肌にはもちろん、環境にも、社会にも優しいアイテムを選びたい。ここでは、そんな「クリーンビューティ」なおすすめブランド&アイテムを、コスメキッチンプレスの名越恵里奈さんに伺った。前回のエコストアにつづき、トーンをご紹介。
ブランド2. トーン
to/one(トーン)は、ナチュラル&オーガニック メイクアップブランド。スキンケアでは、“エンパワースキンケア®”をコンセプトに掲げ、「スキンケアタイムを通して、気持ちまで引き上げ、自分も自然もありのままに愛せるように」というメッセージを打ち出している。
「トーンのアイテムは、オーガニック認証の『ECOCERT』と『USDA』を両方取得したウチワサボテンオイルを配合しています(※)。実はこのウチワサボテンオイル、スキンケアだけでなくメイクアップアイテムにも入っているんですよ。トーンでスキンケアをされた方が、メイクをしたときに肌トラブルがおこらないように、成分をそろえています」
ウチワサボテンの他にも、海洋微生物由来原料、植物エキスなど、肌のゆらぎをケアする成分がふんだんに使われているトーンのアイテム。どれも外的要因によってトラブルを起こす肌を優しくいたわり、本来の美しさを引き出してくれる。
(※)原料の供給状況によって、ECOCERT認証取得のみの原料を使用する場合もある。
2021年春、再生可能な素材にボトルをリニューアル!
成分だけでなく、パッケージへのこだわりも。
「愛着のわくコロンとした見た目は、使い終わったあともポンプやキャップを外してフラワーベースにも使いたくなるようなデザインに落とし込んでいます」と名越さん。
優しく柔らかなイメージのカラーとフォルムは、疲れて帰宅したとき、忙しい朝時間にも、そっと自分に寄り添ってくれそう。シトラスフローラルハーブの深い香りも、癒し効果抜群。
箱は「コスキチペーパー」を採用!
ボトルだけでなく、箱にも注目。
「トーンの箱は、独自に開発した『コスキチペーパー』という紙を使っています。この紙は、それ自体がオーガニック。紙は通常、薬剤を使って作られます。ですが薬剤の排水は、環境への影響が懸念されています。そこで、薬剤を使わずに作ることができる紙を開発し『コスキチペーパー』と名づけました。ボトル自体もエコですが、それを包む紙のパッケージまで、環境に配慮しています」
容器にこだわればこだわるほど生産コストは上がるもの。ボトルや紙の開発は、まさに企業努力の賜物。トーンは、コスメキッチン同様マッシュビューティーラボが手掛けるブランド。ともに環境への取り組みに力をいれている。
「ブランド理念としてサステナブルをうたっているのに、容器がサステナブルでないと乖離がでてしまいます。パッケージも、できる限り環境に配慮したもので作っていこう、という会社全体での取り組みでもあります」
名越恵里奈(なごしえりな)
コスメキッチンプレススタッフ。2020年入社後、コスメキッチン代官山本店で店頭スタッフを経て現職。休日の楽しみはフェスやライブに行くこと。