映画『ライオン・キング:ムファサ』がいよいよ公開日を直前に控えたこの日、ミュージカルプレミアが開催された。ぜひ、超実写プレミアム吹替版で観てほしい理由がたくさん詰まったスペシャルイベントになりました。
なんとも贅沢な一夜限りのミュージカルプレミア
アフリカの壮大な大地を舞台に、“生命”をテーマにした物語を映し出す『ライオン・キング』。2019年に超実写版『ライオン・キング』が全世界で公開し、『美女と野獣』、『アラジン』を超え、ディズニー映画で世界歴代映画興収No.1となる記録を作った。その始まりの物語となるのが、12月20日(金)に公開される『ライオン・キング:ムファサ』。本作は、息子のシンバを命がけで守った父・ムファサ王と、ムファサの命を奪ったスカーとの若き日の兄弟の絆を描くストーリー。ディズニー史上、最も温かく切ないキング・オブ・エンターテイメントがついに劇場公開される。
超実写プレミアム吹替版『ライオン・キング:ムファサ』のミュージカルプレミアに尾上右近さん、松田元太さん(Travis Japan)、MARIA-Eさん、吉原光夫さん、和音美桜さん、亜生さん(ミキ)、渡辺謙さんら豪華声優陣が登壇!
ミュージカルプレミアということで、この日は劇中歌3曲を披露。吉原さん&和音さんは「遥かなミレーレ」を、右近さん&MARIA-Eさんは「聞かせて」を、右近さん&松田さんは「ブラザー/君みたいな兄弟」を伸びやかに歌い上げた。特に右近さんと松田さんは何度もアイコンタクトを重ね、お腹の底から楽しそうに、まるで兄弟がじゃれあっているかのように歌唱していたのが印象的。歌い終えた後、ふたりは「楽しかったね!」とキラキラとした表情を見せ、その様子に会場はあたたかい空気に包まれた。
作中の役柄の関係性のように、松田さんの首根っこを掴んで登場した渡辺さんは、キャストの歌唱について「完成を観て本当にびっくりしました。ふたりとも素晴らしい! このふたりは涙を誘うくらい、気持ち良く仲良しなんですよ。こういうシチュエーションで歌うことないだろうし、ようやったな〜」と絶賛。これに松田さんは「宝物になるお言葉をいただけてうれしいです。ライオン・キング:ムファサに出会えて本当に本当によかったなって思います」、右近さんも「先ほど謙さんと控え室でお話しているときに『これ本当にすごいよ。めちゃくちゃよかったよ』って言ってくださって、ちょっと泣きそうになりました。今日が今年いちばんの最高の日です」と松田さんと目を合わせた。
本作に欠かせない音楽の存在――手掛けたのは数々の賞を受賞し、近年のディズニー作品でも高い評価を受ける音楽家・リン=マニュエル・ミランダ。曲の魅力について右近さんは「(松田さんと)ふたりで歌っている『ブラザー/君みたいな兄弟』は、兄弟の絆の深さと楽しさを愉快さとはつらつとしたエネルギーに乗せた曲です。心地良くて、壮大で、だからこそ切なく聞こえたりして。いろんな聞き方ができる曲が出来上がりました」と語り、松田さんも共感しながら「けんけん(右近さん)がおっしゃったように、兄弟の絆が超可愛いんです。けんけんの声がどっしりカッコいい歌声で、ムファサがタカを支えるように歌うパートも。ふたりの関係性がぎゅぎゅっと詰まった楽曲で、自分自身大事にしたいですし、皆さんにも愛される曲になったらいいなと思います」と楽曲への愛を語った。
これに対し、リンと親交のある渡辺さんは「画と音楽の疾走感がすごい。字幕で観ると追い切れない部分があるの。でも吹き替え版だと一緒に動いている、一緒に旅しているような感じになれるんだよね。だから本当に吹き替えが素晴らしい」と拍手を送った。
後半では、キャストが今の気持ちと作品の見どころを興奮たっぷりに語った。
亜生 前作から引き続き、ティモン役をやらせていただきました。今作で、キャストの皆さんがどんどん発表されて、僕にオファーがなかなか来なかったんですよ。だから「前回あかんかったかな」って思って。初めて、僕の方からディズニーさんに「今回僕はいりませんか?」って聞いたんですが(笑)、ギリギリ決まってよかったです。ティモンとプンバァが絶妙なところで出てくるので注目していただきたいですね。最高のスパイスになっています。
吉原 僕はライオン・キングに不思議な繋がりがありまして。劇団四季に所属していた頃、初めて舞台でやらせていただいたのがムファサでした。その後シンバを演じて、そして今、ムファサの父親のマセゴ役をやらせていただいて、三代にわたって演じさせていただいていることが感慨深いです。舞台版でムファサを演じたときに、ムファサはどういう過去を持っているのか興味があったんですけど、今作でそれが全部回収されていて鳥肌が立ったので、楽しみにしていてください。
和音 夫と夫婦役をやらせていただいて、ずっと「本当なのかな」と思っていたんですが、今日改めて実感できたように思います。この夏に男の子を出産しまして、その子にムファサを見立てながら声を当てたので、とても思い入れが強い作品です。子どもを連れて一緒に観に行けたらいいなと思っております。
MARIA-E 私はライオン・キングが大好きで、幼い頃から何百回、何千回と観てきたので、今ここにいられることが本当に光栄でたまりません。観させていただいたんですけど、ここが映画館だというのを忘れてしまうほど没入感がすごいです。映像美だったり、音楽の響き渡る感じだったり、本当に楽しんでいただけると思います。
渡辺 完成を観ずに「どうなったんだろう」と思いながら、2ヵ月近く精力的にプロモーションさせていただいたんですが、この間元太と一緒に観て、ちょっとね、やばかったです。胸を張ってオススメできる作品になりました。僕の演じたキロスもムファサもタカもサラビも、群れから離れた孤独な奴らで、一生懸命肩を寄せ合って旅をしていく、切ない話なんです。ムファサがいう「サークルオブライフ」が、30年前はもっと世界の近くにあったと思うんですが、今世界中で紛争や分断があってすごく遠くのものになってしまった。だからこそ今、ムファサのスピーチを聞くとすごく胸がアツくなると思います。
松田 皆さんにやっとこの映画を観ていただけるということが嬉しいです! ディズニーのいちファンとしてライオン・キングが大好きだったので、この作品に出会えたことに感謝です。あったかくて切ない、ディズニー史上最強の作品になっていると思うので、皆さんの心に響いて、大好きになっていただけたら嬉しいです。僕が演じたタカは、ムファサの存在が大きくて、発言や行動や表情が繊細に揺れ動くキャラクターです。僕は世界中の誰よりもタカ/スカーを愛していますし、皆さんにもムファサ始め、いろんなキャラクターをじっくり観ていただきたいです。
右近 今日のパフォーマンスを経て、僕は歌舞伎の人間ですので、やはり板の上で、生の空間で空気を味わうことによって、いよいよ公開が近づいてきたということをとても強く実感しました。皆さんとその時間を共有できたことが本当に嬉しく思っております。作品の見どころは、たくさんありすぎて難しいんですが…。運命によって使命を与えられていて、その使命を全うすることがとても大事なことなんだってことを感じていただきたいです。そして、ムファサひとりの力ではなくて、周囲の関わり合いでムファサというライオンが王になっていく姿をやはり見ていただきたい。この兄弟の絆に、お互い影響を与え続け、寄り添うことの重要さをきっと感じていただけると思うんです。なので、日常でも寄り添う、支え合うということを改めて大事にしようというふうに思ってもらえる映画です。
超実写プレミアム吹替版『ライオン・キング:ムファサ』
12月20日(金)全国劇場にて公開
※12月19日(木)午後より、IMAXなどプレミアムラージフォーマットで先行上映
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