今や日本人の多くが“沼ってる”韓国ドラマ。「ブームに乗り遅れた」「興味がない…」そんな人にもぜひ観てほしいイチオシドラマをプロが厳選! 今回は、韓国ドラマライターの高山和佳さんに韓ドラ愛を語ってもらった。
新作だけでなく旧作も面白い!ハマる世界が必ずあるはず
「2003年から始まった韓ドラブームの原点ともいえる純愛と韓ドラあるある満載の展開が魅力の『冬のソナタ』でハマりました。おそらく今見てもハマるんじゃないでしょうか。ただ3話までは忍耐が必要かもですが…そこを越した先には、熱に浮かされてしまうに違いありません」(韓国ドラマライター 高山和佳さん)。韓ドラ歴は約20年。その愛と情報がたっぷり詰まった著書『韓ドラ語辞典』は、初心者にとってはバイブル!
Q. 韓ドラ初心者におすすめは?
『愛の不時着』(全16話)
「私は今や初めて観るころの気持ちには戻れないので、ベタで恐縮ですがこの作品をおすすめします。多くの韓ドラ初心者が沼りましたので…きっとふたりの行く先が気になって仕方なくなるでしょう」(高山さん)
Q. キュンキュンしたいなら?
『十八の瞬間』(全20話)
「青春ドラマの名作! と勝手に思っています。ちょっとキュンキュンの意味が違うかもしれませんが、青春ラブの美しさと切なさに心つかまれ、号泣すること間違いなしです」(高山さん)
Q. アラサー女性が主人公の作品は?
『恋愛体質~30歳になれば大丈夫』(全16話)
「30歳の3人の女性が主人公。恋愛や仕事、それぞれの人生がユニークな視点で描かれています。主人公のひとりがドラマの脚本家で、韓ドラ制作の裏側が同時に観られるのもポイントが高いです」(高山さん)
Q. ラブコメ以外で観るべきは?
『刑務所のルールブック』(全16話)
「『人の感情や感性というものはここまで多彩で繊細なものなのか!』と感激してしまう一作です。そして今となっては、驚きの名優陣がわんさか出演しているのも見どころです」(高山さん)
Q. ファッションの参考にするなら?
『ユミの細胞たち シーズン1、2』
「ドラマ自体も超おすすめなのですが、キム・ゴウン扮するヒロインのファッションも、一見色みが地味だけど上品でキュートで、いやーいいんですよ! お手本にしやすいコーディネートが満載です」(高山さん)
Q. サスペンスでドキドキするなら?
『他人は地獄だ』(全20話)
「ホラーが苦手な人は避けてほしいのですが…とてもよくできたミステリーホラー。同居人たちがものすごく奇妙で恐ろしく、主人公が狂気に陥っていく様にくぎ付けになって、しばらく頭から離れないかも」(高山さん)
Q. 韓国料理を知りたい
『天地人~チョンジイン~』(全22話)
「『ゴハン行こうよ』シリーズもいいですが、この作品は料理を作る過程も美しい! 山奥の自然食レストランを舞台に、手の込んだ韓国料理がたくさん登場。特にキムチの多彩さには驚くはずです」(高山さん)
Q. 次にブームになりそうなのは?
『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』(全16話)
「クジラ好きの自閉症の新米弁護士が、些細な事件を意外な視点で鮮やかに解決。可愛いテイストながら、韓国社会ネタもうまく盛り込み見応えたっぷり。クジラブーム到来かもしれません!」(高山さん)
高山和佳(たかやまわか)
ライター。韓ドラ歴は約20年。韓国旅や美容の記事を手掛けたのち、2011年頃から韓流本に参加するように。そのほか韓国にまつわる雑誌やムックへの寄稿も多数。最新著書は『韓ドラ語辞典』(誠文堂新光社)。
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