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2018.09.22

いよいよ千穐楽!市川九團次が語る『越後獅子』の見どころ

今月「古典への誘い」巡業で、『越後獅子(えちごじし)』という舞踊を勤めさせていただいております。今回は『越後獅子』についてご紹介させていただきます。

越後獅子(えちごじし)
「古典への誘い」は、海老蔵若旦那の自主公演になります。大舞台でひとつ出し物(番組)を持たせていただくということに心から有難く思っております。また、同時に大変なプレッシャーでもあります。有り難い勉強の機会を頂いて、少しでも成長できるよう勤めて参ります。

『越後獅子』というのは、越後(今でいう新潟)の大道芸人の一座で踊り、唄い、軽業、曲芸を披露する、今で言う、サーカスに近いものではないでしょうか。全国を旅して周り、江戸後期から明治にかけましては大変に人気のあった芸能だったようです。
越後の大道芸人風情を舞踊化したもので、踊りの中で軽業を披露したり、越後の風土を軽妙に表現する踊りです。

見せどころとしましては、最後に「晒し(さらし)」と言って長い白い晒を左右に二本もち、綺麗に振りながら踊り足拍子いれる、大変難しい振りがございます。

反物を水の中で泳がせるのを表現してるようですが、見方によって晒を獅子の毛に見立ててその毛を振っているような・・・そんな感じにも見て取れると思います。

こういった踊りの難しさは、演奏の音にあわせた軽快な身のこなしに加え、愛嬌も感じていただくこと。それにはかなり踊りこんで余裕がないといけないな・・・と。
ここにくるまでかなり躍り込みましたが、本日千穐楽、精一杯勤めさせていただきます!

越後獅子(えちごじし)

江戸時代後期に、「変化舞踊」といって、一人の俳優が衣裳などを次々に変え、何役にも扮して踊る舞踊作品がよく作られました。
越後獅子も、もとは「遅桜手爾葉七字(おそざぐらてにはなのななもじ)」という七変化舞踊の中の一曲ですが、今日ではここだけが独立して上演されます。越後獅子(別名:角兵衛獅子)とは、越後(新潟)を出て諸国を回った子どもの大道芸人のことで、江戸~明治時代には各地でよく見られたといいます。この作品に描かれるのは、獅子頭をかぶり、田舎風の愛嬌ある姿の越後獅子が、江戸の街中で曲芸を見せる姿。両手に長い布を持って洗う様を見せる「布晒し」は大きな見どころです。広く親しまれるこの名作が、作詞作曲、振り付けともにたった一晩で作られたという話は古くから語り継がれています。(初演:1811年)

・四代目市川九團次オフィシャル HP
・市川九團次ブログ

TEXT=市川九團次、[演目解説文]横出葵

PHOTO=桂秀也

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