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LIVINGマネー

2021.10.03

4年半で1000万円貯金に成功!元浪費家の1ヵ月の収支を大公開

なかなか貯まらない、そもそも収入が少ないなど、お金にまつわる悩みは尽きないもの。それでも30歳前後で1000万円貯めている人は、どんな財テクを実行したのか気になるところ。実際に貯めた方に、“貯まる”ライフスタイルを聞いてきました!

貯金イメージ

(c)RachenArt/Shutterstock.com

4年半前は貯金0の赤字家計!

「子供を授かる前までは夫婦揃って、あればあるだけ使ってしまう典型的浪費家でした」と話す、せつこさん29歳(@setsuko_20)。貯金は家族が笑顔でい続けるためのお守りだという。

「第1子を妊娠し、お金と真剣に向き合ったとき初めて、我が家が赤字家計だと自覚。その日から、大切な家族のもしものときに備えて、家計管理を開始しました。とはいえ、育休中は1馬力の手取り16万円で貯金どころではなく、カツカツな時期もありました。支出の見直しを行い、無理なく資産を運用したことで、1000万円を貯めることに成功しました。そもそも家族の笑顔を守るために始めた貯金なので、家族に我慢やストレスを強いる節約はしないのがマイルールです」

貯まる秘密とは?家計簿をチェック!

せつこさんの1ヵ月の収支を公開! この家計簿から、“貯め体質”になるための4つのヒントが見えてきました。
家計簿

1. 夫の収入の範囲内で生活&夫と家計事情を共有する
「子供が幼いときは側で成長を見たいという私の希望もあり、夫の収入の範囲内に支出を抑えるところから家計管理を始めました。その結果、私の収入はすべて貯金に回せるように。また、夫の給料の範囲内で生活することができれば、子供の成長や生活環境に合わせて、働き方の選択肢がより広くなると思います」

節約

〈左〉節約を理由にきれいでいることを諦めたくはないので、美容はセルフ派。サロンで使われている、ジェルネイルやヘアカラー剤を愛用中。 〈右〉情報を共有することで夫も協力的に。「家計状況を夫にも把握してもらうために、我が家では年末に夫婦でマネー会議を開催しています」

2. 毎月の収入と収支を把握! 固定費を見直して無駄を削減
現状を把握して、赤字や自転車操業の原因を突き止めることが重要。固定費の見直しは面倒だけど、一度見直してしまえば、その先ずっとお得になるんです。我が家では、固定費を見直したところ、年間95万円の削減に成功しました。

  • 格安SIMで通信費を大幅コストカット
    大手通信キャリアからUQモバイルに乗り換えたところ、月々の通信費を2台で2万5000円から4500円に。年間で考えると、約25万円の無駄を省くことができました。
  • 節水効果のあるシャワーで最大70%節水
    自宅のシャワーヘッドを取り替えて、水道代・ガス代の節約を。商品によって節水力に差はありますが、80%以上節水ができるものもあり。
  • 楽天でんきに乗り換えて、ポイント払いで電気代を0円に
    楽天ポイントを楽天サービスの支払いに充てて、現金の支払いを0に。我が家は楽天でんきのみですが、楽天サービス全般に使用可能。
  • 貯蓄型保険を解約、すべて掛け捨てに
    我が家の場合、家計を圧迫していたのは固定費のなかでも保険費。よくわからず貯蓄型保険を契約していていましたが整理し、必要最低限の掛け捨て保険に。

3. 楽天ポイントでポイ活。賢く貯めて、賢く使う
還元率が高く、イベントも多いので、普段の買い物はほぼ楽天で済ませています。ポイント還元の恩恵が大きく、ポイントを支払いや資産運用に活用したり、楽天カードや固定費の支払いに充てたり、ふるさと納税まで大活躍です。

ポイ活

〈左〉父の日のビールもポイントで購入。 〈中〉楽天マラソンの高還元を狙って、ふるさと納税。 〈右〉日用品もポイントで購入しているので0円!

4. 夫婦でつみたてNISA、子供はジュニアNISAで資産運用
「ただ銀行にお金を預けていても増えない&自分で働いて稼ぐにも限度があるので、現金貯金と資産運用を並行。投資スキルがないため、我が家は運用益に税金がかからず、途中引き出しも可能なつみたてNISAを長期運用してリスク回避を。夫婦それぞれ月3万円運用したところ、1年9カ月後には約40万円増えました!」

NISA

〈上〉つみたてNISAの運用状況。プラス約40万円に。 〈下〉ジュニアNISAで未来の教育費を運用中。

「運用目的は、老後資金と教育資金の2本柱。マイナスになることもあるけれど、長期運用なので一喜一憂せず基本は放置しています。アメリカの有名企業500社に投資できるeMAXIS Slimを中心に運用中です。ジュニアNISAは、投資が廃止される2023年まで児童手当やお祝いなど銀行に眠っているお金を年間80万円かき集めて投資して、運用資金を子供の大学進学費用に当てる予定です」

せつこさんのお話から、現状を把握することこそが、家計管理の第一歩だということに気付かされます。自身の家計を見直してみると、無理なく節約できるポイントが見つかるかもしれません。

COOPERATION=大塚悠貴

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