暮らしを豊かにする情報には常にアンテナを張っておきたいもの。フリーライターの和多亜希さんが、取材から得た今知っておきたい情報をご紹介。
新型コロナの感染対策のために手洗いやアルコール消毒が常となり、手荒れに悩む人が急増中とか! 頻繁な手洗いやアルコールが影響して皮膚の水分と皮脂が少なくなってくると、角質層が傷ついて手荒れを引き起こします。手荒れはコロナ禍前の1.5倍にもなっているとか(2020年8月ユースキン製薬WEB調査)。乾燥した状態のまま放っておくと手荒れは悪化してしまいます。
手指をどんなに衛生的に保っていても、手が荒れてしまうと、手荒れの傷に汚れと共に菌やウイルスが入り込み、感染する可能性があります。そこで、ユースキン製薬が野村皮膚科医院院長の野村有子先生と手荒れの傷が手指衛生に及ぼす影響について検証。その結果と手荒れ対策について教えていただきました。
手荒れはコロナ感染リスクにも
手が乾燥してくると爪の生え際部分にささくれができやすいもの。ささくれ程度のわずかな傷でも、手洗い後に洗い残しがあるのだそうです。傷の深いあかぎれなどがあれば、なおさら当然のこと。ささくれや軽度の乾燥程度の人は指先と爪周りを中心にクリームでピンポイントケアを。あかぎれなどで重症化している人はピンポイントケアに加えて、就寝前にクリームでハンドマッサージをして布手袋を装着して就寝するというケアを続けたところ、どちらも7日間で手荒れは改善され、手洗い後の洗い残しがないことが確認されました。
「どんなにしっかり手を洗っていても、手荒れがあると傷に入り込んだ汚れに菌やウイルスが残っている可能性があります」。手荒れがひどくなる秋冬シーズンは特に、「手洗いやアルコール消毒が日常化するなか、ハンドケアも日常の感染対策として取り入れることが重要です」と野村有子先生。
乾燥状態を放置しないことが大切
ユースキン製薬の調査によると、昨秋冬シーズン(2020年9月~2021年1月)に経験した肌トラブルの1位は「手荒れ」でした。また感染対策のために約9割の人が手洗いをしているものの、手荒れケアをしている人はわずか3割程度だとか。(2021年1月ユースキン製薬秋冬肌トラブル調査)
空気が乾燥するこれからの季節は、角質層の水分が蒸散しやすくなるために手荒れを引き起こしやすくなります。基本的な対策はハンドクリームを使って保湿することです。
ハンドクリームは症状に応じて選ぶのが正解
手荒れが起きる前であれば、香りや使用感、好きなブランドなど、好みのものを日々使うことができますが、いったん手荒れの症状が見られたらクリームの種類をチェック! ハンドクリームに配合されている成分はさまざまな種類があるため、症状に合わせて選ぶことが大切です。それぞれの特徴をチェックしたうえで、適切に選んで使用すると早く改善されるそうです。
手が冷えやすく、ひびやあかぎれなど乾燥によるガサガサが気になれば、ビタミンE配合の「ビタミン系」ハンドクリームがおすすめ。水分や油分を補給する保湿効果に優れ、血行を改善してくれます。かさつきや粉ふきが気になれば、グリセリンやヒアルロン酸が配合された「保湿系」で毎日お手入れするといいようです。手や指、肘、膝、かかとなど角化してゴワゴワしていれば、角質を溶解する働きがある「尿素系」を。ある程度ゴワゴワが取れたら、ビタミン系にチェンジするといいようです。
「ユースキン」は、指定医薬部外品のビタミン系クリーム。4つの有効成分が配合され、ひび、あかぎれ、しもやけを治します。ヒアルロン酸とビタミンCのうるおい成分を配合し、保湿効果も持続。
クリームをより効果的に使うには
より効果感を得るためには、クリームを塗るタイミングや量、ケア方法も大切。
タイミング:就寝前に塗り、寝ながら集中ケア
量:人差し指第1関節1つ分を目安に両手に塗る
症状が気になる場合はクリームを重ねづけ。就寝前に手袋をすれば、べたつきが気にならず角質層への浸透も高まります。特に最初の3日間は使う量を意識することが大切です。
ケア:ビタミン系ハンドクリームで手荒れと冷えを予防するハンドマッサージ。
血行を改善するビタミン系ハンドクリームを使うなら、同時にハンドマッサージをすることが有効です。塗りムラもなくなり、末端の血流改善に役立ち、冷えの予防にも。
ハンドマッサージの方法などをより詳しく知りたい場合には、ユースキン製薬のHPをチェックしてみてください。
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