何気ない雑貨ひとつも洗練されていたり、一方で定番の一着も絶妙に着こなしていたり…。おしゃれな人って、いったい何が違うの? その秘密は自宅にアリ! デザイナーやスタイリストなど、センスで生きている素敵な人の自宅を覗いて、そのテクニックを解明します。
プチリノベとひと手間で楽しむ
今回ご紹介するのは、リノベーション会社に勤める木内玲奈さんのご自宅。コーポラティブ方式やリノベーションなど新しいスタイルの住宅を提案する企業数社を経験してきた木内さん。
過去にも住宅を購入し、リノベした経験があり、このマンションは2軒目。前所有者がリノベしたところに、さらにひと技プラスしたこの家は、LDKの壁がぐるりと作り付けの棚になっていて、お子さんの工作が並ぶなど、暮らしやすくて楽しい家に仕上がっています。
オープンラックならではの開放感
キッチンからリビングを見た景色。正面の絵はヒースセラミックスで買った大きなポスターを、益子の木工作家さんに額装してもらったもの。
キッチン脇に作ったデスクスペース。お嬢さんの絵やグリーンを飾ることで、無機質になりません。
食器棚も丸ごとオープン。陶器や木の器が多め。子供用のプラスティック食器は引き出しの中へ。
エントランスに壁を追加して空間に変化を
広々としたエントランスにあえて1枚、幅30cmほどの壁を設置。これが視線に変化をつけ、飾る空間に。
心地の良い暮らしは、住みやすい家づくりから。家族の生活動線に合わせて収納や装飾を取り入れることで快適さを維持しながら、他にない楽しい空間が作れます。部屋が片付かないと悩んでいたら、まずは動線から見直してみましょう。
木内玲奈(きうちれな)
「リノベる」の広報・コーポレートブランディング担当。「リノベーション協議会」や「リビングテック協会」広報も兼任し、リノベーションやスマートホームの普及を推進している。この家には1年半前に転居。小1の子を持つ母。
>>無駄をなくして生活感ゼロ!好きなものを集めた心地よい部屋