強豪南アフリカに勝利し、日本中が沸いたラグビーワールドカップ2015。以来、それまでラグビーをよく知らなかった人たちからも注目が寄せられる人気スポーツとなりました。そんな活躍の裏側を支えるサポーターとして見逃せないのが奥様の存在。カラダが資本のプロアスリートを食事を通して日々支える、まさに立役者です。 プロラグビー選手、山田章仁選手の奥様でモデル・タレントとして活躍する山田ローラさんもその一人。その勝利を支える食事作りのコツや工夫は、実は女性のカラダを整えることともつながっているとか…。 スポーツのための食事学「アスリートフードマイスター」の資格を持つ山田ローラさんから、カラダを整える秘訣を学びましょう。(編集部)
花嫁修業は『アスリートフードマイスター』から始まりました
結婚前は実は料理をあまりしなかったのですが、彼と付き合い始めたのをきっかけに「アスリートフードマイスター」という資格を取りました。 結婚後、資格で得た知識をもとに、二人で食事について色々話し合って、意見交換を繰り返して、料理にチャレンジしています。 日本代表のシーズン中は栄養管理スタッフが合宿中の食事をコントロールしてくれるので、その写真を送ってもらったり、スタッフさんから習った食べた方がよいもののリクエストを具体的にもらったり。
彼は本当に自己管理のプロフェッショナル。とっても細かく考えて食事を選んでいます。 でも、料理が出来ないので、そこを私が努力でカバーしながら、できる限りの協力をしています。
タンパク質の多い食事で自分の肌も美肌に!
彼のポジションはウィングといって、「走る」ポジション。体当たりして負けないように、体を大きくしつつも、重すぎると走れなくなってしまうので、慎重な管理が必要なんです。
7人制の時期は、1日に3試合もあるので、長く走れるように体は軽めで、持久力重視。15人制で、しかも南半球への海外遠征となると、対戦相手のカラダも大きいので、当たり負けしないように炭水化物をどんどん詰め込んで体を大きく。と、試合内容や対戦相手に合わせて、食事内容も細かく変えていきます。
一緒に食事をする私は、彼のために作った料理を自分のカラダのサイズに合わせてちょこっとずつ頂きます。バランスを考えつつも、タンパク質が多めの食事なので、一緒に食べるようになってから、私自身の肌のかさつきやニキビも無くなりました。
アスリートも一般の女性も必要な栄養は同じなんだなと実感しています。
疲れたときは『食べやすさ』と『消化しやすい』を重視
●豚肉・玉ねぎ・パプリカ・ピーマンの味噌とごま炒め
●鳥もも肉と大根の煮物
●豆腐の醤油だれ焼き
この献立は海外遠征から帰ってきた後の食事です。
オーストラリアで外食が続いたことと、移動の疲れとでクタクタだったため、疲れた体を整える「回復メニュー」。
普段はトレーニングが終わって帰宅後20時頃に食事をして、22時には寝てしまうこともあって、とにかく「消化に良いもの」が自宅ご飯のテーマでもあります。
豚肉のメニューは疲れていても沢山食べれるようにしっかりと味噌で味付け。
鳥もも肉は消化に優しいようにほろほろになるまで煮込みました。豆腐も胃に優しいけど、たんぱく質たっぷりです!
代謝UPには『生姜』を取り入れるとGOOD!
●玉ねぎたっぷりのさっぱり親子丼
●かぶの生姜焼き
●鳥胸肉の塩コショウ焼き
お休みのランチなので、少な目の量の献立です。
「カブの生姜焼き」は生姜たっぷりで代謝UPにおすすめです。
作り方は簡単!カブをスライスして、ごま油でカリッと両面焼き、一口サイズに切ったカブの葉を入れます。しょうゆ、みりん、お酒を各大さじ2くらいとチューブの生姜を入れてカリカリになるまで炒めれば出来上がりです!