こんにちは。お料理担当の坂本ちなみです。今週は、とうもろこしの収穫があったのであれこれお料理してみました。旬の味わいとは、まさにこのこと。獲れたてのとうもろこしは生でも食べられそうなほど柔らかく、甘さがぎゅっと凝縮していました。作り方や合わせる素材との相性で旨味が増したり香ばしくなったり。可能性がいっぱいのとうもろこし料理、旬のうちにたくさん食べて楽しんでくださいね。
とうもろこしコロッケ
コロンとした形、ホクホクした優しい味、どこか懐かしい俵形のとうもろこしコロッケはいかがでしょう。
●作り方
1. バターを溶かしたフライパンで、玉ねぎとエシャロットのみじん切りを同量よく炒めます。
2. 1に火が通ったら、挽肉を加えて色が変わるまで丁寧に炒め、塩、胡椒、ナツメグ少々を加えてよく混ぜる。
3. 茹でて潰したじゃがいもととうもろこしを2に加えて混ぜ合わせ、もう一度バター[※注]を加え、隠し味としてクミンパウダーを振りながら味を調える。
4. 3を俵形に成形したあと、小麦粉→卵液→パン粉の順に衣をつけて180℃の油で揚げたら出来上がり。
[※注]じゃがいもは熱いうちに潰して挽肉に加えます。熱でバターが全体に馴染みます。
雑穀おにぎり
雑穀とうもろこしは、我が家の夏定番おにぎりの具材です。子供の成長とともに作る量がどんどん増えていきました。おやつ代わりや、作り置き、塾弁などにも重宝しました。
*とうもろこしのヒゲを煮立たせて濾し、冷ました出汁でご飯を炊きます。
(ヒゲにはたくさん栄養が詰まっているので、出汁を取ったあと掻き揚げなどに入れ込むのもオススメです)
とうもろこしとセロリのスープ
こちら、最もオススメしたいとうもろこし料理です。こんなに簡単でよかったのかしら?と作るたびに自問自答しています(笑)。煮込むことにより、食材同士がぐんぐん旨味を重ね合わせ、味に深みを出していきます。具材は、セロリ、じゃがいも、玉ねぎ、ウインナー、そしてとうもろこし。
鍋に湯を沸かし、すべての具材を入れ、ブイヨン、塩、粒コショウ、ローリエ、タイムパウダーを加えて1時間程度煮こむだけ。
*ウインナーに切込みを入れて肉の旨みを出します。
*生のとうもろこしが手に入らない季節は缶詰で代用できます。その際は、缶詰の汁ごと加えるとブイヨンの代わりになります。
*保温調理鍋でも美味しく作れます。
とうもろこし料理3選、いかがでしたか。すべて冷凍が可能です。時間のないときなど便利なのでたくさん作ってストックしてくださいね!