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TRENDLIFESTYLE

2024.11.23

ひと際スタイリッシュなNEWSのライヴ。‟日本の旅”テーマのツアーレポ

NEWSが全国アリーナツアー「NEWS LIVE TOUR 2024 JAPANEWS」を完走! 8都市17公演で約163,000人を動員した。ツアーファイナルの地はNEWSとして初の会場、千葉県・ららアリーナ 東京ベイ。名残惜しくも大盛り上がりで幕を閉じたツアーファイナル、11月17日公演の模様を詳細レポート。

テーマは“日本の旅”。23面のLEDビジョンを駆使した色彩豊かなステージで幕開け

「NEWSニッポン」でのインディーズデビューから21年、NEWSが“日本”をテーマに原点回帰したアルバム「JAPANEWS」を8月7日に発売。「ジャパニーズガイドブック」のような音楽作品と呼ばれる本作を引っ提げ、今回のライヴが行われた。

開演時刻が近づくと、客席からは“NEWS”コールが。メンバーの登場を今か今かと待つファンの熱気が高まっていくなか、ライヴがスタートした。壮大なオープニングは、世界各国の言語を使った挨拶から始まる。そして「世界のみなさん、こんにちは」という一節につながるが、このナレーションを担当したのは日本を代表する声優・野沢雅子さん。アルバムに続きライヴでも「JAPANEWS」の世界をナビゲートする役を担った。

1曲目はリードトラックの「JAPANEWS」。2022年のツアー「NEWS LIVE TOUR 2022 音楽」以降、NEWSのコンサートに欠かせない存在となった生バンドとともに、ダークなロックナンバーで幕を開けた。袴風の衣装で登場した3人の後ろには、23面のLEDビジョンが。これらに‟日本”を感じられるさまざまな映像を映し、目で見ても耳で聴いても楽しめる色彩豊かな音楽空間を作り上げた。2曲目は「ROOOTS」。激しいサウンドとリリックで開始早々会場をヒートアップさせていく。曲中、増田貴久さんが目の前のカメラに向かってかけていたサングラスをはずすようにすると、会場からは歓声が上がった。これまでの雰囲気から一変、「NEWSニッポン」でファンと爽やかに‟NEWS”コールを交わし、続く「BLUE」ではツアーグッズのタオルを会場にいる全員で回す。さらにサブスク解禁によりリバイバルヒット中の代表曲「チャンカパーナ」を披露し、次の「FIREWORKS」でメンバーそれぞれの開幕挨拶へ。「今日は素敵な旅にしましょう」と呼びかけた小山慶一郎さんに「ただいま、ららアリーナ! ツアーファイナル楽しもうぜ」と話した加藤シゲアキさん、増田さんは「『NEWS LIVE TOUR 2024 JAPANEWS』にようこそ!」と高らかに叫んだ。

2つ目のブロックではソロ曲パフォーマンスのほか、今年実施された「NEWS カップリング楽曲投票 2024」のファン投票をもとに、3人の声で再構築されたカップリング曲を披露した。回転式のセンターステージで歌った「バタフライ」「Distance」に関してはコンサート初歌唱となった。「さくらガール(A cappella version)」や「Cherry Blossom Girl」の歌唱時には、メンバーが太鼓橋モチーフのアリーナトロッコに乗り、ファンのもとへ。曲名にちなんだ桜の吹上演出も加わり、会場に多幸感あふれる景色が広がった。

「22年目以降もずっと一緒に」微笑ましいトークが展開されたMC

仲睦まじいメンバーの様子が見られたのは、「おもちですか!」のステージ。3つに枝分かれしたスタンドマイクを前に、茶目っ気のあるパフォーマンスでファンを楽しませた。明るい雰囲気のままライヴはMCへ突入。初めて立つ会場ということで1Fから4Fまでの客席構成について話したり、ライヴ終了後に本公演のプレイリストをサブスクで公開するという話から、小山さんが「みんな(ファン)カラオケ行ってプレイリストのまま歌ったりするんでしょ?」と投げかけ。その流れでカラオケトークが始まり、メンバーが最近のカラオケ事情を語った。

加藤 (増田さんに向かって)カラオケとか行くの?
小山 なんか出会いかけの会話みたい(笑)。22年目なのに!
増田 まあ、たしなむ程度には。
加藤 たしなむ程度。
増田 でもバーにカラオケが付いているみたいなところが多いかな。
小山 それって「まっすー歌って!」みたいなことあるの?
増田 この前ちょっと知ってるテレビ業界のおじさまに「僕本当に『生きろ』大好きで、いつもカラオケで歌うんだけど、自分で歌うとちょっと違うんですよね」って言われて、だから「じゃああなたのためだけに歌いますよ」って。俺、本域で歌って、そしたらおじさまが泣いてた(笑)。
小山 『生きろ』と『U R not alone』は本気で歌ったとき、みんな泣くよね。
加藤 俺も愛知・東海市で短編映画を撮るんですけど、この前ロケハンに行って、その地域の方との懇親会があって、そこにもカラオケがあったんですよ。それで市役所の方に「加藤さん、『チャンカパーナ』いっちゃってください!」って言われて。
増田 待って。市役所の人チャラくない?
加藤 市役所の人も懇親会だから、結構楽しくなっちゃってたんだよね。
小山 盛り上げてくれたんだ。
加藤 『チャンカパーナ』ひとりってちょっと大変じゃない? だから『weeeek』でもいいですかって言ったの。上がるから。
小山 わかる!
加藤 そしたら「いや、『チャンカパーナ』で」って(笑)。
増田 『チャンカパーナ』聴きたいんだね。
加藤 やったんだけどさ、ひとりだとやっぱり盛り上がらないよね。
増田 そっかあ。俺と小山いないとな〜!
小山 な〜!
加藤 お前らいないとあの歌、歌えないんだよ。
客席 (フー!)

その後も3人のテンポ感あるトークは続き、小山さんが「22周年以降もずっと一緒にいような」と言ったり、オードリーさんやダチョウ倶楽部さんのネタをオマージュする場面では、息のあったかけ合いを見せ、会場中を笑顔にさせた。最後に「NEWSよろしくお願いします!」と小山さんが締めくくり、次のパフォーマンスへ。

最新曲から名曲までさまざまな表情を見せた後半ブロック

3つ目のブロックでは魅せるパフォーマンス、ステージ演出が目白押し。ゴールドの衣装をまとい、炎が飛ぶステージで披露した「鳴神舞」、スモークを効果的に使いながら幻想的な世界を表現した「うらめしや」「Sweet Martini」ではイスを使ったパフォーマンスを。「バンビーナ」では火薬や音玉を使い、インパクト大の熱いステージを届けた。

最終ブロックは「U R not alone」での大合唱から。メンバーとファンが一緒になって歌い、曲終わりに増田さんが「ひとりじゃないからね」と叫ぶと、会場は鳴り止まない大きな拍手に包まれた。このとき3人が着用していた白基調の衣装には、ツアーグッズとしても販売されていた「NEWSキーホルダー」がつけられた。その数3人で合計100個近く。オリジナリティあふれる“NEWS仕様”の衣装でフィナーレを駆け抜けた。この衣装を含むすべての衣装を2010年以降、NEWSのコンサート衣装の多くを手がける増田さんが全面プロデュースしている。

「We are Team NEWS」ではメンバーも驚きのサプライズ演出が用意され、ライヴスタッフが本ステージに大集結。総勢50人ほどでダンスを踊ったあと、モニターに「ツアー完走おめでとう!」というメッセージが表示された。「あんなスタッフ全員で『We are Team NEWS』超楽しいね」という小山さんに、加藤さんも「めっちゃ笑顔だったみんな」と続く。次の曲の準備のためセンターステージに移動した小山さん&加藤さんだが、一方なかなか本ステージから動けずにいる増田さん。2人が「こっちへ来い!」と息ぴったりで合図を送るもなかなか動けず、そこにファンが「頑張れ〜!」と応戦する形で、増田さんを呼び寄せることに成功。そして「SUMMER TIME」「フルスイング」と愛され続ける名曲を立て続けに披露し、最後の挨拶へ。

「皆さんの笑顔がステージの上からたくさん見られて、本当に幸せな時間でした。ありがとう」と優しい表情で話した小山さん。そして今日の日までいろいろと頑張ってきたファンを労い、「お疲れ様! 自分に拍手を!」と声をかけ、「これからもNEWSに寄りかかって生きていってください。NEWSとともに生きていきましょう」と温かいメッセージを送った。

「ただいまご紹介に預かりました、僕が日本を代表するアイドル・増田貴久です」と登場した増田さん。NEWSの音楽が大好きだと話し、「自分で歌いながら、自分の応援歌としてNEWSの歌を歌っているときがあります」とコメント。「これから大変なことがあったりするのか、楽しいことがあるのかわからないですが、どんなときにでも少しでもみんなの何かになれる曲や活動ができていればいいなと思っています」とまっすぐに伝えた。

「皆さん、NEWSはどうでしたか? NEWSかっこよかったでしょ? NEWS最高でしょ? NEWSイケてるでしょ? NEWSが1番でしょ? 俺もそう思う!」と勢いよく言った加藤さん。そして恒例となったファン待望の“労働勤労コール”を。「このコールをすることによって、現実に引き戻されるというネガティブな意見もときどきあります。ですが、それでも励まされる人がたくさんいると思って、僕はあえて、皆がきっとご所望の例のコールをします。たくさん楽しいことをするために僕たちは働くんです。行きますよ!」と言い、「労働! 勤労!」とコール&レスポンスを繰り返した。

ラストの曲は「日出づる処」。3人の魂のこもった歌声が本ツアーの有終の美を飾った。全27曲、NEWSが作り上げた“日本の旅”は、彩り豊かで風情があり、観た人の心を温かくする素晴らしいものであった。

【セットリスト】
<こんにちは -Interlude->(映像)
オープニング映像
M01. JAPANEWS
M02. ROOOTS
M03. NEWSニッポン
M04. BLUE
M05. チャンカパーナ
M06. FIREWORKS
<旅の手引き 第1章『日本の魅力』>(映像)
M07.JANGARA
M08. カランコロン(小山慶一郎ソロ)
M09. origami
M10. バタフライ
M11. さくらガール(A cappella version)
M12. Cherry Blossom Girl
M13. Distance
M14. おもちですか!
<MC>
- BAND INTER-
M15. almond(加藤シゲアキソロ)
M16. kawaii(増田貴久ソロ)
<旅の手引き 第2章『日本の音楽』>(映像)
M17. 鳴神舞
M18. うらめしや
M19. ギフテッド
M20. Sweet Martini
M21. バンビーナ
<旅の手引き 第3章『日本の人々』>(映像)
M22. U R not alone
M23. weeeek
M24. We are Team NEWS
M25. SUMMER TIME
M26. フルスイング
<挨拶>
M27. 日出づる処

PHOTO=尾藤能暢

TEXT=所優里

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