こんにちは。お料理担当の坂本ちなみです。今回は、お鍋やすき焼きなどこの時季に大活躍の栄養満点野菜「ねぎ」を使ったアレンジメニューをお届けします。加熱して甘みを出すも良し、香味野菜として脇役に徹するも良し、炊き込んでとろみを味わうも良し!というわけで、ねぎの魅力が溢れるお料理をご紹介します。
ねぎの旨味を引き出す調理法とは・・・
ねぎの揚げ船
実家にいた頃、冬になると母がよく作ってくれた料理に「ねぎとお揚げの炊き合わせ」というのがあるのですが、京都のやわらかい九条ねぎを使って炊いていました。九条ねぎは、昔から京都の九条地区で盛んに栽培されていたことからこの名がつけられたと言われています。
さて、炊き合わせについてですが、母はねぎと揚げを別々に炊いて深さのある器の中で寄り添うように盛り付けていました。炊き込むにつれてねぎにとろみが出て、それが揚げの油分に溶けてカラダにじんわりしみ込むので、冬にぴったりのお料理ということでした。
今回私は、母のレシピをアレンジし、揚げの中に具材を詰めて煮込むという方法で作ってみました。作り方は、油抜きした揚げの中に具材を詰めて鰹出汁、薄口しょうゆ、酒、みりんで煮ています。具材の白ねぎは、風味が増すようサッと炙りました。鶏ひき肉、酒、片栗粉、みじん切りにした柚子の皮、塩こしょうを混ぜたものと、ねぎを一緒に揚げの中に詰めています。熱いうちはもちろん、冷めても美味しいので作り置きにもオススメです。
ねぎとタアサイの炒め物
こちらは、斜めにカットした白ねぎとちくわ、タアサイ、えのきをごま油でサッと炒めて塩コショウしただけの簡単料理です。タアサイの旬もまさに冬、ビタミンCや鉄分、カルシウムを多く含む食材で彩りも豊かですし、ぜひ、作ってみてくださいね。びっくりするほど美味しいですよ。
ねぎとカリフラワーの玄米ドリア
玄米ごはんが残ったので、豆乳で作ったホワイトソースをたっぷりかけてドリアを作ってみました。フライパンに油をひき、みじん切りにしたニンニクとしょうがを炒めて、適当な大きさにカットしたねぎとカリフラワーを炒めて塩少々します。
グラタン皿に、玄米ごはん、ホワイトソース、野菜類を入れてパン粉をまぶしオーブンで焼いたら出来上がり。仕上げに、お好みでオリーブオイル、粒胡椒をかけると一層美味しいです。
ねぎの豚肉巻き
青い部分を取り除いた白ねぎを長いまま調理します。ねぎ全体に片栗粉をまぶし、薄切り豚肉をくるくる巻いていきます。油を引いたフライパンで全面焼き色がつくようコロコロ転がしながら焼いた後、照焼きに調味したら出来上がり。食べやすい大きさにカットしていただきます。
ねぎ料理お楽しみいただけましたか。たくさん食べて寒い冬を風邪知らずで乗り切ってくださいね!