韓国で生まれたNEWTRO(New+Retro)という言葉は、ひと昔前の流行や文化を若者が再解釈し、新しく楽しむことを意味しています。さまざまな分野で再注目されているNEWTROなトピックスをご紹介!
TOPICS 1:半世紀を経てリバイバル!シティポップが今アツい
シティポップとは、1970年代後半から1980年代にかけて日本でリリースされ流行した、ニューミュージックのなかでも特に都会的で洋楽志向のメロディや歌詞を持ったポピュラー音楽のこと。山下達郎や竹内まりや、松任谷由実などが代表的アーティスト。
今「シティポップ」は世界中で注目を浴び、竹内まりや「プラスティック・ラブ」(1984年)や松原みき「真夜中のドア/Stay With Me」(1979年)が大ヒットを記録。東南アジアを中心とするTikTokの流行やYouTubeなどを通じて、世界のアーティストが日本のシティポップをカバーしたことも流行の一因。
TOPICS 2:「写ルンです」で撮影する写真がエモいと話題に!
“インスタ映え”という言葉の誕生以来、フィルムカメラにも改めてスポットライトが当たるように。現代のスマートフォンやデジタルカメラに比べて画質は劣るが、かえってそれがいい味を出していると若い世代の間で話題に。フィルムカメラで撮影を行い、現像した写真をSNS上にアップするハッシュタグが生まれた。
TOPICS 3:月曜の夜は街からOLが消える!?「東京ラブストーリー」がリバイバル
「元祖月9」として高い人気を誇り、’90年代トレンディドラマを代表する「東京ラブストーリー」が、29年ぶりに復活。「月曜の夜に街からOLが消えた」といわれ、主人公が身につけていたアイテムは完売するなど社会現象となった同ドラマ。2020年版では、平成版を見ていた世代から見ていない若年層まで、幅広い世代が熱狂。
TOPICS 4:ついにウェアラブル型に!「たまごっち」の進化が止まらない
1996年、「携帯デジタルペット」をコンセプトに誕生した「たまごっち」は、斬新さやキャラクターたちの可愛さが女子高生を中心に一大ブームに。2004年以降は赤外線通信機能や、Bluetooth通信でアプリに連動させるなど、時代ごとに最新技術を取り入れてきた。タッチ液晶やマイクを搭載した初のウェアラブル端末型を2021年年11月発売予定。
TOPICS 5:ストリーミング時代に世界的アーティストたちがこぞってアナログ版レコードを発売!
スマートフォンの普及により、ストリーミングで簡単に音楽を聴ける時代になった今、デジタル版のみの配信を行うアーティストも急増。世界的人気のK-POPグループ・BTSや、アメリカのシンガーソングライターのビリー・アイリッシュなど、影響力のあるアーティストたちがアナログ盤で新曲発売を行い、レコードの魅力に再注目が。
TOPICS 6:海外の大ヒットドラマも次々とリブート版の制作を発表
2000年代に全世界的ヒットを記録し、ファッションドラマの礎となった「ゴシップガール」や「セックス・アンド・ザ・シティ(SATC)」。前作から約10年、変わったのはブログからSNSという情報発信方法だけではなく、人種、ジェンダー、セクシュアリティのマイノリティの人権に対する世の中の意識もドラマに反映されてリブートされる予定。
TOPICS 7:便利な時代だからこそ不便が心地よい人も!ガラケー需要が増加
スマートフォンが普及する以前、携帯電話に通話かメールくらいの機能しかなかった時代に広く使われていた「ガラケー」。スマホ全盛期の今日、密かに10代〜20代のデジタルネイティブの間でガラケーの需要に高まりが。SNS疲れから解き放たれたいと感じた、若者世代の間でデジタルデトックスとしてガラケーに乗り換える人が急増中。