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LIVING大人の常識

2021.10.29

無力感を抱く人へ。あなたが知らない、あなたの一票の意味とは?【10/31は選挙です】

2021年10月31日(日)に衆議院議員総選挙が行われます。そこで政治アイドルの町田彩夏さんが、読者アンケートで寄せられた、選挙にまつわる素朴な疑問に緊急回答。ぜひ投票の参考に!

vote

写真提供/nichinichi

Q. 私の一票では何も変わらないと感じてしまいます。

A. すぐに変わることと変わらないこと、両方あります。でも突き詰めていくと、スタートラインはやっぱり投票です。

安心してください。むしろ、私の一票で何かが大きく変わってしまったら、投票するのが怖いぐらいです。急激に良くなることもなければ、急激に悪くなることもないように作られたシステムが、今の民主主義という体制なのだと個人的には思っています。

ちなみにですが、私も20歳になってから(ちょうど私たちの年代、1995〜96年生まれが20歳になったときに、投票可能年齢が18歳に引き下げられたのです)、1回も欠かさずに投票をしてきましたが、候補者名を記名して投票するタイプの選挙では、私が投票した候補者はだいたいいつも落選しています(笑)。でも、仮に当選した議員に投票していたとしても、「お〜劇的に何か変わったな〜」とも感じていないと思うんですよね。ただし、徐々に良くなったり、悪くなったりすることは十分にあり得えます。確かに短期的にみれば、私の一票で何かが大きく変わることはないんだけれど、長期的にみると、この社会を良くするにも悪くするにも、実はその一票って重要なんです。

小さい積み重ねを繰り返す行為には、物事が変わっていくスピードを早める効果があると思っています。たとえば、私たちの生活に関連するテーマで言えば、リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(性と生殖に関する健康と権利)の観点から、緊急避妊薬(モーニングアフターピル)の薬局での入手を実現するプロジェクトがあります。この問題について調べているうちに、そもそも日本で経口避妊薬(低容量ピル)が認可されるまで、44年もかかっていたことを知りました。一方で、バイアグラが認可されるまではたったの半年。その差に愕然としました。

緊急避妊薬の薬局での入手を、一刻も早く実現するためには、このテーマに対して積極的に取り組む姿勢を見せている候補者や政党に対して、私たちの一票を積み重ねていくしかないのだと思います。それがどれだけ非力に見えても、効果がなさそうに見えても、やはり投票というプロセスで意思表示をしていくことには、民意を可視化するという意味があります。投票だけではありません。もっと余力があれば、パブリックコメントといって、政府に直接意見を送ることもできますし、署名サイトなどで署名をして関係各所に届けてもらうこともできます。さらに身近なところで言えば、SNSでそういった情報をシェアしたり、友達と話したり、なんてこともできます。投票以外にもどんどん意思表示していきたい。

投票

(c)lemono/Shutterstock.com

そういうすべてのプロセスと、投票という行為の両方が揃って初めて、社会って変わっていくんですよね。何もしなかったら20年ぐらいかかるかもしれないけど、ちゃんと投票に行けばそれが10年ぐらいになって、それ以上に取り組む人の数が増えれば、もしかしたら5年ぐらいで変わるかもしれない。それでも十分長すぎるけれど(笑)、何十年とかかってようやく法律が変わっていくわけだから、なんか変わったらラッキーぐらいの気持ちで、どーんと構えておくのもありかなと思います。

ただ、一票で選挙結果が大きく変わるというのも実際にあり得ることなんです。たとえば、2021年7月に行われた東京都議会議員選挙。目黒区ではたった6票の差が、当落を分けました(参考:朝日新聞「激戦区、関係者も驚く6票差の逆転劇 自民はしこり残す」)。友達に「選挙に行こう」とか「〇〇さんを応援しているんだ」とか、誰かがひとこと言っただけでも、もしかしたら結果が変わったかもしれないと感じる選挙でした。

つまり選挙結果そのものについて言えば、数票差で結果が変わることは大いにあり得るのです。その一方で、政策や法律の実現については、あなたが思っているように、一票でそこまで大きな変化を生むことは難しいかもしれません。ですが、法律や政策は、その一票が積み重なった結果で選ばれた政治家が、議会で議論して変わっていきます。それを考えると、やはりスタートラインは、自分自身の託した一票であるということにたどり着くのだと思います。

評価

(c)Crimson Illustrations/Shutterstock.com

さて、投票日も差し迫っているので、おさらいです。10月31日が投開票日となる今回の衆院選は、小選挙区比例代表並立制という仕組みで当選者を決めていきます。

小選挙区制では、皆さんが住んでいる地域を、人口によって289の区に分けて、各選挙区で最も得票数が多い人が当選します。投票するときは、候補者個人の名前を投票用紙に記入します。たった1人しか当選しないので、残念ながら落選してしまった候補者に投票した票は死票とも言われ、これが多くなるのも小選挙区制の特徴です。

一方で、比例代表制は、全国を11ブロックに分けて、各政党に投票された票数によって、176人の議席を配分していきます。そのため、投票用紙には政党名を記入します。

比例代表制と小選挙区制は、両方に立候補することができるので、仮に小選挙区で落選してしまっても、比例代表制で復活当選する候補者もいます。

より詳しく知りたい方は、日本経済新聞のWEBページ「衆院選のしくみ」などがわかりやすくておすすめです。NHKの「政治マガジン」を読めばより選挙をさまざまな視点から知ることができるでしょう。

この3回の連載を読んで皆さんは何を思いましたか。読む前と読んだ後で、どう物の見方や考え方が変わったでしょう。ぜひ感想を聞かせてください。

>>投票したい候補者がいない…そんなときどうすれば?【10/31は選挙です】

>>知らない、よくわからない、それでも投票へ行くべき理由【10/31は選挙です】

町田彩夏

町田彩夏さん

町田彩夏(まちだあやか)
1995年生まれ、千葉県出身。高校在学時に18歳選挙権の実現を目指す「Teen’s Rights Movement」を立ち上げ、「女子高校生未来会議」に発起人として携わる。「ミスiD2016」で安藤美冬賞を受賞。現在は都内の大学院でジェンダー論を専攻しながら、政治アイドルとして報道番組への出演やSNSでの発信、講演・執筆など精力的に活動している。若手女性の政治リーダーシップ養成を行う「パリテ・アカデミー」の中級トレーナー。
Twitter @Ayaka_m_y 
Instagram @ayaka_m_y

TEXT=町田彩夏

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