02. 未来へ
M03. BURN
M04. 紅く燃ゆる太陽
M05. サヤエンドウ
M06. TEPPEN
M07. チャンカパーナ
M08. EMMA
M09. さくらガール
M10. 星をめざして
-2nd BLOCK-
M11. チンチャうまっか
M12. チュムチュム
M13. Touch
M14. Fighting Man
M15. 恋のABO
[サッカーメドレー]
M16. WORLD QUEST
M17. ONE -for the win-
M18. BLUE
M19. チェリッシュ
M20. Happy Birthday
-MC①-
-Call & Response-
M21. LOSER
-3rd BLOCK-
<映像>
M22. 恋を知らない君へ
M23. SNOW EXPRESS
M24. Endless Summer
M25. KAGUYA
M26. ReBorn
M27. LPS
M28. Love Story
M29. トップガン
M30. フルスイング
-BAND INTER-
M31. ギフテッド
<映像>
M32. ROOOTS
M33. 「生きろ」
M34. 太陽のナミダ
M35. ビューティフル
M36. カナリヤ
M37. 三銃士
M38. 四銃士
M39. ヒカリノシズク
M40. SUMMER TIME
M41. ポコポンペコーリャ
M42. 裸足のシンデレラボーイ
-小MC-
-4th BLOCK-
<映像>
M43. NEWSニッポン
M44. 希望~Yell~
M45. We are Team NEWS
<挨拶>
M46. weeeek
<映像>
M47. 劇伴

NEWS(ニュース)
2003年11月7日にインディーズデビュー、2004年5月12日にメジャーデビュー。30thシングル『ギフテッド』は11月22日より発売中。
www.jehp.jp/

PHOTO=大城為喜

TEXT=所優里

PICK UP

MEMBER

GINGERの世界観に共感し、誌面やWEBの企画に積極的に参加、協力してくださるGINGERサポーターを募集します。 サポーターに登録することで、取材や撮影、レポーターなどを体験していただいたり、イベント・セミナーへの参加、 サポーター限定プレゼントへの応募など、数々の特典をお楽しみいただけます。

GINGERサポーターとは

GINGERサポーターに登録する

GINGERの世界観に共感し、誌面やWEBの企画に積極的に参加、協力してくださるGINGERサポーターを募集します。 サポーターに登録することで、取材や撮影、レポーターなどを体験していただいたり、イベント・セミナーへの参加、 サポーター限定プレゼントへの応募など、数々の特典をお楽しみいただけます。

GINGERサポーターとは

GINGERサポーターに登録する