NEWS・増田貴久さんがソロコンサートツアー『増田貴久 2nd LIVE 喜怒哀楽』を開催中。4月8日にリリースされた初のカバーアルバム『増田貴久のカバー』を携え、思い入れのある楽曲や歌い継がれる名曲のカバー、自身のオリジナル曲を織り交ぜた約2時間のステージを展開している。ここでは4月28日に行われた、東京ガーデンシアター公演初日の模様をレポートする。
「全身全霊で歌を届けます」昨年に続き、2度目のソロコンサートを開催

昨年、初のソロコンサートとして開催されたステージが、今年「増田貴久 2nd LIVE 喜怒哀楽」として帰ってきた。タイトルが示す通り、“喜怒哀楽”を軸に据えた構成や演出は前回を踏襲しつつ、5都市14公演を巡るスケールで展開される。
「僕の表現する『喜怒哀楽』のなかで、全身全霊で歌を届けます。歌うし、踊るし、映像も、照明とか、衣装も…全体的にプロデュースしてますよっ!」という言葉のとおり、本公演は増田さん自身がトータルプロデュースを手がけるもの。「NEWS 増田貴久が一人でどんな作品が作れるのか。挑戦します」と語るように、その世界観はまさに“増田貴久の内側”を覗き見るようでもある。
開演時間が迫ると、会場に流れるインスト音楽に合わせ、自然とクラップが広がっていく。ステージに並ぶのは、円を描くように設置された数十本のマイク。その中央に立ち、マイク一本で歌を届けるというシンプルなスタイルこそが、この公演の核となっている。やがて暗転し、まばゆい光の中、ステージ奥から現れた増田さんの姿に大きな拍手が送られる。ステージは昨年同様「喜怒哀楽」からスタートし、全21曲が届けられた。
幼少期、青春時代に親しんだ曲から先輩グループの曲。計11曲をカバー

今回のステージでは、4月8日にリリースされた初のカバーアルバム『増田貴久のカバー』から、計11曲のカバーを披露。「First Love」(宇多田ヒカル)や「銀の龍の背に乗って」(中島みゆき)など、時代を越えて愛される名曲たちを、生バンドとストリングスの豊かな音色に乗せて丁寧に紡いでいく。黄色のハットを被って歌った「ムーンライト伝説」(DALI)では、どこか遊び心ものぞかせ、楽曲ごとに異なる表情で魅せた。
2001年に出演したドラマ「3年B組金八先生」(第6シリーズ)の主題歌「まっすぐの唄」(海援隊)や、事務所の先輩グループの楽曲も披露。「Bonnie Butterfly」(KinKi Kids)、「Believe Your Smile」(V6)、「うわさのキッス」(TOKIO)、「世界に一つだけの花」(SMAP)といった、長く大切に歌い継がれてきた楽曲を、自身の声で丁寧に届けた。
ふっと表情を緩め、「歌えるかな?」という呼びかけから始まった「キッス~帰り道のラブソング~」(テゴマス)。マイクを客席へ向けると大きな歌声が返り、そのたびにうれしそうな表情を見せていた増田さん。サビ前には「下ハモねっ!」とお茶目に声をかけ、客席の歌声と自身の声を重ねていく。温かな空気に包まれながら、会場がひとつになっていった。
多彩な表情と演出で魅せた‟喜怒哀楽”の世界

“喜怒哀楽”の世界を彩るオリジナル楽曲のステージでは、全身全霊で歌と向き合う増田さんの姿と、その表現の幅広さが際立った。MPCを使いその場でビートを作り上げる場面があれば、紗幕に映し出された映像と楽曲のメッセージがリンクしながら進むステージも。そこで披露された「Thunder」は、「NEWS ARENA TOUR 2018 EPCOTIA」以来、約8年ぶりの披露となった。
今回のコンサートのために書き下ろされた新曲「じゃ、踊るか」の披露では、重厚なビートに乗せたダンサブルなサウンドに会場の熱気が一気に高まる。ダンサーとの息の合ったパフォーマンスも必見だ。
さらに本編の合間には、増田さんの‟喜怒哀楽”を引き出すスペシャル映像が上映される。増田さんが颯爽とランボルギーニを走らせる貴重なドライブシーンから、日本屈指のバンジージャンプスポット、動物園での胸キュンシチュエーションなど、ここでしか見られない表情が映し出された。人柄がにじむユーモラスでどこか愛らしいシーンの連続に、会場には自然と笑い声が広がっていった。
すべてのパフォーマンスを終え、「これがNEWSの増田貴久でした! ありがとうございました!」と、笑顔でステージを後にした増田さん。今年も変わらず、MCを挟まず、客席もペンライトやうちわを手にしない、ただ音楽に身を委ねる空間が広がっていた。一曲一曲に真剣に向き合い歌を届ける増田さんと、それを真正面から大切に受け取る客席。そのまっすぐなやりとりのなかで、歌はダイレクトに届き、静かに、しかし確かに熱を残していた。公演は、5月23日の大阪・オリックス劇場公演まで続く。
増田貴久
NEWSのメンバー。確かな歌唱力でグループを牽引し、バラエティやドラマ、舞台でも幅広く活躍。2025年よりソロアーティストとしての活動も本格化させ、表現の幅を広げている。この夏もNEWSとして多数のフェスに出演予定。5月17日『TOKYO METROPOLITAN ROCK FESTIVAL 2026』、6月7日『ごぶごぶフェスティバル2026』、8月8日『LuckyFes'26』。
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