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LIVING趣味

2019.03.13

ムンクの叫びの新解釈!? 知っておくと役立つ(かもしれない)アート豆知識

こんばんは。アートテラーのとに~です。
3月は、別れの季節。浅草にあるアミューズミュージアム(福山雅治さんやperfumeが所属するあの芸能事務所アミューズが運営する美術館)が、なんと今月31日に閉館してしまうそうです。

アミューズミュージアム外観

アミューズミュージアム内観

布がずっとずっと貴重だった時代。特に東北の寒冷地に住む人々は、過酷な寒さに耐えるべく、小さな布の切れ端を繋ぎ合わせて、衣服や布団を作ったのだそうです。布が傷んだからといって捨てることなく、切れ端で継ぎ当てを重ねて、何世代にもわたって受け継いだそう。

そんな『ぼろ布』が今、奇跡のテキスタイルアート『BORO』として、ルイ・ヴィトンやコムデギャルソンなど国内外のデザイナーやクリエイターから熱い注目を浴びています。その発信源こそが、アミューズミュージアム。世界中の一流デザイナーも訪れる、知る人ぞ知る美術館でした。まだ訪れていないという方、ぜひ今月中に!

さてさて、3月は年度末でもあるということで、今回は皆様からお寄せいただいた質問をなるべく多く決算すべく、「みんなの質問スペシャル」をお届けいたします!

質問① 美術館に偽物が飾っていたら、わかりますか?

最初にお答えするのは、あやさん(メーカー事務)からのこちらの質問。

「美術館に偽物を飾っていても、わかる人が見ると偽物とわかるものなんですか?」

え~と、僕はたぶんわからないです。まだまだその域にまで達していません・・・って、僕のことはどうでもいいですね。ベテランのギャラリストさんからは「昔は、どう見てもニセモノだなって作品が飾ってあることも、稀にあったよ」という話を伺ったことが何度もあります。だから、わかる人が見れば、ちゃんと偽物だとわかるのでしょう。

偽物と言えば、昨年、こんな衝撃的なニュースがありました。フランス郊外に、とある地元出身の画家の作品を集めた美術館があるのですが、美術史家が収蔵品を鑑定したところ、140点のうち、なんと82点が贋作(がんさく)だったことが判明したのだとか。その美術史家いわく、見てすぐに贋作とわかったほど、クオリティが低かったそうです。

ちなみに、逆のパターンも。これはつい先月のニュース。サンフランシスコ美術館が所蔵する《果物と栗のある静物》という作品は長い間、複数の専門家により贋作とされてきましたが、ゴッホ美術館の専門家が再鑑定したところ、ゴッホの手によるものと結論付けられたのだそうです。

と、このように、美術館や専門家でも真贋が見極められないこともしばしば。本物か偽物か。最終的に信じるか信じないかはあなた次第です。

質問② 盗まれたあの絵画は、今?

続いては、同じお名前の『あや』さんからの質問を。

「盗まれた有名な絵画の行方は?」

・・・・・・・・・・・・。
それは、さすがにわからないッス(笑)。僕を窃盗犯の一味と勘違いされているのかもしれませんが、いたって潔白です。それでもボクはやってません。

さて、昨年もオーストリアでルノワールの絵画が盗まれるというニュースがありましたが、世界的には絵画の盗難事件は頻繁に起きています。ムンクの《叫び》やレオナルド・ダ・ヴィンチの《モナリザ》のように、元の持ち主のもとに戻ってくることも多いのですが、フェルメールの《合奏》のように未だ行方不明のものも少なくありません。

ちなみに盗難事件といえば、こんなニュースも。2013年、オランダのとある美術館でピカソを含む名画7点が盗難される事件が発生しました。数ヵ月後、容疑者グループは、ルーマニアで逮捕。これにて一件落着かと思いきや、肝心の絵画が見つかりません。容疑者の母親が証拠隠滅のために、なんと燃やしてしまっていたのだとか。親バカにもほどがあります。しかししばらくして、母親は嘘だったと、その証言を撤回。全世界の美術ファンを、ひとまずホッとさせました。なお昨年11月に、盗まれたうちの1点と思われる作品が発見されたそうです。残り6点の行方は、誰も知らない。

質問③ ムンクの叫びの新解釈を!

最後に取り上げるのは、長谷川千恵さん(教育関連の塾講師)からのリクエスト。

「ムンクの叫びについて、とに~さんなりの独自の解釈をお願いします」

昨年の“ムンク展”で初めて《叫び》の実物を目の当たりにしたとき、何より驚いたのは、目に飛び込んできた瞬間、動きが感じられたことでした。画面手前の彼の位置は変わらないのですが、橋が画面奥に向かって、グーンと伸びていくような錯覚を覚えたのです。まるで、ホラー映画でよく使われるドリーズーム(※)のよう。もしかしたら《叫び》は美術界だけでなく、ホラー映画界にも大きな影響を与えているのかもしれませんね。

※ヒッチコックの 『めまい』 で有名になったカメラワーク。カメラを台車[=ドリー]に乗せ、引きながらレンズをズームすることで、鑑賞者には被写体はそのままに、背景だけが動いているように感じる効果をもたらします。

そうそう。解釈と言えば、先日担当した小学校の出張授業のなかで、名画に付け足した吹き出しのセリフを考えるというコーナーを設けました。知っている人もいらっしゃるでしょうが、実は《叫び》の中央にいる人は、叫んでいるのではなく、耳を塞いでいます。そこで、後ろにいるふたりの人影に吹き出しを付け、子どもたちにセリフを考えてもらいました。

「あいつ、カツラが飛んでっちゃったらしいよ」とか「この橋、壊れやすいよ」といった子どもたちの柔軟な発想の回答に交じって、「あれ、カレーにつけたらおいしいやつ」という回答が。

ムンクの叫び

一瞬どういう意味かわかりませんでしたが、「あっ、ナンのことか!」と気が付き、思わず吹き出してしまいました。確かに、顔の形がナン。神解釈です。

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