お悩み女子必読!柚希礼音さんに聞く、夢を叶えるチャンスのつかみ方

必ずやってくる人生のターニングポイント。それにどう向き合うかで、未来は大きく変わります。宝塚の歴史に残るといわれたキレキレの男役姿から、女優へ。 大きく人生が変わって4年目の柚希礼音さん。 堂々とした姿からは想像できないほど悩んだ日々を抜け出し、 また新たなステージへと歩みを進める想いを聞きました。

チャンスは突然じゃない。地道な努力の先にあるもの

通常、約3年で引退するといわれる宝塚のトップを6年間も務めた柚希礼音さん。〝10年にひとりの逸材〞として今なお宝塚の歴史に名を刻んでいる。退団後も、舞台に歌にと活躍の幅を広げる柚希さんには、今までふたつの転機と呼べる出来事があった。ひとつ目は、2番手に昇格した29歳のころ、『スカーレット・ピンパーネル』の舞台で、ショーヴラン役をもらったときだ。

「今まで演じたことがない悪役で恋敵という役。お話をいただいたときには、大役すぎて正直戸惑いました。公演はすでに決まっているので、稽古を懸命に重ねるしかありません。歌にしても演技にしても今までとは違う高いハードルがいくつもあって、かなりきつい部分もありました。でも、実際舞台に立つと、周囲はきちんと評価してくれたんです」

柚希さんの出世作ともいわれ、その才能に誰もが驚いたという。

「周りには、私が突然開花したように見えたのかもしれません。でもそうではなく、今まで地道に頑張ってきたことがこの作品でタイミング良く花開き、評価をいただいたというだけ。このとき思ったのは、日々の小さな積み重ねや努力は、必ず報われてこうやって評価されるときが来るということ。そして、外から華々しく見える人も、地味な努力を重ねているのだということ。突然の成功なんてないんだと気付かされました」

その後、惜しまれながらも35歳で宝塚を退団。ここでまた、ふたつ目の大きなターニングポイントを迎えることになる。

「退団とともに、男役ではない、個としての柚希礼音に戻るわけです。芸歴は20年近くあるのに、これまでは演技も歌も男役しか演じてきていない。まさに人生のターニングポイントですよ(笑)。トップになると、演じるというよりも、ある意味自分のなかの男性性と共存しているような不思議な感覚になるんですね。内股で歩いても男役に見えるみたいな(笑)。そこから女優 柚希礼音になるんですから大変な作業でした」

答えが出ないときには、できることをやればいい

見た目にそぐわず、意外にもクヨクヨと悩みがちな性格。方向性が見出せないまま、仕事をこなす日々が続いた。

「女優の仕事をいただくうちに、しだいに私のなかにあった女性像みたいなものが目覚めてきたんです。思えば29歳のときと同じように、目の前のことを丁寧にこなすなかに、答えがありました。私もそうですが、多くの人は答えをすぐに求めてしまいがち。でも実は、目の前のことからひとつずつ、淡々とこなすことこそが答えなんですよね

それでも〝クヨクヨが消えない〞ときは、旅に出るそう。

「いつもと同じ空間で悩んでいても負のモードは解消されません。そんなときは、4日あれば海外に行きます。悩んでいる空間から飛び出すと、新しい考えも浮かびやすくなるんです」

現在、女優4年生。新たなるターニングポイントを模索している最中でもある。

「人生はこうやってずっと迷いならが続いていくものなのかもしれません。でも、一歩ずつ積み上げれば必ず答えが出ることは知っているから、もう大丈夫です」

『REON JACK3』が10月19日からスタート!

新たな魅力を発揮したコンサート『REON JACK2』を進化させた『REON JACK3』が10月19日よりスタートします。その意気込みとは?

「『REON JACK2』をやり切ったとき、もうこれ以上のものはないと思いました。自分のなかで、宝塚の現役のときから今までやりたかったことが、ついに叶いました!という感じで。出演者も素晴らしかったですし、映像など、細かいこともかなり自分がやりたかったことが詰まっていて。

その後は燃え尽き症候群になって、これ以上のものなんて考え付かないと思っていました(笑)。

『REON JACK2』には、素晴らしいダンサーの方々に、ポイントで出ていただいたのですが、その方々にもっとさまざまな場面で出ていただけたら、よりすごいものができるのではないかと思ったんですね。なので、“3”では素晴らしいダンサーの皆さんに、ゴージャスに本編に出演していただいて・・・みたいに考えていると、いろいろ夢が膨らんできて。

そして何よりもファンの皆さんにも、ときどき『REON JACK』――柚希礼音が今表現したいことを表現できる場があることによって、喜んでいただけるし、舞台を観るだけではないキャッチボールができることで、ときどきホッとしていただけたりするのかなという思いもあり。『REON JACK3』は、“2”以上にやりきりたいと思っています!」

『REON JACK3』
東京公演/ 東京国際フォーラム ホールC
2018年10月19日(金)〜10月21日(日)

大阪公演/ 梅田芸術劇場メインホール 
2018年11月8日(木)〜11月11日(日)
http://www.reonjack3.com/

撮影/江原英二(Astro)
スタイリング/山口ゆうすけ
ヘア&メイク/CHIHARU
取材・文/伊藤学 



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