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TIMELESSPERSON

2022.01.15

綾野剛と横浜流星が“言葉を尽くして”語り合う!その深い関係性とは?

Netflixシリーズ「新聞記者」で初共演を果たした綾野剛さんと横浜流星さんは、互いに尊敬し、深め合う関係性。二人が生み出した化学反応とエンターテインメントについて聞きました。

綾野剛、横浜流星
第43回日本アカデミー賞の最優秀作品賞を含む主要3部門を獲得するなど、大きな話題を呼んだ藤井道人監督作の『新聞記者』(2019年)。藤井監督によって映画とは異なる視点を盛り込み、現代社会のリアルな問題を浮き彫りにしたNetflixオリジナルドラマが2022年1月より全世界同時配信となった。

“新聞業界の異端児”と呼ばれる主人公の新聞記者を米倉涼子さん、理想を抱きつつも組織の論理に翻弄される若手官僚・村上真一役を綾野剛さん、新聞配達をしながら大学に通う就活生・木下亮役を横浜流星さんが演じる。本作で初共演となる綾野さんと横浜さん。劇中で互いに顔を合わせるのは、クライマックスのシーンが初めてだったという。

関係の始まりとお互いの魅力について

綾野さん(以下、綾野) あるバラエティ番組に出演しているのを観たとき、彼のことをポーカーフェイス、芝居以外で泣くことはない、感情のコントロールができるという趣旨の話をされていたのですが、あくまでそれは表層的な一面で、内包しているものはマグマのようにとても熱くて、しなやかであると感じたんです。もともとトップアスリートですし、感情の制御は闘う彼にとって大切なことであったはずです。僕はまずそういう姿勢を持った彼に対して、尊敬の念を抱いていました。会ったことはないけれども、個人的に敬意を持っていたんです。まっすぐで隠し事がない人であることが、観ていてすぐに感じとることができました。藤井監督のご紹介で今作の撮影に入る前にはすでに会っていたので、ようやく共演できることに感謝でしたし、そこから公私共々とてもいい関係を築かせていただき、彼との出会いはとても大切なものになりました。

綾野剛、横浜流星

横浜さん(以下、横浜) インタビューやニュース、作品の舞台挨拶などで綾野さんを拝見した際、誰よりも作品と役に向き合って作り込み、作品の世界に生きている、すごく熱い人なのだろうなというイメージがありました。実際にお会いしたとき僕は少し緊張していたのですが、握手をして抱きしめてくださって…迎え入れてくれたというか。僕は壁を作ってしまうタイプなのですが、お会いした瞬間にその壁を優しく壊してくださったんです(笑)。そこから勝手にすごく信頼しています。とても穏やかだけれどもたくさんの側面があり、思わずいろいろと相談させていただきたくなるような懐の深さを持っている。だから剛さんと一緒の時間を過ごすと、僕が知らないこと、知らない世界に毎回連れて行ってくれる。とても魅力的で、自分もそういう人になりたいなと思える方です。

綾野 経験則で伝えられることももちろんありますが、流星は今しかできないことに懸命に向き合ってやっている。だから逆に言うと、そこに経験則という使い古されたテクニカルな話は意味がないと言いますか。彼が今出せる全力を出している――それがすべて。そういう姿勢を見て感銘を受けましたし、改めて「この瞬間を、この役をどう生きるか?」ということに注視できたのも、彼のピュアさやまっすぐに取り組む姿勢に引っ張られたからだと思います。

綾野剛×横浜流星が生み出した化学反応

横浜 実は剛さんとはワンシーンしか一緒ではなかったのですが、剛さんが演じる村上さんを前にしたとき、亮なのか自分なのかわからなくなってしまって。剛さんが現れたときに一瞬にして、村上さんにも自分の想いがあって罪を犯してしまったということが、その姿だけで感じとれて。その村上さんの感情を剛さんは数日で仕上げたと思うと、すごいなという言葉以上に、僕が出会った誰よりも作品に入り込んで作り込んでいる。役と向き合って、作品と向き合って、そこに命を懸けているのを感じ、「そこにいたらない自分でいいのか?」と改めて自分の未熟さを思い知らされました。今回ご一緒させていただくことができ、作品に対する向き合い方や覚悟が変わった。と言うよりも、剛さんが変えてくれました。

綾野 亮さんが村上に初めて会ったとき、どんな感情を抱くのか。そこに賭けていました。現場でもそうでしたが、改めて今彼の話を聞いていても、本当にまっすぐに受けとめてくれたと感じます。流星が言った「僕なのか、亮なのかわからなくなった」――それが一番大切なこと。この作品のなかで、亮さんは国民という立ち位置で、不特定多数の感情を想像できるポジションになっている。だから亮さんにどういう表情が生まれるか…に賭けて、僕は村上を生き続けたので、自分がどう見えるのかは必要ありませんでした。亮さんの表情や言葉がどう変わっていくか…その瞬間のためだけに、役作りを行った。それが作品を作ることだと思っています。

綾野剛、横浜流星

〈左・横浜さん〉ジャケット¥61,600、シャツ¥35,200、パンツ¥41,800/すべてレインメーカー その他/スタイリスト私物 〈右・綾野さん〉コート¥69,300/ピッツ 中に着たコート¥75,900/エムエーエスユー スウェット¥37,400/ダイリク ピアス/本人私物 その他/スタイリスト私物

二人にとってエンターテインメントとは?

綾野 いろんなことを全部総じて、“出会い”だと思います。どの業種にもエンタメはあると思います。生きていること自体もエンタメだと言い切っても過言ではないですし。一つの作品の創作過程を最後まで走り抜けた結果として、届けられるエンターテインメントになった。だから誰のものでもあるのです。これからのエンタメの可能性について、最近前向きに深刻に考えています。挑戦することを恐れる年齢ではないですから、新しいことを形にすべく行動する。すべては楽しんでもらうためであり、自分たちが熱狂しないと。誰かに楽しんでもらうばかりじゃダメだ。自分たちが勉強して楽しんでいないものは、結果楽しんでもらえない。そこを素直にもう一度、向き合うべき時が来たと言いますか。熱狂していただくためには、熱狂しなければならない。

横浜 エンターテインメントは、人間の心を豊かにするものだと思います。もしエンタメがなかったら心が動かなくなるから、人として欠落してしまう可能性もありますよね。もちろん実際に人と会って話したりできるけど、泣いたり、笑ったり、喜んだり…という気持ちをより豊かにしてくれるものがエンターテインメントだなって感じています。自分の知らない感情にも出合えたりする。だからこそ、自分たちも発信するときはそう思っていただけるように。押し付けはしたくないですが、いろんな感情を持ってほしいなという願いはあります。

綾野 今日は言葉をお互い尽くしましたが、極論、流星と僕は互いに「いい奴だな」と思っているし、仲間だし、戦友。なかなか面と向かって言う機会はありませんが、お互い好きだし、長い付き合いになる。お互いがお互いを見続けていく。なにより愛がある。藤井監督含め、その関係値でできた作品を皆さまにお届けできること、幸いです。

Netflixシリーズ「新聞記者」配信中
大ヒット映画『新聞記者』(2019年)のキャストを一新し、新たな物語を全6話で製作。主人公の東都新聞社会部記者・松田杏奈役を米倉涼子、若手官僚・村上真一役を綾野剛、新聞配達をする大学生・木下亮役を横浜流星が演じる。映画版から引き続きメガホンを取ったのは藤井道人監督。新たに「自分自身の目線から物語を紡ぐ」ために市井の人々、特に若者の視点を取り入れた。
https://www.netflix.com/jp/title/81317111

綾野剛(あやのごう)
1982年1月26日生まれ、岐阜県出身。2003年に俳優デビュー。NHK連続テレビ小説「カーネーション」(’11年)でヒロインの恋の相手役を演じて脚光を浴びる。代表作に映画『そこのみにて光輝く』(’14年)、『日本で一番悪い奴ら』『怒り』(’16年)、『新宿スワン』シリーズ(’15、’17年)、『楽園』(’19年)、『影裏』(’20年)『ヤクザと家族 The Family』(’21年)など。

横浜流星(よこはまりゅうせい)
1996年9月16日生まれ、神奈川県出身。2019年ドラマ「初めて恋をした日に読む話」で髪をピンクに染めた不良高校生・由利匡平役で話題に。その後、映画『愛唄‐約束のナクヒト‐』(’19年)、ドラマ「私たちはどうかしている」、映画『きみの瞳が問いかけている』(ともに’20年)など立て続けに主演。’21年はドラマ「着飾る恋には理由があって」、映画『あなたの番です 劇場版』などに出演。待機作に22年1月期のTBS×イスラエル共同制作日曜劇場「DCU」、主演映画『噓喰い』、映画『流浪の月』、主演映画『アキラとあきら』など多くの作品がある。

PHOTO=SASU TEI(W)

STYLING=[綾野さん]三田真一(Kiki inc.)、[横浜さん]伊藤省吾(sitor)

HAIR & MAKE-UP=[綾野さん]石邑麻由、[横浜さん]永瀬多壱(VANITES)

TEXT=山崎尚子

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