GENGERサポーター

GINGERの世界観に共感し、誌面やWEBの企画に積極的に参加、協力してくださるGINGERサポーターを募集します。 サポーターに登録することで、取材や撮影、レポーターなどを体験していただいたり、イベント・セミナーへの参加、 サポーター限定プレゼントへの応募など、数々の特典をお楽しみいただけます。

GINGERサポーターとは

GINGERサポーターに登録する

MAGAZINE

2•3月合併号 Now on sale
This is LOVE

最新号を見る

定期購読はこちら

  • LINE
  • Instagram
  • YouTube
  • TikTok

MYSELF女性の悩み

2016.10.19

34歳以下の「若年性乳がん」ってどんな病気?どんな人が注意すべきなの?

女性医療ジャーナリスト増田美加さんによる連載。人生の基礎になる“健やかな体”を手に入れるための最新知識をお届けします。

マーガレットの花イメージ

20代、30代の若い世代の乳がんのことをテレビや雑誌などで耳にすることが増えました。「若年性乳がん」とは、34歳以下の乳がんのこと。今、乳がんは、日本女性でかかる人が最も多いがんで、罹患者数、死亡者数も増加し続けています。けれども若年性乳がんは、40代、50代の乳がんと比べて決して多くはないのです。とはいえ若年性乳がんはよく知られておらず、不安に思う人が多いのも事実。「どんな人がかかりやすく、何に注意すべき?」について、自身も乳がんを経験した女性医療ジャーナリストの増田美加がまとめました。

20代、30代の若年性乳がん、実は多くないのです

お花畑
乳がんは圧倒的に40代〜50代の患者さんがかかる率(罹患率)が最も多く、推定では2016年の発表だと日本女性は8人にひとりと言われています。これは欧米女性とほぼ同じ割合で、年々増加しています。これにくらべて34歳以下の若年性乳がんは、1割にも満たない数です。(国立がん研究センターがん対策情報センター 年齢別乳がん罹患率の推移より)

ですから、20代、30代で若年性乳がんにかかるリスクは決して高くありません。必要以上に心配する必要はないのです。

では、どのような人が注意すべきでしょうか?

お花イメージ1
気になるのは、遺伝性乳がん、卵巣がん症候群とのかかわりです。若い年齢で乳がんを発症した場合、遺伝性の可能性があります。
34歳以下の若年性乳がんを特に気をつけたい人は、血縁に乳がんや卵巣がんの方がいらっしゃる場合です。

若年性乳がんは、「遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)」とかかわっていると言われています。女優のアンジェリーナ・ジョリーさんが告白したことでも有名ですね。
ただし、遺伝性の乳がんは、乳がん、卵巣がんにかかった方、全体の約1割以下。これもそんなに多い数字ではありません。遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)については、「日本HBOCコンソーシアム」を参考にしてください。

けれども、血縁(母、姉妹、祖母、叔母、いとこ)に乳がん、卵巣がんの方がいらして心配な場合は、20代30代でも一度、乳腺科専門医を受診して相談されるといいと思います。

若年性の乳がんでない場合は、乳がんも卵巣がんも、遺伝性でないがんのほうが多いことは、忘れないでください。ですから、血縁に乳がんや卵巣がんの人がいないからと言って、乳がんになりにくい、ということではありません。

若年性乳がんの詳しい情報はこちらから…

お花畑イメージ2
若年性乳がんについての詳しい情報は、「厚生労働省 若年乳がん患者のサバイバーシップ支援プログラム」 が参考になります。
治療についてや、QOL(クオリティーオブライフ)や患者さんの情報が少しずつ構築されています。若年性乳がんの患者会ともリンクされています。

20代、30代は、自治体などの乳がん検診はありませんので、もしも20代、30代でも、乳房にしこりなどの症状があれば、乳腺専門医がいる乳腺科、乳腺外科、外科(乳腺専門)を受診することが大切です。多くの産婦人科は、乳腺は専門ではありませんので、間違えないようにしてください。
症状がある場合は、検診ではなく、受診(診療)で健康保険が使えます。

乳房に特に気になる症状がなくて、血縁に乳がんや卵巣がんの方がいらっしゃらなければ、必要以上に心配しなくて大丈夫です。34歳以下で乳がんにかかる方は、乳がん全体の1割にも満たないのですから。

増田美加の記事をもっと読む。

TEXT=増田美加(女性医療ジャーナリスト)

PICK UP

MAGAZINE

2•3月合併号 Now on sale

This is LOVE

最新号を見る

定期購読はこちら

2•3月合併号 Now on sale

This is LOVE

12月22日(金)に発売されるGINGER2024年2・3月合併号の表紙には、Hey! Sɑy! JUMPが登場! 2023年にデビュー16周年を迎え、最新アルバム「PULL UP!」が発売されたばかりのHey! Sɑy! JUMP。GINGER連載「TAG」では、メンバー同⼠が互いをプロデュースして、普段あまり⾒ることのないコーディネートで登場し、毎号話題になっていました。どんな時もお互いに⽀え合い、切磋琢磨を繰り返し過ごしてきた彼らの“絆”を表紙、そして中⾯のビジュアルそしてインタビューで掘り下げています。さらに豪華2⼤付録つき…なので絶対に⾒逃せません。また巻頭にはGINGERから届けたいメッセージ「愛」を特集。レギュラーメンバーそして注⽬のゲストたちのインタビュー、ビジュアルが盛りだくさんです。

最新号を購入する

電子版も発売中!

定期購読はこちら

MEMBER

GINGERの世界観に共感し、誌面やWEBの企画に積極的に参加、協力してくださるGINGERサポーターを募集します。 サポーターに登録することで、取材や撮影、レポーターなどを体験していただいたり、イベント・セミナーへの参加、 サポーター限定プレゼントへの応募など、数々の特典をお楽しみいただけます。

GINGERサポーターとは

GINGERサポーターに登録する

GINGERの世界観に共感し、誌面やWEBの企画に積極的に参加、協力してくださるGINGERサポーターを募集します。 サポーターに登録することで、取材や撮影、レポーターなどを体験していただいたり、イベント・セミナーへの参加、 サポーター限定プレゼントへの応募など、数々の特典をお楽しみいただけます。

GINGERサポーターとは

GINGERサポーターに登録する