肌にはもちろん、環境にも、社会にも優しいアイテムを選びたい。ここでは、そんな「クリーンビューティ」なおすすめブランド&アイテムを、コスメキッチンプレスの名越恵里奈さんに伺った。エコストア、トーン、セルヴォークにつづき、ヴェレダの魅力をご紹介。
ブランド4. ウェレダ
ヴェレダは、2021年に100周年をむかえた老舗ブランド。設立当初から「人と自然との調和」という理念を掲げ、地球や環境、そこに住む私たち人をいたわる目線を忘れず、健全であり続けることに力を注いでいる。
「ヴェレダは基本的にオーガニック原料を使用しています。さらにクルエルティフリー、マイクロプラスチックやシリコーンを使わないなど、明確な品質基準を掲げてサステナビリティの取り組みを積極的に行っているブランド。ドイツ、フランス、スイスの事業所において、100%グリーンエネルギーを実現しているところからも、その意識の高さがわかります。ナチュラルオーガニックの代表格といえますね」
スキンケアからボディケアまで、さまざまなアイテムがそろうなか、人気はボディオイル。植物のパワーがたっぷり凝縮されたオイルでマッサージすることで、肌のザラつきをケアし、ハリのある肌に導いてくれるほか、グレープフルーツの香りで癒され、一度使うと手放せなくなるそう。
おすすめはホワイトバーチ!
名越さんいわく、暑さの残る季節は、ホワイトバーチのボディオイルがおすすめだとか。
「ホワイトバーチは、地面から水を吸い上げる力や、その水を樹全体に巡らせる力が優れている植物で、体内の水の巡りを整えるのに良いとされています。足のむくみが気になるときに、マッサージオイルとして使うのがおすすめです。私も、夏場になるとホワイトバーチ使わなきゃ!と思うほど、愛用してます。
実は、マッサージなどは続かないタイプなのですが(笑)、ホワイトバーチ ボディオイルは香りが心地よく、楽しみながらケアできています。筋肉疲労によいとされているので、スポーツのあとにも最適。寒い季節は、少しポカポカする感覚のある、アルニカのオイルがおすすめです」
フェアトレード・プロジェクトにも注目。
「ヴェレダの商品は、たくさんの植物を使っていますが、そのなかにはフェアトレード・プロジェクトのもとに成り立っているものもあります。例えばホワイトバーチ。南ボヘミアやチェコ共和国、ポーランドなどの有機栽培認定をうけた地域で、パートナー企業が採取しています。長期的に技術支援や経済支援をすることで、原料を定期的に獲得する一方で、パートナー企業は最新技術を獲得。その技術を使って、最近ではホワイトバーチのエキスまで抽出できるようになったそうです。そういった労働環境への配慮も積極的に行っているブランドです」
私たちの未来のために、肌への優しさはもちろん、環境や社会への取り組みにも目を向けて、日々使うものを選んでいきたい。
名越恵里奈(なごしえりな)
コスメキッチンプレススタッフ。2020年入社以降、コスメキッチン代官山本店で店頭スタッフを経て現職。休日の楽しみはフェスやライブに行くこと。