NY在住のエディターライター山田ヒロミさんが、気になるトピックスをレポート。今回はNY近郊の注目ホテルをご紹介します。
プールサイドで本格サウナ体験
NYのロッカウェイビーチといえば、マンハッタンからフェリーや地下鉄を使って約1時間で行ける、お手軽ビーチ。また身近なサーフポイントして、ヒップな若者にも人気のエリア(東京でいうところの湘南のようなイメージ)です。
そんなロッカウェイビーチに、昨年の夏、ラグジュアリーなブティックホテル「The Rockaway Hotel」(ザ・ロッカウェイ・ホテル 以後、ロッカウェイ・ホテル)がオープン! 可愛いインテリアが配置されたおしゃれなホテルです。アメニティも充実しており、滞在型ホテルとしてステイケーション先に選ぶ人が増えているのだとか。
新型コロナウイルス感染拡大で、大きな打撃を受けたホテル業界。宿泊しなくても楽しめるイベント、趣向を凝らしたパッケージやサービスでプロモーションを打っているところも多いよう。ここ、ロッカフェイ・ホテルも冬季限定で屋外のプールサイドにサウナハウスが設置されて話題になっています。
通常、プールへのアクセスは宿泊者限定ですが、「Winter Pool House」(ウィンター・プール・ハウス)と呼ばれるスパのパッケージでデイパス(25ドル)をゲットすれば、屋外の温水プールやサウナハウスへ自由に出入りできるそう!
2月のNYはマイナス気温になることもしばしば。寒さでいえば、北欧並み。そこで、サウナのメッカ、フィンランドの湖畔や水辺などにあるサウナ付きのコテージや、最近流行りのサウナキャンプをイメージしてください(笑)。この屋外プールサイドでもそんな体験ができるというもの。
ハウスの中は、熱したサウナストーンに水をかけ、その水蒸気で体感温度を調整するロウリュというフィンランド式サウナを採用。プールサイドでサウナに入ることのメリットは、外気との温度差と、すぐに汗を流せる水風呂ならぬプールがあるということ。サウナ通が実践している入り方「サウナ→水風呂→休憩」を繰り返して心身のバランスを調整できる――まさにサウナ用語で言うところの「ととのう」体験ができるのです!
ラウンジでくつろぎながらリモートワークも!
デイパスがあればプールサイドに併設されているラウンジスペースも自由に利用できます。もちろん、タオルとローブも無料で貸し出しています。都内にあるスーパー銭湯や、サウナのようなイメージでしょうか(笑)。
館内では無料Wi-Fiサービスが提供されているので、ラウンジで仕事をしながら、時々サウナブレイク…なんてことも実現可能。頭も身体もリフレッシュできて仕事も捗りそうです。
リゾート気分で食事を堪能
ホテル内のレストランやルーフトップテラスは、ホテルゲストだけでなく、近隣の住人や海を訪れるサーファーたちでいつも賑わっています。わざわざマンハッタンから食事のためだけに訪れる人もいるそう。
ルーフトップのレストラン「The Rooftop」や、テラスからは、マンハッタンのスカイライン、ジャマイカ湾、大西洋をパノラマで一望できます! サウナ利用者は、1階にあるレストラン「Margie's」または「The Rooftop」での食事が10%オフになるというサービスも(※サウナを利用した当日のみ)。
海辺の街に暮らしているようにステイ
素敵なプールハウスでくつろいでいたら、帰りたくなくなることも予想されます(笑)。スタンダードルームは平日なら200ドル~、連泊割引もあってお得です。大西洋側のオーシャンビュー、ジャマイカ湾側のベイビューの部屋があり、どちらからも美しい海の景色が堪能できるのが魅力的。サーファーで賑わうビーチや朝日が見たいならオーシャンビュー、サンセットやマンハッタンのスカイラインが見たいならベイビューを選んでみてください。
こちらは「バンガロー」という名の長期滞在型の部屋。キッチンやリビングルーム、広めのバスタブがついています。「慌ただしい都会暮らしから解放されたい」「リモートワークで拠点を移したい」そんな人たちにおすすめ。NYのマンハッタンと少し離れたロッカウェイで2拠点生活もありですね。
新しくオープンしたスパで、カップルで一緒にマッサージを受けられたり、ルーフで夜景を見ながらアペリティフできるなど、デートスポットとしてもおすすめ。もちろん、女友達との女子会や、自分へのご褒美で利用する人もいるそう。
さらにウェルネス系アクティビティに力を入れているのも、このホテルの魅力。定期的に行われているヨガのクラスや、スパのメニューもおすすめなので、サウナと合わせてチェックしてみてくださいね!
The Rockaway Hotel
https://www.therockawayhotel.com