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MYSELFウェルネス

2020.10.20

不機嫌で損する前に!心得ておきたい、シーン別対処法

いつも機嫌良くいたいと思っていても、ついイライラしてしまう・・・というのはよくあること。そんなときにどうしたらいい? 精神科医とミュージシャン、2つの顔を持つ星野概念さんに教えていただきました。
不機嫌は「社会規範」と「本能的欲求」のバランスが崩れてしまったときに起こりがちという星野さん。日頃から自分にとって心地よいバランスをキープすることが大切だけど、いざ不機嫌になってしまったらどうすればよいのか・・・仕事仲間や友人、恋人とのコミュニケーションにおいて、“不機嫌”で失敗しがちな6つのシーン別に対処法を聞きました!

CalypsoArt

(C)CalypsoArt/Shutterstock.com

シーン1:仕事で忙しいときに、話しかけられて「イラッ」

→「あとでもいい?」とサラッと流して

シーン別対処法

忙しくて余裕がないのに「話しかけられたらきちんと応じなければ」と思い込むとキャパオーバー。無理せず、余裕がないことをサラッと宣言することもひとつの手です。

シーン2:部下への接し方がつい乱暴になってしまう

→“他責”的になっていないか自分を客観的に見つめて

シーン別対処法

人はフラストレーションが溜まると“発散”“自責”“他責”のいずれかで対処しますが、自分よりも立場が弱く反論できない相手に対しては“他責”的になりがち。そういったメカニズムが自分にも働いていると意識するだけで、少し冷静になれるはず。

シーン3:周りの人のちょっとしたおしゃべりが耳障り!

→イヤホンを使うなどしてシャットアウト

シーン別対処法

心地よいor悪いの基準は人それぞれ。「静かにして」と言うことは、ある意味自分の欲求の押し付けという場合も。まずは自分が、心地悪さから距離を置くよう心がけて。

シーン4:自分でも理不尽な理由で彼に当たってしまう

→甘えられるいい関係。その都度フォローを

シーン別対処法

不機嫌をさらけ出せるのはある意味、甘えられるいい関係。ただ人は我慢できる生き物だけに、積み重なると突然限界がくることも。その都度謝り、ケアも忘れずに。

シーン5:仕事の勝負日なのに、笑顔でいられそうにない

→信頼できる人に、素直な気持ちを話して

シーン別対処法

なんだかモヤモヤ・・・と思い始めると余計に悪循環に陥ることも。その心境を、信頼できる相手に素直に話してみて。言葉にすることで、気持ちを整理・発散できます。

シーン6:女子会がつまらなくてつい顔に出てしまう

→回数を減らして、出ると決めた日は笑顔で!

シーン別対処法

仲間との関係を築くという「社会性」のために参加しているのに、不機嫌な態度を取っては無意味。参加回数を見直し、参加するときは感じ良く。これもバランスです。

教えてくれたのは・・・
星野概念さん(精神科医・ミュージシャン)
総合病院に勤務しながら音楽活動や執筆活動も行う。著書に『自由というサプリ』(リトルモア/いとうせいこう氏と共著)などがある。

TEXT=GINGER編集部

ILLUSTRATION=山本あゆみ

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