宿泊するには敷居が高いラグジュアリーホテル。自然派ラグジュアリーリゾートとして展開する「シックスセンシズ京都」では、サステナビリティ、ウェルネス、美食に特化した特別な体験を宿泊客以外にも提供している。上質な空間で心に響く1日を過ごしたい。(ライター/和多亜希)
毎月6日が狙い目。ヒーリングセッションで心身を癒やす
シックスセンシズ京都では毎月6日、宿泊客以外も参加可能なウェルネスアクティビティを開催。これまでにも「セルフケアのためのヨガと呼吸のレッスン」や「秋の養生~温活ヨガ~」をはじめ、満月の特別イベントとして「カカオセレモニー&サウンドヒーリング」、近くの森へ出かけるフィールドワーク「森林浴」など、五感を目覚めさせてくれるプランを提供してきた。
2025年1月は、チャンティング(声)とムドラ(手の形)を使って体中に広がる響きに集中するヨガセラピー「音のヨガ&ヒーリング」を開催。簡単なヨガの動きで身体を解した後に、内外から受ける音の振動で「気」を流し、体を深く癒やしていく。ストレス発散はもちろん、ホルモンや感情のバランスを整え、心身を浄化し、枯渇したエネルギーを満たしてくれるという。レッスンの後には「Café Sekki」で特製ドリンクと、スパ内のサウナと温浴施設が利用可能という夢のような内容。
ワークショップも体験できる、暦アフタヌーンティー
二十四節気に合わせてメニュー展開する暦アフタヌーンティーは、旬の食材を生かしたメニューが魅力。各々の節気からインスピレーションを得、ホームメイドの発酵素材やホテル内で栽培するハーブなどを取り入れながら、グルテンフリーで体に優しいメニューを提供する。随所にサステナブルやウエルネスが感じられると共に、日本の食文化の豊かさや京都の滋味溢れる伝統の味に心満たされるはずだ。
ワークショップも含めた体験型の「暦アフタヌーンティー ~A Holistic Journey~」パッケージは、よりホテルの真髄に迫ることができる。天然由来の材料を用いたサステナブルなワークショップは、ホテルのスパ内にある「アルケミーバー」にて制作。アフタヌーンティーと同様に二十四節気を反映したハーブや麹を使用し、ボディケアのためのハーブボール作りにチャレンジ。作った作品は持ち帰り、自宅でもウエルネスを感じられる。
とことんサステナブルにこだわる、京の滋味
自然素材に満ちた清々しい空気漂う「オールデイダイニングSekki(節気)」でいただけるのは、二十四節気を現代的に解釈したイノベーティブなメニュー。地産地消をベースに京都伏見と大原の無農薬栽培農家の野菜を中心に、厳選された肉や魚介類を可能な限り160キロ圏内で調達。炭で焼いて風味を際立たせたり、ユズの皮を削って食したりなど、ウエルネスに特化したその季節ならではの味を堪能できる。
オーガニックのみで栽培し、ボトルの選別から輸送に至るまで環境への負荷を徹底的に減らすサスティナブルな取り組みで業界をリードする「メゾン・テルモン」のシャンパンも用意されている。爽やかさと軽やかさ、バランスの良さで誰でも飲みやすく、長い余韻が続くシャンパンを食事と共にいただきたい。