何気ない雑貨一つも洗練されていたり、一方で定番の一着も絶妙に着こなしていたり…。おしゃれな人って、いったい何が違うの? その秘密は自宅にアリ! デザイナーやスタイリストなど、センスで生きている素敵な人の自宅を覗いて、そのテクニックを解明します。
「もの」がありながら、すっきり見せるコツ
今回ご紹介するのは、インテリアスタイリストの今田愛さんのご自宅。スタイリッシュでありながらハッピーな雰囲気を作り出す今田さん。3人のお子さんのいる家は「飾る」と「隠す」のバランスが絶妙。
「撮影用のフラワーベースが大量にあるので、撮影で使った植物をドライにして、飾りながら収納しています」。出番を待つ器にも出番の終わった植物にもちゃんとステージを与える温かさが、この家のチャームポイントなのです。
「収納」していても、色や形の配置にこだわりを
リビングの壁面収納には、撮影用の食器やフラワーベースがびっしりと。中段の空洞部は飾りながら収納。
階段の脇に作り付けた本棚は、そのときの気分に合わせて選んだ本を、植物や照明とともに飾っています。
個性的な収納家具はそれだけでおしゃれ
ダイニングの個性的なキャビネットには、おもちゃや日用品をバンバンしまえるサイズ。大きいけれど華やかな存在感。
断捨離だけが片付けではありません。物が多くても“見せる収納”に置き換えれば、部屋全体がおしゃれで統一感のある印象に。家具やインテリアの配置や見せ方を工夫して、センスの良い部屋づくりを目指しましょう。
今田愛(いまだあい)
ライフスタイル・プロデューサーのパトリス・ジュリアン氏、インテリアスタイリストの山田喜美子氏に従事したのち、インテリアと食のフリースタイリストに。雑誌、広告、店舗ディスプレイなどで活躍。3児の母。