「ファッションはもっと自由に!」そんなポリシーを抱くスタイリスト長澤さんがモード・コンサバなおしゃれをナビゲートする連載「スタイリスト長澤実香のモードの解釈」。春夏コレクションで68組の双子モデルが登場し、メッセージ性の強い演出が話題となったグッチ。人それぞれに異なる個性と、それを表現するためのファッションを提案する。
クリーンでミニマルなオールホワイトルック
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ジャケット¥500,500、パンツ¥181,500、イヤリング〈右耳〉¥77,000、〈左耳〉¥77,000、ヒールパンプス¥200,200/すべてグッチ(グッチジャパン)
1990年代からのヒントを取り入れ、クラシカルなシルエットを再解釈。ミニマルなジャケットセットアップで、ワードローブに革新を。
優美なオーラを放つ華やかトレンチコート
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トレンチコート¥814,000、イヤリング 各参考商品、ネックレス¥547,800、ロングブーツ¥385,000/すべてグッチ(グッチジャパン)
裾に向けて、まるでドレスのように広がるボリュームたっぷりなトレンチコート。顔周りのアクセサリーや足元にも、コートに負けない存在感を宿して。
普遍的なジャケットでさまざまな個性を表現
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ジャケット¥412,500、中に着たシャツ¥132,000、イヤカフ、イヤリング 各参考商品/すべてグッチ(グッチ ジャパン)
テーラードジャケットとシャツのトラディショナルな組み合わせ。マスキュリンな表情を際立たせるのも、あえて崩すのも、スタイリング次第。自分だけのファッションを表現しよう。
ブランドの歴史を象徴する、グッチ バンブー 1947のカラーパレット
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〈左・右〉「グッチ バンブー 1947」ミニトップハンドルバッグ(H12×W17×D7.5cm) 各¥412,500、〈中〉同 スモール トップハンドルバッグ(H15×W21×D7cm)¥495,000/すべてグッチ(グッチ ジャパン)
アイコンバッグのグッチ バンブー 1947に、新鮮なカラーバリエーションが続々。2本のストラップ付きでショルダーバッグとしても活躍。
「ファッションは個性や多様性を表現するツールであることを再確認させてくれた、今シーズンのグッチ。双子を起用したショーは美しく神秘的な物語を紡いでいましたが、ひとつひとつのピースにもまた、グッチのメッセージと世界観が感じられます。“好き”という気持ちを大切に、ファッションを純粋に楽しもうと思わせてくれるコレクションでした!」(長澤さん)
黒島結菜(くろしまゆいな)
1997年3月15日生まれ、沖縄県出身。2012年俳優デビュー。映画『カツベン!』『明け方の若者たち』、ドラマ「クロサギ」など数多くの作品に出演。’22年はNHK 連続テレビ小説「ちむどんどん」にてヒロインを務めた。6月3日(土)より、舞台『カモメよ、そこから銀座は見えるか?』に出演予定。
長澤実香(ながさわみか)
1974年生まれ、北海道出身。雑誌・広告のスタイリングのほか、ベビー服ブランド「Hijiki.」も手がける。モノの背景に宿るストーリーや、まとう女性像からスタイルを提案。モデルや女優からの支持も厚い。