日常や常識が激変してから早1年。働き方を考え直した人も多いはず。今、自分ファーストなワークスタイルを確立し、プライベートも充実させている女性たちにお話を伺いました。
Type2:日本と海外企業でダブルワーク
“生きるために働く”がちょうどいい——下野美沙さん(代理店勤務/27歳)
「スウェーデンの抗菌剤を取り扱う企業の代理店を父が経営しており、家業に入って早4年。昨年からスウェーデン本社の社員にもなり、日本でのマーケティングをはじめ営業、そして広報活動を担当しています。
世界的パンデミックの影響で抗菌剤という商材への注目度は急上昇。北欧の会社ということもあり、“Work to Live(生きるために働く)”という考え方が根付いており、各社員、それぞれの心地よさを優先した働き方がスタンダードです。
コロナ禍前は出張や外回りが多い日々でしたが、自宅ベースで仕事をするのが日常に。出勤や移動にかかる時間が減ったぶん、1日のタスクをカレンダーアプリに書き込み、時間軸を意識して仕事をするようになりました」
「今の仕事に不満はありませんが、東京エリアをひとりで担当していることもあり、フィードバックしてくれる存在が近くにいないので、孤独感を覚えたり、自分の成長に不安を感じたりすることも。
昨年、この先のキャリアを考える機会があり、将来的には美容やライフスタイルなどを発信する側になりたいという目標ができました。そのために最近漢方の勉強も始めて、働きながら将来への準備を進めています。5年後はキャリアと両立しながら自分のライフスタイルを発信できる存在になっていたいです」
コロナ禍がキャリアを考えるきっかけとなり、新たな夢のための準備も始めたという下野さん。おうち時間に、改めて自分のやりたいことを見つめ直してみませんか?
>>Type1:転職を経て、コロナ禍のなか起業!——浜内久乃さん(RooMooN株式会社 代表取締役/33歳)