暮らしを豊かにする情報には常にアンテナを張っておきたいもの。フリーライターの和多亜希さんが、取材から得た今知っておきたい情報をご紹介。
デザインホテルやシャンパンホテルなど、2022年も話題となりそうなホテルのオープンラッシュが続く大阪。ついつい新しさにばかり目が行きがちですが、歴史ある老舗ホテルの趣や品格、サービスこそ、ラグジュアリーを極めた大人の空間であり、特別な日をランクアップさせてくれること、間違いありません。
国内外のVIPのステイ先としても知られるリーガロイヤルホテル(大阪)は、デリカテッセンのホテイチやペットホテルといった時代をリードするサービスをいち早く取り入れ、話題となってきました。1973年にオープンしたグランメゾン「レストラン シャンボール」が今春、新シェフを迎えて一新。他では味わうことのできない魅力的な体験ができそうです。
期待感高まるアペリティフタイム
食事前のアペリティフとアミューズは、フランスの三ツ星ホテルを彷彿させるサロンスペースでいただきます。地上約100mからの景色を臨む窓際の席で、食前酒と共にアミューズをいただく優雅なひと時を過ごせば、この後のランチやディナーへの期待感も高まるはずです。
限られたゲストのための空間
テーブル席をこれまでの60席から24席にまで減らして、ゆったりしたスペースで食事を愉しめるのが新基準。レストラン内にはホテルが所有する絵画があちらこちらに飾られ、知的好奇心を刺激してくれるはずです。
できる限りゲストの目の前で魚や肉料理の切り分けやソースをかけるといったサービスをしてくれるので、芳醇な香りを堪能できるほか、好きな部位や量などの希望を伝えることも可能です。サービスマンとの会話が弾めば、より心地いい時間が過ごせそう。
驚きと感激が重なるフルコース
ランチもディナーも瑞々しい野菜のプレートからスタート。創業87年の歴代の料理長たちが紡いだ伝統をベースに新シェフによる感度の高いエッセンスを加味した、革新し続けるガストロノミーは、一皿一皿に凝縮した素材の美味しさを感じるものばかりです。
彩りの美しさはもちろん、味の変化やくちどけ、食感、香りなど、五感を刺激し、食べ終わってからも余韻を残してくれます。
焼き上がりの香りや味を計算し、つけ合わせの野菜にも塩釜で焼くなどの手の込んだ細工を施しながら調理しているからこそ、風味が一段と違うのかもしれません。独創的なキュイジーヌは食べ進めるごとに、さらに次の料理への期待を膨らませてくれます。
「食を愉しむ」という文化を発信するべく、料理だけでなく、空間やサービスにもとことんこだわった「レストラン シャンボール」。一流ホテルならではの細やかな心配りに癒され、酔えることでしょう。記念日や自分へのご褒美に、至福のひと時を過ごしてみてはいかがですか?
レストラン シャンボール
リーガロイヤルホテル(大阪) タワーウイング29階
※ディナーは前日までに要予約。
https://www.rihga.co.jp/osaka/restaurant/list/chambord