JR大阪駅北側に「グラングリーン大阪」が先行まちびらき開業。街の中心にある4.5haの「うめきた公園」はターミナル駅直結の都市型公園としては世界最大級という。まだ全面オープンとはいかないけれど、ビル群の中でのどかな里山を感じられる。(ライター/和多亜希)
公園は都市的なサウスパーク、自然豊かなノースパークで構成
9月に全面オープンとなったサウスパーク。噴水のある広大な芝生広場、80種類程の花々が四季ごとに楽しめる色彩ガーデン、道路脇に整列するように立ち並ぶ銀杏並木と、どこを歩いても美しい情景を堪能できる。ノースパーク全体のオープンはまだ先だけれど、いずれ「ひらめきの道」という名の立体の歩行者デッキで南北がつながるという。
日本の植物を中心にセレクト。そのためかどこか郷愁を誘う
関西の里山の樹木を持ちこんで季節感を演出したというだけに、松林をはじめ日本で古くから親しまれている植物で溢れている。色彩ガーデンではシーズンになるとツツジ、シャクナゲ、アジサイなどが彩りのアクセントとして咲き誇り、3mの高低差をつけた丘の上にはコナラ、クヌギ、シラカシといったドングリのなる木が秋に実を付けるなど、里山の光景そのもの。それぞれの植物にQRコードがついた樹木札が付いているので、気になるものがあればチェックしたい。
公園内はアートも見どころのひとつ
国際的なアーティスト3名による大型彫刻がパブリックアートとして公園内に設置。白大理石、ステンレス、セラミックという三者三様の素材を使ったオブジェはどれも見て楽しく、触ることもモノによっては座ることもできる。
カフェはやっぱり自然が感じられるテラス席が一等席?
サウスパークにはオーガニック食材など体に優しいメニューを提案する「TALKS cafe & bar」、スペシャルティコーヒーや中国茶、進化系ドリンクを楽しめる「Chillpple」、ナチュラルワインを中心にお酒に合うメニューを豊富に揃えたカフェ&バル「SIK eatery」、予約限定でアフタヌーンティーを楽しめるレストラン「THE JACKSON GARDEN」がある他、ノースパークには安藤忠雄氏が設計、監修したVS.(ヴィエス)内に「LOHE」というスペシャルティコーヒーとコーヒーカクテル専門店がオープン。
グラングリーン大阪 うめきた公園
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