女性医療ジャーナリストの増田美加さんによる連載。人生の基礎になる“健やかな体”を手に入れるための最新知識をお届けします。
ローズウォーターは、ヨーロッパで数千年前から医療、健康、美容に使われていて、その成分には、驚くほど多くの効能が秘められています。現在、新たにその価値が科学的に明らかになり、ヨーロッパを中心に内服、外用でさまざまな不調解消に使われています。女性ホルモンのバランスを整え、生理不順やPMS、乾燥肌にも試す価値あり!と言われています。女性ホルモンに詳しい増田美加が美容とヘルスケアに使えるローズウォーターの最新情報をお伝えします。
ハーブウォーターは、精油より即効性あり!
ハーブウォーターとアロマウォーターの違いをご存知でしょうか? アロマウォーターは、単に水に精油を加えただけのものです。でも、ハーブウォーターはそれとはまったく異なり、植物(ハーブ)に水蒸気をあてて水蒸気蒸留法を行うことで、精油と水溶性芳香ウォーターの2つを抽出。この水溶性芳香ウォーターこそが、ハーブウォーターです。
ハーブウォーターは、精油とほとんど変わらない主成分で、精油以上の効果や即効性が期待できる作用もあるほど。ハーブウォーターを抽出する蒸留法は、バラ発祥の地と言われるイランの医学者によって発見され、ハーブウォーターの歴史は、ローズウォーターの歴史でもあります。
生理不順、加齢臭、不眠、イライラにも期待…
こんな人は試す価値ありです!
□ 生理不順、PMS、更年期障害に悩む人
□ 加齢臭や汗の臭いが気になる人
□ 眠りに不安がある人
□ 忙しくストレスが強い人
□ 落ち込みやイライラがある人
□ 眼、口腔内、腟などの粘膜が乾燥している人
□ 敏感肌、乾燥肌の人
飲んでも、点眼しても、粘膜や素肌につけてもよし
ローズウォーターの主成分は、フェニエチルアルコール、ゲラニオール、シトロネロールといった“芳香成分”。鎮静、抗不安、抗菌作用のあるフェニチルアルコールの含有割合は、精油より、高いのが特長です。
ホルモンバランスを整え、体臭、加齢臭を抑え、ストレス緩和、鎮静作用も期待できます。飲むことで、加齢臭、体臭を抑え、消化器や自律神経を整え、ホルモンバランスの調整やストレス軽減にも作用します。
また、外用として皮膚につけることで、皮膚や粘膜への抗菌、抗炎症作用が期待できるため、皮膚や髪にローションとしての使うのはもちろん、目や鼻の粘膜をローズウォーターで洗ってもOK。
バラ発祥の地イラン産の原種のローズは貴重
イランでは、古くからローズウォーターの生産が盛ん。品種改良を一切行っていないイラン産ダマスクローズの原種は、非常に貴重で香り豊かです。
ez-es(エズ・エス)の代表、新井美月さんは、イランに毎年通い、今も行われているバラの丁寧な手摘みと、伝統的な水蒸気蒸留法に立ち会っています。
炭酸水で割って飲んでも、料理に使っても美味しい!
ヨーロッパでは伝統医療の中で、外用として肌につけるのはもちろん、内服用としても古くから使われてきた歴史があります。コップ1杯の水に小さじ1杯のローズウォーターを入れて飲みます。炭酸水やお茶にローズウォーターを加えて飲んだり、料理に使う方法もおすすめです。
飲んで美味しいローズウォーター。新しいヘルスケアと美容の習慣として、取り入れてみませんか。
ez-es(エズ・エス)
http://vallee-des-roses.jp/index.php
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