小説から漫画までジャンルを問わず、本好きとして知られる女優の多部未華子さん。読者からの本選びの相談や質問に応えて、オススメ本をご紹介します。
vol.05 休日は家にこもりがち。出かけたくなる本、教えてほしい!
《読者からのリクエスト》
ギュウギュウ詰めの通勤電車に揺られる毎日。疲れているし、週末は部屋でごろごろ・・・。それでも出かけたほうが、きっとリフレッシュになるとはわかっているものの、そんな気力がわきません。友達も少ないし、彼氏もいないし。ひとりでもどこかに出かけよう!と思わせてくれる本があったら、知りたいです。
《多部さんのオススメは・・・》
ひとりでも安心して日本の反対側まで
行けちゃうのが、ツアー旅行!
私、海外を旅するのが大大大好きなんです。アジアでもヨーロッパでもアメリカでも、寒いところでも暑いところでも、休みがあればどこへでもいいから行きたいくらい。「類は友を呼ぶ」という言葉どおり、私の周りも旅行好きが多く、友達から送られてくる旅行先の写真や食べ物を見るだけで、自分も行った気分になったり、猛烈に羨ましくなったり、私も次はどこに行こうかなと心がワクワクドキドキします。
なので、益田ミリさんの『美しいものを見に行くツアーひとり参加』は、私にぴったりの本で、ページをめくるたびに、“いいなぁ。私も行きたい!”“今度、私もここに行ってみようかな!”と、次から次へと心躍らされました。
私自身、ひとり旅もツアーに参加したこともまだないですが、この本を読んで、たとえ単独行動だとしても十分楽しめるんだなぁって思えたし、ツアーに参加した他のお客さんとの一期一会も絶対に貴重ないい経験になるんだろうなぁとすごく羨ましく思いました。
自分で計画して手配する旅行とは違って言葉や移動手段など、心配することがひとつもなく、安心して日本の反対側まで行けちゃうのがツアーの素晴らしいところなんだと、とても興味を持ちました。私もいつか、ツアーで旅をしてみたいです。そこで一緒になった人と仲良くなって、また別の国のツアーに申し込んで、また出会って、仲よくなって・・・なんて妄想が激しくなり、またワクワクが止まりません!
ちなみに、私のここ最近一番思い出深い旅行は、去年の夏に行った韓国旅行です。母親、高校の同級生、LAに住んでいる友達、NYに住んでいる友達、兄、兄の彼女(今は婚約者♡ )という、私の大好きな人みんなで一緒に旅行した奇跡の一泊二日でした。できることなら、もう一回みんなで行きたいけど、スケジュール的にも、もう二度と集まることができないんだろうなぁ。だから、一緒に行った韓国サウナやみんなで食べたタッカンマリ、他にも買ったもの、笑ったこと、全部全部大切な思い出です。
そして、次に休みが取れたら絶対に行きたいのはフロリダとイタリア!! 一緒に行くメンバーも、もう決まってます♡ うふふ。あれ? やっぱり、旅行好きな友達が多いから、ひとり旅はまだまだ当分先になってしまうかな・・・。
今回のオススメ本はこちら!