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LIVING大人の常識

2021.04.12

今日からできることを少しずつ!改めて知っておきたいSDGs

スタイリスト青木貴子さんによる、素敵な人に一歩近づく生き方指南。こんな時代だからこそ、前を向いて歩いていくためのヒントをお届けします。

エコ

(c)Igisheva Maria/Shutterstock.com

さて今年度が始まりました! 4月といえばやっぱりスタートのシーズン。春になると何かを始めたくなりますよね? 前向きになるというか、ちょっと気合入れたくなるというか、春って不思議とそんなやる気がむくむくと芽生えてきます。いま始めたら続けられそう!という希望的憶測が生まれやすい季節だからでしょうか(笑)。

ジム通いやピラティス、お料理教室、お茶や語学習得など、何を始めてもとっても良いと思いますが、個人レベルのこと以外に今年は社会貢献的な取り組みを始めてみるのはいかがでしょう?

海外に行かずとも世界がわかるSDGs

ここ数年話題になっているSDGs(エス・ディー・ジーズ)。いまさら??というひとも多いと思いますが、知っていそうでよく知らないというひとも結構いるようなので今回はその話を。

SDGsはSustainable Development Goalsの略で、2015年9月の国際サミットで採択された「持続可能な開発目標」のこと。2030年までに達成すべき、より良い世界を目指す国際社会共通の目標です。わかりやすくいうと、私たちが快適に暮らしていける未来、より良い社会を作っていくためにこれはやりましょう!という目標。

17のゴール(達成すべきゴール)、169のターゲット(ゴールに必要な具体的な目標)、232の指標(ターゲットをさらに達成しやすくするための指南)で構成され、地球上の「だれ1人取り残さない」ことを目指しているのです。

SDGs

(c)RURI BYAKU/Shutterstock.com

17のゴール
1. 貧困をなくそう
2. 飢餓をゼロに
3. すべての人に健康と福祉を
4. 質の高い教育をみんなに
5. ジェンダー平等を実践しよう
6. 安全な水とトイレを世界中に
7. エネルギーをみんなにそしてクリーンに
8. 働きがいも経済成長も
9. 産業と技術革新の基盤を作ろう 
10. 人や国の不平等をなくそう 
11. 住み続けられるまちづくりを 
12. つくる責任 つかう責任 
13. 気象変動に具体的な対策を 
14. 海の豊かさを守ろう 
15. 陸の豊かさも守ろう 
16. 平和と公正をすべてのひとに 
17. パートナーシップで目標を達成しよう

この取り組みを真剣に進めていこうという姿勢は、各国とも毎年7月にどこまで達成しているかモニタリングをちゃんとしているところから伺えます。
日本は先進国だから結構クリアできてる?と思いきや、4の質の高い教育こそ良い結果ですが、1の貧困に関してはいま6〜7人に1人は貧困と言われている状況、5のジェンダー平等に関しては153国中121位と成績悪し。課題は山積しているのが現状です。

SDGs

(c)petrmalinak/Shutterstock.com

身近になってきたその理由は?

最近SDGsが存在感を増している理由は大企業がこぞってSDGsに支援貢献を本格的に始めているから。これには理由があって、純粋な社会貢献の意味合いももちろんあるのでしょうが、世界の投資家が企業投資する判断基準の1つにSDGsへの貢献度という項目が加わったから。

環境(Environment)社会(Social)企業統治(Governance)の観点に配慮した投資をESG投資というのですが、この1年間の投資額が2500兆円くらいあるそう! 日本の国家予算が100兆円くらいということなので、いかにその額が大きいかがわかりますよね。SDGsに貢献している企業がこの投資の対象となるわけですから、投資をして欲しい企業としてはSDGs貢献は企業存続の大きな柱になってくるってわけです。2017年のダボス会議(政治経済のリーダーズ会議)で、SDGsの取り組みは3億8000万人の雇用と、12兆ドル(1200兆円以上)の経済効果があるって推計が出されたんです。すごい数字ですよね!

これによってSDGsに取り組むことが経済的にも企業イメージ的にもプラスになると、多くの企業が判断したってわけです。きっかけはどうあれ、より良い社会になってくれるのはうれしい限り。

今日から始められる社会貢献!?

なんか壮大だし国家プロジェクト?大企業の取り組み?って捉えられがちですが、本当は自分たちに関わってくることだし、小さな風も集まれば大きなうねりになるという気持ちでいることが大切だと思います。つまりここから派生して考えていくと、私たち一個人も社会問題の解決を担う活動ができるってこと。

国際連合広報センターで公表している「ナマケモノにもできるアクションガイド」というのがあって(ネーミングが可愛い。笑)、個人でも簡単に今日からできるアクションが示されています。たとえば「電気を節約する」「ムダな印刷をやめる」「詰め替え用品を買う」「SNSでジェンダー平等や環境変動の記事をシェアする」など簡単に今すぐ始められそうなことがたくさん書いてあります。

atari

(c)Mary Long/Shutterstock.com

よい未来を作り出す力を意識する

SDGsの17のゴールを見ると、貧困、環境、ジェンダーに関してなどなど現代社会が抱える問題課題etc.が一目瞭然! 前述のモニタリング報告によって各国の情勢を簡単に知ることもできます。これって子供たちにわかりやすく今の世界のカタチを伝えるのにも打って付けの教材となるのでは?と思いました。

実際子供向けにSDGsを詳しく説明した本や、海外の実態を知るための絵本などもたくさんあります。日本で暮らすなかでは想像もできない過酷な住環境や環境汚染など、シンプルに驚くようなこともわかり、大人にもおすすめです。この中で興味が持てたことを本格的に調べてみると、あなたにとっての新たなスキルや信条が見つかるかもしれません。

世界の動きに敏感になると自分の世界も広まります。実際海外に飛び出して行けない今だからこそ、世界の姿に目を向けつながり、自由に行き来できるようになったときのために、より良い社会を作っておくのは素敵なことなのではないかと思います。それを作り出す能力を実はみんな一人ひとりが持っているのです。

スタートの春、習い事も、始めたい何かも見つかっていないなら、知ってみると奥深いSDGsに興味を持ってみること、オススメします!

青木貴子の記事をもっと読む。

TEXT=青木貴子

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