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LIVING大人の常識

2017.02.20

アラサー女子が知っておくべき キャリアアップの極意とは?

小さいころ、どんな職業に就きたかったか覚えていますか? 女性の場合、小学生の頃なら幼稚園の先生や看護婦さんになりたかったという方も多いのではないでしょうか。Spark GINGERをご覧の皆様の中には、パティシエや女子アナになりたかったという方もいるかもしれませんね。
大人になっても、夢や目標を持つことは大切です。もちろん、大人ですから現実的な視点も踏まえなければなりません。
「自分は何になりたいのだろう」
「自分には何ができるのだろう」
そんなことを考えているうちに時間だけが過ぎて、チャンスをどんどん見送っている場合ではないのです。
今回は、そうならないためのより良い人生の選択と決断について、お話をしていきます。

保険の基本

(C)LightField Studios/Shutterstock.com

何事も中途半端になってしまう原因は?

「選択肢が豊富」という言葉に、皆さんはどんなイメージを持つでしょうか。おそらくほとんどの人が、良いこと、楽しい、羨ましいといったポジティブなイメージを持つのではないでしょうか。

確かに、良い面もありますよね。洋服なら、たくさんのブランドのあらゆるタイプの服が選べた方が楽しいはずです。食事も和洋中すべて食べたいでしょうし、彼氏候補の選択肢が多いことも大切なこと。タレントでも「マルチタレント」なんて言いますよね。

では、仕事はどうでしょうか?
営業をやっても良いし、総務でも良い。社員にもなれるし、アルバイトで働くこともできる。ありとあらゆる選択肢があることって、果たして良いことなのでしょうか。

私はそうは思いません。
なぜなら、アラサー女子にとっては「選択肢の多さ」がマイナスに働くことが多いからです。色々と選択ができると「あの仕事をやってみたい」「この仕事もやってみよう」といった向上心が生まれやすくなります。学生や20代前半くらいまではそれでも良いと思います。自分の可能性を探るための時間に余裕があるからです。

ただ、それを長く続けていくとどうなるでしょう?
いろんなことにちょっとずつ手をつけ、あらゆることが中途半端で終わってしまいます。結果として、仕事の面で何も武器がない人になってしまうのです。

また、他の選択肢が多いほど、「うまくいかない」「楽しくない」と感じた時に、安易に逃げやすくもなります。「ちょっと向いてないかな~」って…。「この会社に入る前に受けた面接。あっちの方がいいかも。あとで連絡しよう! そう考えている人に、責任ある仕事は任せられないでしょう。それも結局、働き方や仕事の選択肢があることが原因です。

仕事に関して「選択肢が豊富」であることは、自分を成長させるという点でも、キャリアを築いていくという点でも、決して良いとは言えないのです。

決断の後回しは「時間の無駄」!

重要なのは選択肢をたくさん用意することではありません。たくさんある選択肢の中なら、「これだ!」と思うひとつに絞ることです。

では、選択肢を絞るとどうなるのでしょうか。「逃げ道がなくなる」「なんだか不安」と思うのであれば、こう考えてみてください。

例えば私は『ほけんの110番』の社長です。会社があり、社員がいて、会社を信頼してくれているお客様がいますから、今さら他の職業に変わることはできません。やろうと思えば、明日からお好み焼き屋さんをやることもできます。ファッションが好きですから、ファッション関係の仕事に転職することも不可能ではありません。

でも、やりません。私の選択肢は『ほけんの110番』という仕事ひとつだけだからです。そういう現状に不安があるかというと、全くありません。むしろ楽しくて仕方がないくらいです。

なぜ楽しいかというと、選択肢を絞ったことによってやるべきことが明確になったからです。会社、社員、お客様のために、私がやらなければならないことはまだまだたくさんあります。そこに時間や労力を使いますから、他の選択肢に惑わされることもありません。

言い方を換えると、他に選択肢があるから、「もしかすると別の仕事の方がよかったかもしれない」といった不安や不満が生まれるのです。自分が信じた仕事に絞ることは、そういったネガティブな考えを取り払う最も簡単で有効な方法なのです。

もちろん、誰かに選んでもらった仕事ではいけません。「やれ」と言われてやることほどつまらないものはないですからね。自分を信じてひとつの仕事を選ぶこと。これしかない、と感じた気持ちを大事にすること。それが選択を絞るために絶対に必要な条件です。そこさえ押さえておけば、あとは絞るだけです。つまり、決断です。決断を後回しにするほど、時間が無駄に流れてしまいます。例えるならば、「どの服にしようかな」と迷った結果、仕事やデートに遅れるようなものなのです。

選択肢を絞ると覚悟が決まる

保険の基本

(C)sutadimages/Shutterstock.com

選択肢を絞ることには、もうひとつ良いことがあります。それは、覚悟が決まるということです。

「これしかない」と決めれば、誰もが自然と限界まで追求しようという気持ちになりますよね。その道が閉ざされてしまったら困ります。後戻りもできません。だとしたら、壁があっても谷があっても、自分で道を切り開いていくしかありません。

私もそう思って今の仕事に取り組んできましたし、どの世界でも一流と呼ばれる人たちは、同じような気持ちで成長してきたのだと思います。覚悟を決めた人は前に進みます。なかなか覚悟が決まらず、他の選択肢に目移りしている人は、その場で足踏みしてしまいます。成長できる人とできない人の違いは、その差ではないでしょうか。

一方で、最近は多様性を重視する時代ですから、絞らないことが良いことだと思い込んでいる人がいるかもしれません。多様であることが強いことだと思っている人もいます。

しかし、組織やチームのように複数の人が関わっている場合はそうかもしれませんが、自分と仕事という関係においては、多様性はむしろ弱さを生みます。ひとつのことを深く追求したり、周りより多く努力するための力が複数のことに分散されてしまうからです。集中力が分散し、せっかく目の前にやってきたチャンスを取り逃がしてしまうこともあるかもしれません。

いろんなことをそつなくこなすのも同じですね。器用貧乏という言葉がある通り、いろんなことがそこそこできても、ひとつのことを誰よりもうまくできる人には太刀打ちできないものなのです。

ちなみに「多様であることは弱いこと」というのは、シューズデザイナーで、私の友人のひとりでもあるミハラヤスヒロさんの言葉を借りました。彼もデザイナーとしてひとつのことを追求し続けている人で、キャリアを築くまでの考え方で共感し合える部分があります。

選択肢を絞るというテーマで対談した内容は、来月3月に出版される私の本に収録していますので、ぜひ読んでみてください(笑)。

さて、改めて考えてみてください。
自分は何をしたいのか。これからどういう仕事をしていきたいのか。「これがやりたい」と頭に浮かぶことがあるなら、それがおそらく、自分にとって最も正しい選択のはずです。この先の自分の人生が、最も幸せになる道にもなることでしょう。

周りを見ていると、あんなことがやりたい、こんなことがしたいという気持ちが生まれるものです。それはよくわかります。私もかつては通った道です。しかし、今は選択肢を増やす時ではありません。絞る時であり、その道を突き進むと決める時なのです。

さて、あなたはどんな道を選びますか?

杉山将樹
110ホールディングス株式会社 代表取締役 株式会社ほけんの110番 代表取締役 一般社団法人 保険乗合代理店協会 理事 1970年生まれ。 20代は建築設計、30代半ばまでは住宅セールスと住宅業界に身を置き、 35歳より保険業界へ。外資系生保にて新人賞、TOPアドバイザー等多数のコンテストに入賞。 その後39歳で株式会社ほけんの110番に参画、関東支社長・営業本部長・常務取締役を歴任。 2016年11月現在、北海道から沖縄まで全国80拠点以上を展開している。 「with you 1-10―あなたのために1から10まで」をキャッチフレーズに全国を疾走中。人呼んで業界のお洒落番長。東京都港区在住。著書に『死亡保険金は「命の値段」もっともシンプルな保険選び』(幻冬舎)がある。

TEXT=杉山将樹

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