進化し続けているスマートフォン。そのスピードになかなかついていけず、取り残されている人も多いはず。今回、GINGER編集部員が最新のiPhone14Proの実力を京都で体感することに。様々なスペックが搭載されているなかで、特に向上しているのがカメラ機能だそう。広角、超広角、そして望遠のトリプルカメラになっていて、どんなシーンでも最適な状態で、希望通りの撮影が可能に。動きながらの撮影でもブレず、被写体が動いていても一瞬をとらえることができる。そこですぐに使える簡単機能、そしてテクニックをいくつかご紹介。
雰囲気を出したいなら「ポートレートモード」がおすすめ
雨がやんだり降ったりの曇天のもと、芸妓の富多愛さん、そして舞妓の富瑛梨さんを撮影。まずは背景をぼかして人物を際立たせることができる「ポートレートモード」を使用。奥と手前のグリーンがふわっとボケることで、主役がグッと引き立ち、目に入ってくる仕上がりに。一眼レフカメラでプロが撮ったような、雰囲気のある写真が撮れる「ポートレートモード」はいろいろなシーンで使えそう。
さらに雰囲気のある写真が撮りたくて、今度は通常の写真モードで室内から庭をパチリ。外は曇り、室内の照明は消した状態で、正直、光が足りずに暗い状態。でも外とのコントラストを利用して、手前のテーブルに映り込んだ景色、そして富瑛梨さんのシルエットをメインに激写。幻想的な雰囲気になって大満足。
また芸妓の富多愛さんの横顔そして日本髪が美しくて、1枚目の写真を撮った位置から写真モードのズーム(3×)を使ってグッと寄ってみた。実際に近づいての撮影ではないのに、髪の毛の1本1本までしっかりとらえることができていて、その色香まで漂ってきそう!
ナイトシーンでも光をしっかりキャッチし、失敗知らず
全体に光がまわらず、微妙な光と影を切り取った夜景を撮りたい…にも応えてくれるiPhone14 Pro。築100年以上のレトロな町家長屋「あじき路地」にガーランドライトだけがともされたなかでも、50メートル先の景色までしっかりと捉えてくれる。雨が降った後だったので石畳が濡れていて、光が反射していい具合のニュアンスに。奥行きを感じさせたかったので、本体を逆さにしレンズを下にして撮影。さらに京都らしい夜景を撮りたくて、にぎわっている四条大橋近くの松竹南座や木屋町通に沿って流れる高瀬川を撮影。どちらも通常モードで撮影したにもかかわらず、ブレることなく、ピントもバッチリ合って感動!
目に見えている以上の“マクロの世界”や“動いた瞬間”も撮り逃さない
今回の撮影体験で、一番気に入り、数多く使ったのがマクロ撮影(近接撮影)。最短2cmまでクローズアップでき、肉眼で見ていた印象とは違った、異世界をビジュアルで表現可能に。フォーカス合わせが瞬時に、正確にできるので“ボケちゃった”という失敗もナシ。葉の上で輝く水滴のシズル感があるだけで、一気にプロっぽさもアップ。
フード撮影では通常、ポートレートそしてシネマティックモードを使用。同じ場所でもモードそして撮影角度によって雰囲気ががらりと変化。急須にお湯が注がれ、茶葉が舞う瞬間も撮り逃すことなくご覧のとおりの臨場感!
いかがでしたか? 最新のスペックを搭載したiPhone14Pro。終日撮り続けても、バッテリーの減りを心配することもなかったことも驚き。その実力のほんの一部しかレポートできなかったけれど、ひとつ言えることは、テクニックはまったく要らず、とにかく簡単だということ。サクッと撮ったカットも絵になり、「写真を撮る」ことがより身近になって、その仕上がりはプロ級に。外出も多くなり、思い出に残しておきたいシーンが増えるこれからのシーズンに大活躍してくれることはもちろん、何げない日常のワンシーンを撮るだけで、おしゃれでセンスの良いビジュアルが残せるはずです。