暮らしを豊かにする情報には常にアンテナを張っておきたいもの。フリーライターの和多亜希さんが、取材から得た今知っておきたい情報をご紹介。
鬱陶しい梅雨シーズン到来。どんよりした天気は気分も重くなりがちです。そんな時はカラフルフードでテンションを上げてみませんか? 色の心理効果は科学的にも明らかにされていて、気分を変えるだけでなく、健康面にも影響するとか!
カラフルなフードは食べる楽しみも加わって、気分も上向くこと間違いなし。インスタ映えも狙えるうえ、カラフルな色が天然素材で作られているなら美容効果も期待できます。西日本エリアから、見て、撮って、食べて気分華やぐカラフルフードを紹介します。
心も体も美しくハッピーになれる、色彩マジック
気分が冴えない日こそ並んででも買い求めたいのは、関西を中心に国内外8店舗で展開する「ジェイティード」の「アートスムージー」。食べるのが惜しいくらいの美しさです。
そもそも肌荒れやダイエットに悩む女性に向けて、楽しみながら体質改善できるものとして誕生したスムージーは、ヨーグルトやスーパーフードでもあるバジルシードの他、使用しているのはフレッシュな野菜や果物ばかり。絵の具のようなハッキリした色を出したいと、ふんだんに野菜や果物が使われているため、味も濃厚です。レッドにはパイナップルやラズベリー、オレンジ、ニンジン、リンゴなど、グリーンにはホウレンソウやバナナ、ミルクなどという具合に素材をミックスさせて作るため、美容効果も満点。オーダーの際にスムージーの色を伝えると、デコレーションはお店のお任せで作ってもらえます。
ジェイティード本店(天満橋店)
大阪府大阪市北区天満3-4-5-101
jtrrd.com
Instagram @jtrrd
京都生まれのドーナツは美しく、ヘルシー
オーガニック、天然由来、地産地消の3つをキーワードに京都で誕生した「コエ ドーナツ」は、日本生まれの体にも環境にもやさしいドーナツ。5シリーズの生地があるなか、「もちもち コエ・ドーナツ」シリーズは、今月15日からおからパウダーを新配合して脂っぽさや糖質を軽減し、よりヘルシーに生まれ変わりました。
コエ ドーナツは、自家製有機小麦全粒粉をはじめ、有機グラニュー糖、京都美山産美山牛乳、国産米油、京都美山産平飼い卵といった素材をはじめ、トッピングに使う色もすべて天然の極撰素材。ストロベリーでピンク、抹茶やピスタチオでグリーン、自家製キャラメルクリームや有機チョコレートでブラウン、有機粉糖やホワイトチョコレートでホワイトを出すほか、素材の組み合わせで色のグラデーションを作ったり、抹茶にレモン果汁を加えることで褪色を抑えたりと、素材の香りや美しい色味を保たせることにも徹底しています。赤紫蘇や金ごま、五色豆、抹茶、ほうじ茶など、京都らしいヘルシーな素材のドーナツもココならでは。夏には京都産のフルーツを使ったメニューも登場するようです。もちもち コエ・ドーナツ(¥172)、もちもち京抹茶(¥194)、もちもち オーガニックストロベリー、赤紫蘇クルーラー、金ごまオールドファッション(各¥248)、焼きドーナツ五色豆、抹茶焼きドーナツ ホワイトチョコレート(各¥346)など。
コエ ドーナツ京都
京都府京都市中京区新京極市場上ル中之町五五七番地
https://donuts.koe.com
Instagram @koe_donuts
※ファクトリー一体型の店舗にはカフェもあり、出来立てのドーナツをいただけます。
ネーミング通り、マカロンみたいな形状と色彩
創作餃子の老舗「大鳳餃子」で人気の「マカロン餃子」は、まさにマカロンみたいなキュートさ。コロンと小粒で、うめ、しそ、チーズ、キムチ、イカスミ、タケノコ、すじ、ゆず、ポテトの9色の味わいを何もつけずにそのまま楽しめます。
サクッとモチっとした食感にしたいと4種類の粉で作られた皮はオリジナルなので、色も形も自由自在。皮に大葉や一味、いかすみ、紫芋、ホウレンソウなどを練りこんで、それぞれ食欲をそそる色にカラーリング。その他、乾燥したクチナシや紅麹パウダーなど、どれも天然色で染めています。神戸の味でお馴染みの「すじ」なら、皮は赤味噌を入れて練り、餡には甘辛く煮た和牛のすじ肉を入れたり、「ポテト」なら皮を紫芋で染め、自家製ポテトとチーズを入れたりと、餡と皮との味のバランスや食感も見事。「冷凍」「焼き」のどちらか選んでテイクアウトでき、お取り寄せ(12個入り)も可能です。
創作餃子専門店 大鳳餃子
兵庫県神戸市東灘区深江北町1-13-3
https://taihogyoza.jp
黄味が白い卵から新発想!カラフルオムライス
もともと白い卵のオムライスを提供していた岡山市の西洋料理「ビゼンヤ」が、「カラフルオムライス」を誕生させたのが2019年。以来お店の看板メニューになり、今ではカラーバリエーション全7色(グリーン、イエロー、ホワイト、ピンク、デニム、ブラック、オレンジ)を展開しています。
すべて天然素材にこだわり、美しい色彩を出すには新鮮な卵と素材が要とのこと。なかでもマメ科の植物のバタフライピーで色を出すデニム色は色の出し方が難しく、焼く際も細心の注意が必要なのだとか。その他ホウレンソウやビーツ、パプリカ、竹炭などを使って、カラーバリエーションを生み出しています。オムライス自体は地元の最上級米でケチャップライスを作り、ソースはバターを入れずに和テイストなデミグラスソースで仕上げているため、老若男女問わずに人気だそうです。今後もカラーバリエーションは増える予定だとか。乞うご期待!
ビゼンヤ
岡山県岡山市中区浜-2-23
Instagram @seiyouryouri_bizenya
Facebook 西洋料理 bizenya
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